第23話
夢小説設定
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『扉、あったね』
ラビ「助かった・・・」
ラビとナマエは塔の最上階に来ていた。
ロードは消えたが、扉はしっかり残されていた。
ラビ「ナマエはここにいて。3人はオレが引き上げるさ」
『ありがと』
ラビはアレンに、リナリーとチャオジーを抱えて槌の柄に掴まるように伝えた。
3人が槌で登ってくると、ナマエはアレンからリナリーを受け取り、支えて引き上げる。
リナ「ありがとう」
ラビはチャオジーとアレンを急かしながら引き上げている。
無事全員が扉の前まで来ると、イノセンスを発動するアレン。
『アレン?』
アレ「ティキ・ミックとレロを連れてきます」
ラビ「はぁ!?」
アレンの言葉に目を見開く全員。
ラビはアレンの肩を押さえ制止する。
ナマエも制止までは行かなかったが、難しい顔をしていた。
しかし、アレンはティキがもうノアの力もないただの人間になったことを理由に助けに行こうとする。
アレ「それにラビもナマエも見てるでしょう!?
汽車で初めて会った時、彼には人間の友だちがいた!あの人たちは何も知らず彼の帰りを待ってるかもしれない!」
『・・・わかる、わかるけどっ』
元帥の立場であるナマエは何も言えない。
それに、崩壊した方舟の中に、仲間を残してきているのだ。先に仲間をどうにかするために一度扉に誰か入って状況を確認しておきたい。
ラビ「オレは構わない、でも、ノアを助けたことが教団にバレたらお前は・・・」
チャオ「“助ける”?あの男を殺したんじゃなかったんスか?」
チャオジーは憎しみの篭った目をアレンに向けた。
ノアはチャオジーの大切なアニタやマホジャ、仲間を殺したアクマとグルになっているのになぜ助けるのだと。
エクソシストたちはアレンの心情も理解しているため、チャオジーの気持ちに共感することも難しかった。
チャオ「助けるんならアンタも敵だ」
『チャオジー!それ以上はっ・・・』
いくらなんでも、そこまでは言ってはいけない。
今この状況で仲間内でいがみ合うのは得策でもないし、言って良いことといけないことがある。
チャオ「奴らと同じ悪魔ッス!!!」
『!?』
アレ「!!」
ゾクッ
アレ「チャオジッ・・・!!」
何かを感じ取ったアレンはチャオジーを押す。
すると、チャオジーがいた場所から高威力の衝撃波が塔の上に伸びた。
その衝撃波はアレンを直撃する。
『アレン!』
ナマエはイノセンスを出し、次なる衝撃に備えた。
アレンは“神ノ道化”を発動しているため、ダメージは抑えられているはずだ。
そして次の瞬間には下からムカデのようなものが伸び、アレンの身体に絡み付き、力いっぱいアレンの身体を締め付ける。
アレ「ぅぁああぁあ!」
『アレン!!・・っ、扉!』
ナマエは扉に攻撃が当たりそうになっていることに気づく。扉とアレンを守るために剣でムカデを斬ろうとする。
斬撃を飛ばしながらムカデを斬るが、すぐにムカデは再生していく。
そして
ギュルッ
『!?』
剣を持っている手に巻き付くムカデ。
『ぁあ!』
ドガァアア!
ムカデに掴まれ、そのまま下に引きずり降ろされる。
アレンとともにティキやロードと戦った広間に叩きつけられるナマエ。
身体を強く打ち付け、息がうまくできない。
『っぐ・・・かは・・・』
アレ「ナマエ・・・扉が・・・」
アレンは、自分たちの近くにボロボロになった扉があることに絶望する。
そしておぞましい空気を感じ取り、痛む身体を動かしてそちらを向く。
『ティキ、なの・・・』
アレ「ノアの力は・・・破壊したはずだ・・・」
アレンが退魔の剣でノアを破壊したにも関わらず、ティキの首には聖痕があった。
背中からはムカデが蠢き、次はティキに絡みついていく。
ティキは苦しいのか叫び声を上げながら跪いている。