第20話
夢小説設定
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フィオラ「私ももう直死ぬのね・・・だから、その前に・・・」
ブチブチッ
フィオラは両翼を根本から引き千切った。血が出ていても構っていられない。
フィオラ「ナマエを!教団の手の届かない場所へ!!」
フィオラが引き千切った翼に最後の力を振り絞り勢い良く息を吹きかけると、翼はキラキラ光り、消えた。
『この時に・・・日本に飛ばされたんだ・・・お母さんの願いで』
フィオラ「うまくいくかな・・・クロス・・・ナマエを、頼んだわ・・・あの子は自由に・・・」
『お母さん・・・・おかぁさんっ・・・』
キィィイ・・・
フィオラの身体を光が包む。
目を閉じると、アクマたちは一斉に攻撃をした。
『いやぁあああ!!!』
ナマエは顔を手で覆い、悲鳴を上げる。
アクマが攻撃を止めると、母の身体は無かった。
そして母がいたであろう場所に、1つの丸い玉とイノセンスが落ちていた。
身体は無くとも、そこにイノセンスが原型となって落ちていたことで母が亡くなったことは理解できた。
『っお母さん、お父さんっ・・・ぅう・・・うああ・・・』
泣きじゃくるナマエ。
辺りの映像は乱れ、真っ暗な空間になっていた。
母の記憶はここまでなのだろう。
ナマエの視界もどんどん暗くなっていく。
現実の世界へ戻るのか。自分の父母を殺した教団のある世界に。
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『・・・・・』
ロード「起きたぁ?」
ロードは何も映さなくなったナマエの瞳を満足そうに見る。ティキは力が抜けているナマエの身体を抱き起こし、自分の腕に閉じ込めた。
ロード「僕が行った時にはもうイノセンスは消えてて、この“記憶の玉”だけが残ってたんだぁ」
ナマエが“終焉の鍵”だとすでに気づいていた千年伯爵は、世界中のアクマに探させた。
そして日本に飛んだとわかると、教団に見つからないようアクマで囲い育てることにしたようだ。
ティキ「やっぱりあいつらは、偽りの神の使徒だ。
むしろ悪魔はあいつらだろ」
『・・・・・』
ティキ「俺たちの所に来いよ。大切にしてやる」
『・・・・・』
ティキが静かに涙を流すナマエをきつく抱き締める。
人の温かさを感じ、ナマエの手がピクリと動く。
『・・・・教団、なんて、嫌い』
ティキ「ああ。あそこはお前を苦しめる」
ティキは口角を上げながら優しい口調で話す。
『教団・・・怖い』
ティキ「ああ。だから俺らと平和に暮らそうぜ」
ナマエは震える手をティキの背中に回す。
ティキの言葉を受け入れるかのように。
“堕ちた”、とロードもティキも確信したその時
カツン、カツン
ロード「!」
頂上への階段を登ってくる音がする。
ティキは今の状況をエクソシストたちに見せてやろうとニヤリとしていた。
向き的に自分がナマエを抱き締めているところも、ナマエが自分の背中に自ら手を回しているところもよく見える。
タッ・・・
そして誰かの足が見えた。
ロード「アッ、レーーン♡」
アレ「ロード!」
それをアレンだと確信していたロードはアレンに抱きつき、そしてキスをした。
それには後から頂上にやってきたラビたち、そしてティキも衝撃を受けていた。
レロ「んなっ・・・!!?
ロートたまぁあ!エクソシストとちゅーなんてしちゃダメレロ!!」
ラビは呆然としているアレンをゆさゆさ揺すり、正気に戻そうとしている。