第8話
夢小説設定
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『2人が夜外に出てったの?』
翌日、シエルとナマエ、劉は談話室で話をしていた。
昨夜シエルがトランプをしようとソーマの所に行ったら夜は用があるからと外出したらしい。
そして今朝届いた新聞には“怪事件またしても!”とあった。
もしかしたら2人が事件を起こしているのではないかという話になる。
シエ「だが、奴らに事件を起こすメリットが見当たらん」
無差別に英国人を襲うほど怨恨があるわけでもないし、女性を探していると言っていた。
しかもシエルの前で外出することを言っていたらしい。
そんな疑われるリスクを負うのだろうか。
劉「じゃさー、手っ取り早く、夜付いてっちゃえばいいじゃない」
夜
ソーマ「じゃあ俺達は出かけるからな。さっさと寝ろよ、チビシエル、ナマエ!」
シエ「ムカッ」
『私もかなり年下扱いされてる?』
苛立ちを覚えながらも作戦通り2人についていくことにした。
外はかなり寒い。暖かい格好をしながら。
劉「2人ともモコモコで可愛いね」
シエ「うるさい、寒いんだ」
『2人は寒くないの?』
劉は一枚多く着ているようだが、いつもとあまり変わらない。セバスチャンはいつもの燕尾服。寒くないのだろうかと思っていた。
2人は“全然”と余裕そうに答えていた。
ソーマたちの様子をこっそり見ているが、怪しい動きは無くただ例のミーナを探してパブやクラブで聞き込みをしていた。
『怪しくはないね』
シエ「ああ、不思議な行動はしていない」
セバスチャンが時計を見ると午前1時。2人は屋敷に向かって歩いているようだった。
シエルたちも一度屋敷に戻り、怪しまれないようにする。
そしてソーマも寝入った午前2時45分
パタン・・・屋敷の玄関からアグニが出ていく。
それを屋根の上から見ていたセバスチャン。
シエルたちの待つ部屋に入り、アグニが動いたことを伝えた。シエルたちは後を追おうと話をしようとする。
すると寝ていたはずのソーマがやってきて、自分も一緒に行きたいと話す。
アグニが時々夜中に外に出ていることは知っており、何をしているのかが知りたいと言っていたため、一緒にアグニを追うことにした。
アグニを追い、向かった先はとある屋敷だった。
シエ「ここは、確か・・・」
『前に来たことあるね』
ソーマ「誰の家なんだ、ここは」
シエ「ここは輸入品を手広く扱ってる、ハロルド・ウエスト=ジェブの屋敷だ。表の仕事で一度あったことがあるが、肩書主義でいけ好かない男だ」
ウエストは主にインドから香辛料や紅茶葉を輸入しており、雑貨店とコーヒーハウスを経営しているようだ。
セバスチャンがミーナの件で調べた資料にもウエストの名前が載っていた。ウエストの会社も逆さ吊りの被害に遭っているが、代表者であるウエストは“たまたま”不在だったため被害を免れたらしい。
『たまたま、ね』
シエ「仕方ない、行ってみるか」
セバ「御意」
ダンッ
目の前には高い塀があった。しかし、セバスチャンはシエルとナマエを担ぎ上げ楽々と飛び越える。この方が早いと。
すると、物音を聞きつけて番犬がやってくる。いかにも凶暴そうな見た目の犬だったが、セバスチャンが睨みを効かせると怯えて後退っていた。
悪魔の睨みは動物には効果覿面なのだろう。
セバ「クス、ウエスト様は臆病な番犬を飼っておいでですね」
『犬には厳しいの?』
もし敵の陣地に猫がいたらどうするのだろうと気になった。
セバ「猫でしたらこんな真似はできませんよ」
セバスチャンに勝つには番猫が必要か、と考えていたら劉がシエルとナマエを呼ぶ。
門番を倒して鍵を奪ったようだ。
流石はマフィアの幹部なだけある。本人は中国四千年の技だと言っていた。
早速屋敷の中に入り、アグニを探すことに。
入口までの警備しかいなかったようで、屋敷に入ると薄暗く静かだった。
セバ「2階から声が聞こえます。行ってみましょう」
2階のとある部屋から声が漏れていた。全員で扉に近づき聞き耳を立てた。
声の主は、屋敷の主であるウエストとアグニだった。
ウエストが何か計画がうまく行っているというような話をしていると、アグニの声がする。
アグニ「俺が計画通りこの計画をやり遂げられたら、ミーナは・・・」
「「『!』」」
“ミーナ”という言葉に目を見開く一同。
しかしソーマだけは黙っていられず、部屋に飛び込んでしまった。
ソーマ「ミーナだと!?」
シエ「馬っ・・・」
シエルがソーマの行動に声を漏らしそうになるが、ウエストに顔が知られているシエルたちがいることがバレたら面倒なことになるためセバスチャンに制される。
今はソーマに任せ様子を見ることにした。
案の定部屋の中からは言い合う声が聞こえてきてため息をつく。
今、アグニはウエストの言いなりになっているようだ。ソーマの命令を聞かずに歯を食いしばっている。
『逆さ吊りの事件にウエストが絡んでるのは間違いないね』
劉「表の事件ってことは、伯爵の管轄外だね。市警に知らせるのも面倒だし、ここでボコって帰っちゃわない?」
ヒソヒソこれからの出方について話をする隠れている一同。シエルは、考えがあるから今はソーマを連れて引き上げると言っていた。
劉「でも君たちは面が割れてるんだよね?」
セバ「お任せください、私に良い案がございます」