第21話
夢小説設定
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『ん・・・・』
ナマエが目を開けると、宙に浮いていた。
周りには壁ができており、ラビと一緒に入れられている。
『なに?どういう状況?』
横たわった状態から身体を起こし周りを見る。
するとまだサイコロに入ったリナリーとチャオジーが自分と同じように宙に浮いているのが見える。
リナ「ナマエ!!良かった、目が覚めたのね!」
『うん。うわ、ホントに繋がってる』
そういえば、と自分の胸を見る。すると不思議なことに鎖が生え、ラビの胸元に繋がっていた。
グイッと引っ張ってみようとするが全く千切れる気配もない。
ロード「無駄だよぉ、ブックマンも起きないと消えないんだぁ」
『・・・アレンは』
ロード「アレンはあそこ♪」
ロードが指差す方を見ると、ティキの目の前に黒い球体のようなものがあった。
ロードは、今ティキが大気を拒絶して真空を作っているという。アレンは息ができないどころか、肉体が消滅する可能性もあると。
自分たちも巻き込まれる危険性があったから、上に避難したと話していた。
『アレン!』
ロード「だから、邪魔しちゃダメだって」
イノセンスを発動し、壁を壊そうとするが、ロードに邪魔をされた。
尖ったロウソクがナマエに向かってくる。
『あ!やば!』
ナマエは避けようとしたが、今はラビと同じ空間にいる。自分が避けたらラビにロウソクが刺さってしまうだろう。
急いで剣でロウソクを叩き落としていく。
ザクッ
『っ・・・』
しかし、何本も向かってきたうちの1本が肩に刺さってしまった。
『ラビッ・・・』
自分が怪我を負ったことでラビの身体や心にダメージが入ってしまうのではないかと見る。
ロード「自分よりブックマンの心配?優しいねぇ。
でも安心しなよ。作用するのは夢の中での心身のダメージだけだから」
いくらでも怪我できるね、と舌舐めずりをしながら話すロード。
またロウソクを出す。
『ラビッ、早く起きて!』
ラビの無防備な身体を守りながら狭い空間でロウソクをいなし、避けていく。
リナ「ナマエ!!」
リナリーはサイコロの壁をバンバン蹴る。
イノセンスが発動できないため、素足でただ蹴り続けるだけだった。
チャオジーが足が潰れてしまうと静止しようとするが、リナリーはそれでも自分はエクソシストだから戦わなければ、と呟く。
『っあ、ぐ・・・』
リナ「ナマエ!!?」
突然ナマエが胸を押さえて苦しみ出したことに驚くリナリー。ロードは依然ニヤニヤと状況を見ている。
ロード「ブックマンが夢の中で苦しんでるんだよぉ。その痛みが鎖で繋がってるナマエにも現れるのさ♪」
ドドド・・・
『っぁあ!』
ズパァアン
ナマエが苦しんでいても容赦無く浴びせられるロウソク。ナマエは力を振り絞り光の斬撃でロウソクを斬った。
斬撃で落ちなかったロウソクはナマエの身体に刺さる。
ナマエの口元、肩、脚から血が流れた。
『っはぁ、はっ、はぁ・・・』
ロード「ブックマンの心が壊れるのが先か、ナマエの身体がボロボロになるのが先か、それともブックマンにロウソクが刺さって死んじゃうのが先か・・・・楽しみだねぇ♪」
リナ「最低っ」
ロード「キャハハハ!!」
その時、
ビキ・・・
ドン!!
激しい爆発とともに、ティキの真空の球体が壊れた。
そして中から出てきたのは、大きな剣を持った、左腕の無いアレンだった。
『・・・・ア、レン?』
アレ「守って、みせる」
アレンからは強い力と意思が感じられた。
そしてまっすぐティキを見据えると、剣をティキに向けて振り下ろした。
ティキは拒絶する力を応用した盾を腕に付けた。
ティキ「なんでそんなに頑張んだよ」
アレ「あなたたちにだってわかるはずだ」
アレンの強い意思で盾にヒビが入る。
そして
ズバァッ
盾を破壊し、剣がティキの身体を貫いた。
見ていた全員が驚く。
ロードはティキを心配し、リナリーとナマエはアレンが何の躊躇もなくティキを斬ったことに驚いていた。
しかし、ティキからは血も何も出ない。
ティキ「どういうことだ、死なない?」
痛みはあったはずなのに、と困惑していた。
その時、アレンに斬られた場所から白い十字架が現れ、ティキは苦痛に叫び声を上げた。
アレンが斬ったのは、ティキ自身ではなくティキの中の“ノア”だったのだ。
アレンは、イノセンスである“神ノ道化”は、人間を生かし魔を滅する力があるという。
人間もアクマの魂も守りたいというアレンにピッタリだと思う反面、ナマエは危うさも感じていた。
また、1人で背負ってしまうのではないかと。
実際にティキに「お前は甘い、これはただのお前のエゴだ」と言われた時に「その重荷を背負う覚悟は出来ている」と答えていた。
ロード「ティッキ・・・」
ロードはティキを助けに向かおうとする。
しかしティキは手を前に出し、ロードに「来なくていい」と伝えた。
どういうつもりなのだろうか、ティキの本心は誰にも分からず一瞬沈黙が訪れる。
そしてアレンは覚悟を決め、剣を握りしめる。
アレ「この戦争から、退席しろティキ・ミック!!!!」
退魔の剣はティキの腹部に突き刺さる。もちろん身体は傷付いていない。
ティキ「残念だ・・・少年・・・。
悪いな・・・ロード・・・」
途切れ途切れにそう言って倒れたティキの額にはもう聖痕もなく、肌も灰色から人間の肌に戻っていた。
チャオ「や、やったッス!悪魔を!!敵を倒したヒャッホォ!!」
興奮気味に喜びを露わにするチャオジー。
しかし次の瞬間、チャオジーの背中にロウソクが刺さった。
リナ「チャオジー!!」
『っ、浄化の・・・』
ロード「動くな。動いたら全員刺す」
ロードの怒りの篭った声がし、技を出そうとしていたナマエが止まる。
周りを見ると、全員の周りに無数のロウソクが向けられていた。
ロード「ナマエとか“神ノ道化”のアレンはこんなんじゃ死なないだろうけど、それ以外は多分死んじゃうよ?」
ロードは、アレンも大事だが家族も大事だからムカついていると話す。
ロード「アレンの仲間にお仕置きしちゃうんだから。
赤毛の子・・・“ラビ”っていうんだね?あの子の精神は今僕の内にあるんだよ。
そいつの心、メチャクチャにしてやる!
そしたら鎖で繋がれてるナマエも無事じゃ済まないよねぇ!」
アレ「!!?」
アレンは今知ったようだ。ラビとナマエが繋がれていることを。ロードはアレンにも説明をした。ラビが夢の中で心身にダメージを受けると、鎖で繋がっているナマエに響くことを。
アレンは悔しそうな顔をロードに向ける。
ロード「動かないでねアレンもナマエも。僕のロウソクが痛いのは覚えてるでしょ?
あっちの人間や可愛いリナリーが見るも無惨な姿になって欲しくなかったら、“ラビ”が僕に壊されるのをじっと待ってて♪」
『っ、ラビ・・・負けないで』
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