第12話
夢小説設定
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『いやぁあああああ!!』
シエ「うわぁあああああ!!」
少女の腹部にナイフが突き立てられた瞬間ナマエとシエルが絶叫する。
シエルは嘔吐き、ナマエは頭を抱えてしゃがみ込んだ。
『ごめんなさい、ごめんなさいっ・・・』
シエ「あ・・・あ・・・」
セバ「坊ちゃん、お嬢様、何を恐れることがあるのです」
パニックになる2人に優しく声をかけるセバスチャン。
恐怖に手を伸ばすシエルの手を掴み、抱きかかえると眼帯をシュル・・・と取る。
セバ「貴方はもう檻の外に居るのですよ」
次にしゃがみ込んでいるナマエの顎を優しく掴んで持ち上げ目を合わせると、チョーカーを取った。
セバ「お嬢様も・・・もう貴方を操る人はいません。
さぁ、私のご主人様、私の名前を呼んで」
『セバ、スチャン・・・セバスチャンッ・・・』
シエ「セバスチャン・・・こいつらを殺せぇぇ!!」
シエルが叫んだ瞬間、セバスチャンは医師の腹部に手を突き刺す。倒れ込む医師。あの出血量と傷は即死だろう。
まだ息のあるケルヴィン男爵にもとどめを刺す。ジョーカーはすでに動かなくなっていたためそのままにした。
セバ「終わりましたよ」
ガタガタ震えているナマエに寄り添っているシエルを見て話す。
シエルは儀式の間とナマエの様子と見ると「燃やせ」と伝える。この儀式の間を残したらまた自分たちは過去に囚われ恐怖に怯えなくてはならない。
燃やして灰にしてしまえばもうこの事件で“あの日”に関わることはない。全てを無きモノにしたい。
セバ「ですが坊ちゃん、女王陛下のお手紙から察するに、今回の任務は事件の犯人探しと子どもたちの救出では?」
燃やしてしまったら犯人はもちろん、子どもたちも死んでしまう。それでも良いのかと問う。
シエ「うるさい黙れ!何も残すな!ここにある全てを灰にしろ!下僕(お前)の仕事を忘れたのか!?
命令だっ!!」
シエルはセバスチャンの目を見、強い意志を持って命令した。そうなってしまえばセバスチャンは逆らえない。
セバ「フーーー・・・御意、ご主人様」
セバスチャンはため息をつくと、悪魔の力で近くにあった燭台の火を強くする。天井まで火が上ると2人を抱きかかえ、屋敷の外に出た。
そして屋敷を出ると人影が見えた。
それはジョーカーに現状を伝えに来たドールだった。
ドール「ブラック、スマイル、マリア?
なんでお前らがここに・・・何があったんだよ!?兄貴は・・・」
セバ「お亡くなりになられましたよ」
正直に伝えると、ドールは信じられないという様子でシエルに掴みかかる。
ドール「何言ってんだよブラック!スマイルもなんとか・・・」
バシッ
シエ「僕に気安く触るな!!」
セバ「お嬢様、失礼いたします」
セバスチャンは一度ナマエを腕から下ろした。
ナマエは返事はしなかったが、下ろされたまま自分で立っていたためセバスチャンはナマエの前に出て守ろうとした。
もしドールに攻撃されても後ろにいれば基本的には大丈夫だろうと。そして片手が空くことでセバスチャン自身も攻撃できる。
セバ「私たちは女王陛下の命により追っていたのです。児童連続誘拐犯の行方を」
ドール「!!お前ら本当に警察だったのか!?俺らを捕まえに・・・」
セバ「いいえ、違いますよ。消しに来たのですよ。
女王の番犬、ファントムハイヴとして」
ドールは絶句する。2日間一緒にいたスマイルと話したことは全て嘘だったのかと。
シエ「僕の仕事はひとつだけ・・・女王の憂いを晴らすこと。だから殺した。ケルヴィンもジョーカーも。
僕が殺した」
ドール「うぁあああ!!」
叫びながら崩れ落ちるドール。
しかし次の瞬間には怒りの表情でナイフを取り出しシエルに向かっていく。
ドール「許さねぇ!!スマイルゥ!!」
シエ「セバスチャン」