第13話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
シエ「宴の席です、どうかお2人とも今日はこの辺で」
ジーメンスとアイリーンはシエルの言葉で反省したようだったが、アイリーンの恋人であるグリムズビーは怒りが湧いてきたようでジーメンスに向けてワイングラスを投げた。
それはまっすぐジーメンスに向かっていくが、当たる前にセバスチャンによって止められた。
そしてセバスチャンは既に用意していたグラスタワーにそのワインを注ぎ始める。
セバ「モルドヴァ南東部ブルガリ村の幻のワインでございます。どうぞ皆様お楽しみくださいませ」
ジー「美しい・・・なんだこのツリーは!
それにこの香り、まるで花畑にいるみたいだ」
グレ「いい匂い〜、一杯くれる?」
グレイのその言葉に、ワイワイとワインに群がる客人たち。
シエルとナマエは濡れたまま真ん中にいるのも、と思い隅に避難する。
『ありがとう、シエル』
シエ「ああ」
セバ「大丈夫ですか、坊ちゃん、お嬢様?」
そこへタオルを持ってセバスチャンが現れる。
タオルでシエルとナマエを拭きながら周りの様子を見ていた。
シエ《それにしても、あのお堅い男が、酒が入った途端アレか。あの様子じゃ常習犯なのだろうな》
今までの英語ではなく、フランス語で話すシエル。小言を聞かれたら面倒なのでわからないであろう言語で話していた。
《酒はその人の本性を暴くって言うからね。いつもエロいこと考えてるんじゃない?》
セバ《それでも自戒できないところを見ると、余程の馬鹿か恥知らずのどちらかなんでしょう》
シエ《医者も匙を投げる救いようのない病というやつか》
アーサー「クスッ」
3人が話をしていると、横から笑い声が聞こえてきた。見ると、アーサーが気まずそうにこちらを見ていた。
きっとフランス語がわかるため話の内容を理解したのだろう。
シエルとナマエはアーサーに向け、いたずらっぽい表情で笑いながら人差し指を手に当て「シー・・・」と内緒にしてというアピールをした。
アーサーはその子どもらしい表情に拍子抜けしたのか、ぽかんとしながら頬を赤らめていた。
パーティが始まり数時間が経過した。時刻は11時になるというところだった。
酔いつぶれたジーメンスはソファでいびきをかいて寝ていた。
シエ「ふぁあ・・・」
それを端の椅子から見ていたシエルも欠伸をしていた。いつもであればそろそろ寝る時間だ。
『シエル、私が残るから部屋戻って良いよ』
シエルはナマエにその場を頼むと、ジーメンスを背負ったセバスチャンと一緒に食堂を出た。
残された客人はビリヤードでもしようかという話になり、やりたい人たちで向かうことにした。
グレ「・・・・・」
『グレイ伯爵はどうなさいます?』
お酒を飲みながらシエルたちが出ていったドアを見続けていたグレイに声をかけた。
グレイはパッと笑顔になり、ビリヤードをしようかなと言っている。
『では私も一緒に。劉さんは?』
劉「我はもう少し飲もうかな」
ウッドリーもまだ飲みたいと言っていたため、劉、藍猫、ウッドリーの3人でラウンジへ向かっていった。
ビリヤード室では、準備が整えられていた。
『あれ、アイリーンさんはやらないんですか?』
隅にあるソファに腰掛けているアイリーンを見て、ナマエは隣のソファに座りながら声を掛ける。アイリーンは得意ではないから見ているだけだと言っていた。グリムズビーは得意なようだが、何度教えてもらっても上手くならないと。
『ふふっ、私と一緒です。弟に教えてもらっても全然できないんです』
アイ「あら以外ね。貴族の方は何でもできるのかと」
『そんなわけないですよ。人並みに苦手なことも、苦手な食べ物もありますから』
アイリーンはクスクス笑ってナマエを見ていた。