第6話
夢小説設定
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シエ「お久しぶりにお目にかかります、ミッドフォード侯爵夫人。今日もまた予定よりお早いご到着で・・・」
ヨレヨレの格好でフランシスに挨拶をするシエル。
フランシスからは当然寝起きの顔だとバレている。
リジ「やーん、寝起きのシエルも可愛い!」
エリザベスはシエルに抱きつくが、母であるフランシスからレディの礼節をわきまえなさいとお叱りの声が飛ぶ。
リジ「ご、ごめんなさいお母様!!」
『ふふっ、相変わらずで安心しました』
フラ「・・・・」
フランシスはナマエを見る。上から下までじっくり。
それはレディとして良いのだろうか、と思っていると
フラ「ナマエもファントムハイヴ伯爵の手助けをすると決めたなら弟のフォローもしてやらないといけないよ」
ちゃんと弟の躾もしろということだろうか。
取り敢えず見た目はクリアしたようで良かったと思うナマエだった。
次にフランシスはセバスチャンを見た。
セバ「お久しぶりにお目にかかります、侯爵夫人、エリザベス様」
そう言っている間も穴が開くほどじーーっとセバスチャンの顔を険しい顔で見続ける。
セバスチャンは自分の顔に何かがついているのかとタジタジになりながら伺う。
フラ「相変わらずいやらしい顔だな、お前は!」
シエ「プッ」
『ふふっ』
唖然とするセバスチャンを笑うシエルとナマエ。生まれつきこの顔だと言うセバスチャンの前髪をガッと掴み「男のくせにダラダラ前髪を伸ばして鬱陶しい」と言われていた。
数分後、セバスチャンはオールバックに、シエルは七三分けと額を出すスタイルに変えられていた。
リジ「あんまり可愛くない」
『ね』
ギラッとフランシスに睨まれたため、エリザベスとナマエは押し黙った。
フランシスは、前ファントムハイヴ伯爵の妹で規律に厳しく惰性と欲を嫌う女性。
フェンシングが強く、フェンシングの大会でミッドフォード侯爵と出会ったようだ。
フラ「抜き打ちで来てみれば当主はダラダラ、執事はいやらしい。
お前は我が娘を嫁る男だ。今日という今日はお前を鍛え直してやる!」
まずは屋敷内のチェックだと言うフランシス。
シエルとナマエは、流石に屋敷内の整備まで頭になかったようで、セバスチャンに大丈夫なのか聞いていた。
セバ「おまかせください、昨日のうちに全て完璧に整えてございます。
まず中庭からご案内致します。今年はドイツから取り寄せた冬薔薇が大変美しく・・・」
シエルたちに小さく安心させるように話すと、フランシスに向け中庭を見せたいと伝える。
説明をしながら中庭に繋がる扉を開ける。
しかし、少しだけ開けて見えたものは、フィニが冬薔薇を全て刈り取っている姿だった。
パタム、とフランシスに見られる前に扉を締め、やはり見ていただきたいのはリビングだと話す。
シエ「何かあったな・・・」
『・・・フィニかな?』
汗を流すシエルとナマエ。
不満そうにするフランシスに、ペラペラとそれらしい言い訳をしながらリビングへ招いた。
リビングは最近模様替えをした。ナマエもそのリビングは気に入っているから見てもらいたかった、のだが
ガチャ
パリーーン!ガシャーン!
「ああぁあ」
バタム。
セバ「間違えました、やはり温室でお茶に致しましょう」
フラ「何故だ?リビングを見に来たのだろう?」
またしても移動するというセバスチャンに先程よりも不満そうな顔をしている。
フランシスもエリザベスも窮屈な馬車の中で大変だっただろうと労うように言い訳をして温室へ案内した。
温室の前につくと、キッチンから爆発が起こる。
爆発によって、紅茶に使いたかったオレンジが吹き飛んでいた。
セバ「・・・・・」
困り果て沈黙するセバスチャン。
フラ「また間違えたのか?優柔不断な男だな!」
セバ「申し訳ありません、私としたことが・・・」
セバスチャンは侯爵夫人に見てもらいたいものがあると話す。御婦人を案内する場所ではないが、と言うと馬屋を見せたいと話し、そちらへ向かった。
『私もあまり来たことないなぁ』
馬屋には黒いきれいな馬がいた。
狩りをしたりするのに使う馬なのだろう。
フラ「シエル、これから私と狩りに出ないか?」
シエ「叔母様とですか?」
フランシスは、自分の娘の夫になる男がどれほどの男かを見たいと言う。
フラ「それとも、少女のように華奢なファントムハイヴ伯爵には“狩猟”はキツすぎるか?」
煽るように話すフランシスにムッとしてその勝負を受け入れることにした。