第4話
夢小説設定
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シエルとナマエが2人で並び、ドレスの裾を持ち上げながらドルイット子爵に挨拶をしようとする。
しかし
リジ「あーーっ!いたーー!!」
『見つかった!』
シエ「隠れるぞ」
シエルとナマエは、エリザベスから離れるように歩いていく。少し歩くと、セバスチャンがやってきて、慣れないヒールで歩きにくそうにしているシエルの手を取り先導し始めた。
『あっ・・・』
ナマエは2人についていこうとするが、前に人が現れたことでうまく先に進めずにいた。
リジ「待って、そこのあなた!」
『やば・・・』
エリザベスがナマエに近づいてくる。
シエルやセバスチャンとは離れてしまうが仕方がない。まずはエリザベスを撒くことを優先させることにした。
エリザベスの視界から外れるように動くナマエ。だいぶエリザベスと距離が開き見失ったようだ。
すると、オーケストラの演奏が始まった。
広間がダンスフロアになったのだ。
『シエルッ』
シエルとセバスチャンを探すと、広間の反対側にいるのが見えた。分断されてしまったらしい。
シエルと目が合うと、顎をクイッと動かす。横を見ろと言っているようだったため、そっとシエルが差す方を見る。
『(ドルイット子爵・・・)』
そこにはドルイット子爵がおり、ダンスをしている人たちを見ていた。
この状況に気づいているのであれば、何かあればきっとすぐにセバスチャンがフォローしてくれるだろう。
ナマエは深呼吸を1つし、ドルイット子爵に近づく。
『こんばんは、ドルイット子爵』
ドル「?・・・こんばんは、可愛らしいお嬢さん」
ドルイット子爵はナマエを見ると、ニコッと微笑み挨拶をし返した。
『私、子爵にお会いしたかったんです』
上目遣いで照れたようにドルイット子爵に話しかけるナマエ。ドルイット子爵は、誰と来たのか聞いてきたため、マダム・レッドに連れてきてもらったと話した。
マダム・レッドの姪っ子の友だちだと。
ドル「楽しんでいるかい?」
『ええ、とっても。』
ドルイット子爵は、話しながらナマエを頭から爪先までジロッと見る。その視線に嫌悪感を感じつつも、今はドルイット子爵の悪事を暴くために我慢しなければと仕事モードになる。
『あまり見られると、恥ずかしいです』
ドル「クスッ、初心なんだね」
顔を赤らめながら言うと、ドルイット子爵もノッてきたのかナマエの手を取り、手の甲にキスをする。
『子爵、私の友だちも子爵とお話したいって言ってたんです。子爵と話すのがダンスよりも食事よりも楽しみだって』
ドル「ほう?マダム・レッドの姪っ子さん?」
シエルとセバスチャンの様子を見ると、ダンスをしながらこちらへ向かってきている。シエルも子爵と接触できるように誘導しておいたほうが話を進めやすいだろう。
ダンスをしているシエルを指差し、あれが友だちだと話すと、ドルイット子爵は「ほほう・・・」と呟いていた。
ドルイット子爵の守備範囲の中にしっかり入っているようだ。
『私も子爵と・・・・!?』
ドル「じゃあお友だちが来たら一緒に話そうか。とっても楽しいことも経験させてあげるよ」
『嬉しいっ』
ドルイット子爵はナマエの腰に手を回し、撫でながら耳元で囁いた。
ナマエは鳥肌を立て、震えそうになるのを堪えてシエルを待った。
そこへ、シエルとセバスチャンが到着する。ちょうどダンスの曲も1曲目が終わったようだ。
シエルにうまく行っているという目線を送った。
『子爵・・・』
ドル「ああ」
ドルイット子爵はシエルに拍手を送り、駒鳥のように可愛らしいダンスだったと褒める。
セバ「お嬢様、私は何かお飲み物を」
セバスチャンはそう言うと、警戒されないよう離れた。
ドル「君はこのお嬢さんのお友だちなんだってね。マダム・レッドの姪っ子だとか」
シエ「えぇ。でもアンジェリーナ叔母様にはたくさんパーティに連れてってもらってるから、もうダンスも食事も飽き飽き・・・」
その言葉にドルイット子爵はニヤリと笑みを浮かべる。
ドル「わがままなお姫様たちだ」
『もっと楽しいこと、してくれるんですよね?』
目を輝かせながらナマエがドルイット子爵を見る。
ドル「君たちにはまだ早いかもしれないよ?」
ふと視線を感じそちらを見ると、エリザベスがこちらを見ていた。広間では2曲目が始まったためこちらに来ることはできないが、ダンスが終わると同時にこちらに来そうな勢いだ。
『私たちはもう1人前のレディです』
ドル「マダムに内緒にできる?」
ジャーン、と演奏とともにダンスが終わった。
エリザベスが来てしまう、と焦る2人。
ドルイット子爵は未だにもったいぶりながら話している。
そしてエリザベスが動き始める。
シエ「(僕の一生が終わる!!)」