第22話
夢小説設定
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ゴァァアアア!!
リナ「アレンくん!ナマエ!!
ラビやめてっ!炎を止めてーー!!!」
『・・・?』
ナマエとアレンは、炎の蛇に飲まれたにも関わらず、熱くも痛くも無いことに気づいた。
アレ「(この炎は僕らを燃やしてない・・・)」
まさか、と思った。
ロードは“ラビの心が壊れた、死んだ”と言っていたが、死んでいなかったのではないか。
ラビの身体は止まり、目を見開いていた。
きっと思うように身体が動かなくなったのだろう。
ラビ「体ガ・・・勝手ニ、動ク・・・“ラビ”、マサカ・・・」
ラビはグググ、とゆっくり槌を動かしていく。
ラビの夢の世界では、“ラビ”が立ち上がっていた。
神田たちに刺されそうになった時に、自分で自分を刺し、正気を保っていたようだ。
今槌を動かしているのは“ラビ”。
槌をドンと地面につけると、自分の立っている床に“火”の文字が現れる。
ラビ「オレの未熟さのせいさ・・・この落とし前はきっちり付けさせてもらう・・・
火加減無しだ!!!」
『!?』
アレンとナマエを飲み込んでいる蛇とは違う、さらに巨大な蛇がラビの足元から出てくる。
そしてラビとともにロードも飲み込んだ。
『ラビ!!!』
ナマエはイノセンスを出し、自分たちを飲み込んでいる蛇を破壊した。
ナマエは大蛇の方へ向かう。
ラビはまだ大蛇の根元で槌を地面に押し付け続けている。
『ラビッ!!!』
ナマエが大蛇の中に突っ込もうとした時、視界が半分白くなる。見るとアレンのマントで包まれていた。
アレ「僕が炎から守ります!だから、ナマエはラビの手を、槌を!!」
『うん!!』
アレンに抱えられ、マントに包まれながら大蛇に突っ込む。
それでも熱い、でもそんなこと関係ない。
「『ラビィイイ!!』」
全員がラビを呼ぶ。
『絶対、助けるっ!!!』
アレ「ナマエ、ちょっと我慢してくださいね!!」
『いくらでも!!』
ナマエは炎の中、手を伸ばしラビの手を掴む。
ラビの手を掴むと同時に一瞬アレンのマントが広げられ、炎に巻かれる。
しかしすぐに熱さが和らぎ、ラビごとマントに包まれたのだと分かった。後ろにはアレンもいる。
『ラビっ』
ナマエはラビの槌を持っている手を剥がそうとする。
しかし強く握っておりなかなか剥がれない。
アレ「ナマエっ・・・そろそろ・・・」
アレンのマントも限界に近づいてきているようだ。
『っ・・・ラビ!!私の手ぇ握って!!早くっ!!!』
ラビの手がピクッと動き、槌を握る手が緩んだ。今がチャンスと見るとラビの手を槌から剥がした。
そして強く手を握りしめる。もう自分を傷付けないように。
カランッと床に落ちる槌。
炎の大蛇はギギギギ・・・と砂になり、固まっていく。
炎に飲まれたロードは、ラビが夢の中から攻撃したことで戦闘不能になり、焼け焦げた状態で大蛇から出てきた。
ロードが負けたためリナリーたちの結界も解ける。
リナ「3人は・・・・」
リナリーが固まった大蛇を不安そうに見ていると、
パキ、パキキ・・・・バキッ!!!
「「『ぶはっ!!』」」
大蛇の中にいた3人が出てきた。
アレンとラビは喉が焼かれ、息を吸うのも痛いと叫んでいる。ナマエも多少は痛かったが、アレンに守られたおかげでそこまで酷くはなかった。
『げほっ、けほ・・・ラビ、大丈夫・・・?』
ラビ「はぁ・・・はっ・・・はは・・・生ぎでら・・・」
アレ「何が文句あ”るんでずが!!」
ダミ声の2人が言い合っている。
ラビ「無茶ずんなぁ、アレンとナマエは」
アレ「そのセリフのし付けて返してやる、バカラビッ!」
ラビは苦しそうにしながらも、清々しい表情をしていた。
「よくわからないけど、気がついたら火を付けていた」と。
ラビ「じじいにゃ怒られるだろうけど、今は少し、気分がいい・・・」
バキッ!!
突然リナリーがラビをパンチした。
心配をかけた罰として愛の鉄拳が飛んだのだ。