【D灰】1万Hit記念
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〜13時半〜
隣りに座り、世間話を楽しむ2人。
『ユウ、また身長伸びた?』
神田「あ?知らねぇよ。あんま気にしてねぇからな」
会わなかったのは数日だが、お互い忙しい日も多く、ゆっくり面と向かって話せるのは久しぶりだった。
『ラビとユウだったらどっちが大きいの?』
ラビも意外と身長は高めだ。ぱっと見2人の身長は変わらないように見える。
神田「・・・俺だろ」
『気にしてないって言ったじゃん』
ラビに負けるのは嫌なのか、突然ゴゴゴ、と炎を出しながら比較し始める神田。
今度ジョニーにこっそり2人の身長を聞こうと思ったナマエだった。
ピガッ
《ナマエちゃん、聞こえる?コムイだけど》
その時、ナマエのゴーレムから声がする。
返事をすると、任務が入ったから司令室に来てほしいという話だった。
『任務か・・・ユウ、いつものいい?』
神田「ああ」
ナマエは隣に座る神田に身体を預けると、背中に手を回した。神田もナマエを自分の方に寄せ、肩を抱く。
『ごめん、ごめんね』
神田「謝んな」
神田にとって“あの人”が一番。
だから任務の前の数秒だけ、抱きしめ合うことにしていた。
神田は気にしてないと言っているが、ナマエが気後れを感じているのだ。
恋人ではないのだから、と。
神田「途中まで一緒に行く」
『え、あ、ありがと・・・』
2人は並んで司令室に向かって行く。
司令室の前に着くと、神田と別れた。神田は自室に戻ると言って踵を返していった。
司令室では、コムイが書類の山とにらめっこしていた。
声をかけると山から顔を出す。それは疲れ切った顔だった。
コムイ「ナマエちゃん、ごめん。また、手紙が来た」
『まさか』
コムイ「そのまさか。クロス元帥からだよ」
クロスのわがままで、ナマエはよく呼び出されていた。
しかも一度呼び出されるとしばらく帰って来られない。
『近場にいるといいなぁ・・・』
クロスは手紙に自分の居場所を書かない。
指定された場所に行くと、クロスの愛人やクロスと仲の良いサポーターが出迎え、たらい回しのように転々と移動してやっと会える。
『行ってきまーす』
コムイ「気をつけてね。できれば、教団に連絡してって元帥に伝えてほしい。できれば」
きっと無理なのだろうが、一応言っておくようだ。
コムイの顔には「どうせバックレる」と書いてあった。
『一応言ってみるね』
そう言って司令室を出て、旅支度をするべく自室へ戻ろうとすると、神田がいた。
どうやら待っていてくれたようだ。2人で部屋に入り、話をしながら準備を進める。
『クロス元帥のとこに行かなきゃいけなくなっちゃった』
神田「またか」
神田は露骨にイヤな顔をする。
過保護なティエドールと同じくらいクロスのことが気に入らないらしい。
『頑固なお父さんみたいなものだから許してよ』
神田「フン・・・」
〜16時〜
『行ってきます』
神田「まぁ、あの元帥んとこ行くだけだから心配はしてねぇけどよ、死ぬな」
『うん』
再度数秒の抱擁を交わし、別れた。
1週間後
『元帥っ、アレン!』
意外と近場にいたクロスに驚いたが、無事に辿り着けたことを嬉しく思っていた。
クロス「来たか」
『今回は近場で助かりました』
クロスは笑みを浮かべ、アレンはゲッソリしながらも安堵の表情でナマエを見た。
『アレン大丈夫?任務とか鍛錬厳しい?』
アレ「あ、い、いえ!大丈夫ですっ」
毎日夜遅くまで賭場で資金集めをしているとは言えず(クロスに言うなと言われており)、引きつった笑みで返事をしていた。
『で、今回は何の任務ですか?』
クロス「俺と呑め」
『は?』
クロス「他にも手伝ってもらう任務はいくつもあるが、まずは酒だ。お前と呑まねぇとやる気が出ねぇ」
アレンには宿に残るようクロスは言っていたが、さすがにそれはダメだとナマエが怒り一緒に行くことに。
グチグチなにか言っていたが無視を決め込み、アレンとたくさん話しをしながら店へ向かった。
『私とアレンはジュースで。あと、あまり高い酒はダメですよ!』
クロス「わーってるよ」
『あ、そうだ。コムイさんが教団に連絡してって元帥に言ってくれって』
クロス「誰がするか」
ですよねー、と返事をするナマエと苦笑いを浮かべるアレンだった。
そうして夜は更けていく。
おわり