第4話
夢小説設定
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シエ「姉様、1人でも?」
『え?あ、うん、大丈夫だよ、おやすみシエル』
ヘラっと笑うナマエを見て心配になるシエル。
しかし、ナマエの部屋の方が手前にあったためナマエは先に部屋に入って行ってしまい何も言えなかった。
パタン・・・
部屋に入ったナマエは、すぐにベッドに横になる。
『・・・・』
頭が痛い、もう寝てしまおう。
きっとシエルはもう少しセバスチャンと話をしたりするだろうが、自分は今限界だ。
目を瞑るとすぐに意識は闇の中に落ちていった。
ーーー
その頃、マダム・レッドは資料をまとめているセバスチャンと話をしていた。
アン「どうしてあの子たちが・・・あの小さい子たちが辛くて冷たいものを背負わなくちゃならないのかしら」
セバ「主人は、ご自分が決められたことは必ず全うされる方。たとえその道のりが長く暗く・・・冷たいものだとしても。
お嬢様も婚約を破棄してまで坊っちゃんに尽くすと決められました。相当な覚悟なのだと思いますよ。
だからこそ私は、お2人の傍でお仕えすると誓ったのです」
マダム・レッドは、シエルとナマエが一番辛い時期に傍にいられなかったと悔いている。
アン「セバスチャン、どこの誰とも知れないアンタに頼むのもおかしいけど、どうかあの子たちの傍を離れないでちょうだい。
道を逸れて迷ってしまうことがないように・・・」
セバ「ええ、必ず。最期までお傍でお護りいたします」
そう言うと、セバスチャンは部屋を出ていき、書類を渡したり調査の報告をしたりするためにシエルの部屋に向かった。
コンコン
ガチャ・・・
セバスチャンがシエルの部屋に入ると、シエルはベッドに横になっていた。
ムクッと起き上がりセバスチャンを見る。
シエ「姉様の部屋には行ったか?」
セバ「・・・いえ。様子を見てきましょうか?」
シエルが頷くと、セバスチャンは踵を返しナマエの部屋に向かう。
コンコン
コンコン
女性の部屋ということもあり、一応多めにノックし、入っても大丈夫か確認する。
2度ノックしても返事も何も無い。
静かに扉を開けて中に入るとベッドが盛り上がっているのが目に入る。
セバ「お嬢様・・・?」
『・・・・』
声をかけても反応がない。そして規則的に上下する布団。
『すー・・・・すー・・・』
近づいて見ると、寝息を立て眠るナマエがいた。
セバスチャンは微笑み、ナマエの顔にかかる髪をそっと耳にかける。
セバ「今だけは、良い夢を・・・・」
『んぅ・・・』
セバ「おっと、いけない・・・・お休みなさいませ」
身じろぐナマエに小さく声をかけ、セバスチャンは静かに部屋を出た。
コンコン
ガチャ・・・
セバスチャンが再度シエルの部屋に入ると、シエルがナマエはどうだったか聞く。
セバ「お休みになられていましたよ。特に魘されている様子もありませんでした」
シエ「そうか」
シエルは自分のために使えるものは“駒”として使うという考え方だ。しかし、姉であるナマエだけは違った。
ナマエは喜んでシエルのためにと“駒”になれるのだろうが、シエルは絶対に姉を犠牲にすることはなかった。
ナマエはシエルに依存していると言っていたが、きっとシエルも姉に依存している。絶対的な存在なのだ。
シエルはホッとしてセバスチャンに容疑者リストを見せてもらった。
やはりドルイット子爵以外に事件に関われる人間はいないという。
やはり調査条件を変えるしかないのかと考えていると、あることに気づいた。
シエ「まさか・・・」
セバ「何度も言っているでしょう、私は嘘はつきませんと」
しかし、自分はただの“駒”にすぎず、すべてを決め選び取るのは主人である。主人が指示したこと以外はしないし意見も出さないという。
シエ「あそこにいた人間には不可能なのだな?」
セバ「ええ、そうです」
シエ「そういうことか・・・貴様・・・」
シエルは悔しそうにセバスチャンを見る。
“人間には”不可能だということだと、今までの調査が全て茶番だったと理解したのだ。
セバスチャンは犯人が人外であることを知りながら、シエルに容疑者となる“人間”を調べるよう伝えられていたからその通りにしたと言う。
はぁー、と深い溜息をつき頭を掻く。
なぜそこまで考えが至らなかったのかと自分を責めるのと同時に、ニコリと厭味たっぷりに笑うセバスチャンに呆れていたのだ。
セバ「さぁ、王手を、ご主人様」