第8話
夢小説設定
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2日後
屋敷の前には様々なスパイスが入っている袋がいくつも届いた。早速カリーを試しに作ってみることに。
セバ「では、完成まで少々お待ち下さい」
ソーマは英国人が大量のスパイスを使いこなせるのかと心配していた。しかし、シエルは欠伸をしながら呑気に昼寝でもしてくるかと言っている。
2時間後
みんなでトランプをして遊んでいると最初のカリーが運ばれてきた。
ソーマ「もうできたのか!?あれからまだ2時間くらいしか・・・」
セバ「2時間もかかってしまいました。お待たせして申し訳ありません」
申し訳なさそうに話すセバスチャン。
ソーマは2時間で何をしたのだと驚愕していた。カリーの匂いがアグニのものとそっくりだったようだ。
セバ「簡単なことです。ただ全てのスパイスを味見しただけですよ」
そのうえで先日アグニが朝食に作ったカリーの匂いに近づけたと話す。人間離れしたセバスチャンの話に驚くばかりだった。
一口食べてみる。
『美味しいよ?』
劉「美咆!!」
ナマエと劉は美味しいとセバスチャンに言うが、ソーマの顔は今一つのようだった。
香りは良いが味が全然違う、と。
セバ「では、香りを似せたもので別の味になるように試してみましょう。坊ちゃんとお嬢様はお勉強してお待ち下さい」
シエ「チッ」
『お腹いっぱいで眠くなりそう』
シエルとナマエは少食だ。これ以上食べられないため試食の手伝いはできないだろう。セバスチャンはカリー作りに専念するが、しっかり勉強するようにと念を押された。
カリーを作るだけで数時間かかるため、シエルと勉強をしたり息抜きに遊んだりして過ごした。
シエ「・・・遊ぶのにも飽きたな。様子を見てくるか」
『セバスチャンの?』
シエ「ああ。ついでにおやつもリクエストしてくる」
劉「我も一緒に行こうかな」
3人は厨房へ向かうことにした。
厨房では、たくさんの種類のカリーを作り試食していたようだ。しかし、最高のカリーが出来たという雰囲気ではない。
シエ「苦戦しているようだな」
『どう?どんな感じ?』
シエルとナマエが厨房に顔を出すと、「こんな所へ来てはいけない」と言われる。
シエ「大会まであと3日か。せいぜい頑張って研究するんだな」
シエルは含みを込めた言い方をする。セバスチャンもそれに気づいたようでシエルを軽く睨んでいた。
『(うわぁ、火花が見えそう・・・)』
シエ「ああそうだ、今日のおやつはガトーショコラがいい。後で持ってきてくれ。行こう、姉様」
シエルは笑顔でそう言うとナマエとともに厨房を後にする。フッと、セバスチャンに対する不敵な笑みも忘れず。
劉「おやおや、伯爵はまるで執事くんに負けてほしいみたいな口ぶりだね」
シエ「まさか。だが、ロイヤル・ワラントを取るよりも、あの執事が負ける姿を見るほうがよっぽど楽しいと思わないか?」
キラキラした笑顔で話すシエル。劉は「いじめっ子だー」なんて言っている。
『お姉ちゃんはそんなふうに育てた覚えは無いんだけどね・・・』
その頃厨房では、シエルの煽りに乗り絶対に負けたくないと意気込むセバスチャンが、使用人たちやソーマにカリーの試作品を食べさせ続けたとか。