第11話
夢小説設定
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『こんばんはー・・・』
救護室に恐る恐る入ると、そこには医師がいてナマエに気づくと笑顔で手を振っていた。
医師「やぁ、本格的に入団が決まったんだね。芸名はマリアなんだって?良い名前をもらったね」
『まだ見習いの私にはもったいない名前ですけどね』
医師「ははっ、そんなことないよ。君みたいな可愛い子が救護室にいると痛みも吹き飛びそうだよ。
マリア目当てに怪我する人が増えないことを祈らないと」
ははは、と苦笑いを浮かべた。
治療のための備品などの説明を受け、患者を待った。
「すんませーん、肘擦りむいちゃって」
患者がやってきた。練習中に転倒して肘をぶつけたとのこと。
医師「マリア、できる?」
『あ、はい。指示いただければ』
ナマエは医師の指示を仰ぎ治療していく。洗浄、消毒、ガーゼを貼る・・・手際良く行うナマエに、医師も感心していた。
「ありがとうございました!」
患者がお礼を述べてテントを出ていくと医師はナマエに向き直る。
医師「器用なんだね。小さい外傷くらいだったらもう任せちゃおうかな」
『はい!是非!』
好意を持たれることに越したことはない。役に立てると思わせ油断させようと思っていた。
医師「あ、マリア、タオルが少なくなってきたからリネンテントから持ってきてもらえるかい?」
『はーい』
これはチャンスだ。シエルたちと顔を合わせるもしくは周りを見回すチャンス。
行ってきますと声をかけ、救護室を出た。
『・・・・・』
タオルはすぐに見つけられた。そのため少し出歩くことに。
シエルたちはどこだろう、とキョロキョロしながら歩いていると一際大きなテントを見つけた。きっとあそこが練習するテントなのだろう。そちらの方へ向かうことにした。
『・・・え、あれ』
そのテントの裏に3人の人影が見えた。2人はセバスチャンとシエル。そしてもう1人は
『死神?』
歩きながら呟くと気づいたようで3人がナマエの方を向いた。
シエ「姉様」
『なに?どういう状況?』
なぜ死神がいるのか聞くと、近々この近辺で大量の魂を審査するという。なにか事件や事故が起こるということなのだろう。
『ふーん。まぁ、お互いに邪魔しないことが大事だね。くれぐれも喧嘩とかしないように。くれぐれもね』
シエル、セバスチャン、ウィリアムの険悪な雰囲気を感じ取り、お互いの仕事に支障が出ないために喧嘩をするなと釘を差しておいた。
『じゃあ怪しまれたらやだから私も戻るね』
シエ「ああ」
救護室に戻ると少し遅かったことを心配されたが、迷ってしまったと言い訳すると納得していた。
医師「さて、そろそろ公演と練習時間が終わる頃だから、怪我した人が続々来るよ。それを捌いたら今日は仕事終わりかな」
『はーい』
思ったほど患者は来なかった。来ても大きな怪我をした人はおらず、ガーゼや冷却等でなんとかなる人が多かった。
医師「ふぅー、お疲れ様。助かるねやっぱり」
『先生のわかりやすい指示のおかげです』
医師「じゃあまた明日もよろしく」
ナマエはテントに向かうことにした。
自分一人の空間。セバスチャンを呼ぶことも可能かもしれないが、初日は大人しくしておこう。