第12話
夢小説設定
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ストッ
ケルヴィン男爵の屋敷に到着すると、シエルとナマエはセバスチャンの腕から下りて屋敷を見据える。
『中にいそう?』
セバスチャンは行方不明の子どもたちが屋敷の中にいるか気配や匂いで探る。
全員かはわからないが、中にいる人間はみんな無事だということだった。
屋敷の前で話していると、突然ドアが開いた。
「当家へようこそ」
そして出迎えたのは、ジョーカーだった。
ジョー「お待ちしておりました、ファントムハイヴ伯爵、ミス・ナマエ」
ジョーカーに先導され、屋敷の中へ入っていく。
中は真っ暗だったがジョーカーの合図でロウソクが点く。
すると、中はマネキンだらけだった。どれも四肢がもがれバラバラだったり、紐で天井から吊るされていたり、標本のようにされているものもあった。
『・・・・(気持ち悪い)』
ナマエは顔を歪め、不快感を露わにしていた。
セバ「どう致しますか?彼を殺して今すぐ子どもたちを救出しに?」
小声で聞くセバスチャンに、シエルは先にケルヴィン男爵に会い、彼の目的や実状を把握してからだと話す。
それが聞こえていたのか、ジョーカーが笑い出す。
『なに?』
ジョー「人は見かけによらへんってホンマやったんやね。あんさん、そんなちっこい体で芸名が“女王の番犬”で“悪の貴族”か。
難儀やなぁスマイル。マリア。」
シエ「僕の名前はシエル・ファントムハイヴ伯爵だ。使用人が気安く声をかけるな。姉様にもだ」
ジョー「・・・確かに、お貴族様どすな」
クスッと笑った後、真顔になりシエルたちの方を振り返る。晩餐の準備ができているため、この扉の先に入るよう促される。
長机にシエルとナマエが横並びで座る。
すると、キィキィと何か機械のような音がし、ケルヴィン男爵が部屋に入ってきた。
ケル「きっ、来てくれたんだね、ファントムハイヴ伯爵、ミス・ナマエ。
ああ・・・夢みたいだ!君がこんなに近くにいるなんて!・・・こんな姿で会うのは恥ずかしいんだけど」
『・・・?』
ナマエは昔の記憶を辿ってみるが、ケルヴィン男爵の容姿のような人物には会った記憶がなかった。
それもそのはず、ケルヴィン男爵は顔を包帯でぐるぐる巻きにし、左目と口元しか見えていない状態だった。
そして車椅子で移動している。
『貴方がケルヴィン男爵ですか?』
ケル「そうだよ。改まると照れるな。君たちのためにごちそうを用意したんだ」
ジョーカーはシエルとナマエのグラスに飲み物を注ぐ。セバスチャンが毒見をし、問題ないと伝えた。
『別に食べないから毒見しなくて大丈夫』
シエ「ああ。鼠に出された料理などに手を付ける気はない」
それよりも、とシエルたちは料理を運んできている子どもたちを見た。警察に上がっている行方不明の子どもたちよりも人数が多そうだ。
ケルヴィン男爵は嬉しそうに食事を始めている。
シエ「しかし、あの様子は・・・」
ケル「そうだ!!ただ食事をするだけじゃ退屈だよね。
ジョーカー、アレをやっておくれ」
ジョー「し、しかし」
ケル「いいからやってよ」
“アレ”とはなんのことなのだろうか。とケルヴィン男爵とジョーカーの様子を見ていると、ジョーカーは一瞬辛そうな顔をした後、いつものサーカスの司会をする時のような人懐っこい表情になる。
そしてステッキで床を叩くとシエルたちの前にあったステージのカーテンが開いた。