第4話
夢小説設定
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19時
ドルイット子爵邸に到着した一同は、招待客がたくさんいることに驚いていた。
シエ「一度警戒されたら終わりだ、いいか。
遊びに来ているわけじゃない。気を抜くな!」
そう発破をかけるシエルは、ツインテール、ピンクのドレスにいつも眼帯をしていた場所は帽子の飾りで隠している。
そんな可愛らしいシエルを改めて見て、マダム・レッドはシエルを抱きしめた。シエルは恥ずかしそうに「放せ」と言う。
『可愛いね、シエル!』
ナマエも純粋な笑顔で褒めている。
マダム・レッドは今回の設定を確認していた。
アン「劉は私の若い燕役、シエルとナマエは田舎から出てきた私の姪っ子とその友だち役。ちなみにシエルが姪っ子ね。で、セバスチャンがその家庭教師役。グレルはいつも通りだけど」
シエルはまだ女装することに納得がいっていないようでブーブー文句を言っていた。
アン「だから、身なりの良い執事とアンタによく似た姉を連れた隻眼の少年なんて、見る人が見りゃすぐアンタだってバレるわよ」
女装と髪色を変えるのが一番良い変装だと話す。
アン「それにドルイット子爵って、守備範囲バリ広の女好きらしいから、そっちのほうが都合良いって!」
『うぇ・・・そういうタイプ?』
一気に嫌悪感が増した。ここに来る前にナマエが男性に触れられるのがまだ苦手だと話していたこともあり、ポロッと心の声を漏らしてしまった。
しかし、それがシエルには効いたようで駄々をこねるのを止め、子爵邸に入ることになった。
セバ「何かあれば私がフォロー致しますよ。
では、参りましょうか。お嬢様方」
セバスチャンに先導され、屋敷の中に入る。
まずはドルイット子爵を見つけなければならないため、不審がられない程度にキョロキョロしながら歩いていた。
アン「ドルイット子爵ってのはイイ男なのかしら。それによってヤル気に差が出るわー」
シエ「苦しい、服が重い、足が痛い、帰りたい」
『頑張れー』
シエルは、いつもと違う服装に辛さを感じながら歩く。
この格好を婚約者であるエリザベスには見せたくないなと呟いていると、後ろで「そのドレスかわい〜」とエリザベスそっくりの声がした。
シエ「いかん、幻聴ま・・・で・・・」
『似た声の人かな』
シエルとナマエは、エリザベスなどいるはずがないと幻聴、もしくは声が似ている人だと思ったが、どうもおかしい。
「そのヘッドドレスもステキ!」
声も言っている内容もエリザベスそっくりなのだ。
ばっ!!
まさかと思いシエル、ナマエ、セバスチャンの3人は勢い良く振り返る。
そこには、やはりエリザベスがいた。
リジ「ステキなドレスの人がいっぱい!かわいーっ!」
『リ、リジー・・・?』
シエ「セ、セセセ、セバスチャン!」
セバ「坊っ・・・お嬢様、落ち着いてください」
あたふたしながら3人はエリザベスから離れようとする。
しかし、エリザベスの目線はシエルとナマエのドレスに注がれてしまった。
エリザベスの視界から外れるようにテーブルの影に隠れながらマダム・レッドのもとへ向かおうとする。
マダム・レッドもエリザベスと面識がある。何か手を打ってくれるかもしれないと。
『アン叔母様、満喫してるよ』
マダム・レッドを見つけると、たくさんの男に囲まれて笑っていた。
セバ「マズいですね、まさかエリザベス様がいらしてるとは」
いくら変装をしていても、婚約者とその姉の顔を見ればバレてしまう。
ナマエはあまりダメージはないが、シエルが女装しているなどバレたら、ファントムハイヴ家末代までの恥だ。
絶対にバレないよう動かなければと言おうとした時
「ドルイット子爵は今日も美しくていらっしゃるわぁ。プラチナブロンドが金糸のよう!」
ドルイット子爵の話題が聞こえ、そちらを見る。
すると話し声の通り、プラチナブロンドの方までのきれいな髪、甘いマスクの男性がいた。
シエ「あれが・・・ドルイット子爵・・・!」
『まぁ、イケメンだね』
シエ「挨拶するフリして近づくぞ」
セバスチャンは、自分がいては警戒されるからシエルとナマエだけで行ってくるよう伝える。
練習通りにしっかり淑女を演じるように念をおして。