第19話
夢小説設定
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ナマエは突然の勧誘に言葉を無くしていた。
ノアとエクソシスト、相容れない関係なのになぜそんなことを言うのだろうか。
驚きを隠せないナマエにククッと笑うと、ティキは話を続けた。
ティキ「何でお前が昔江戸でアクマたちに育てられてたか知ってるか?」
『知らない。天使の力を狙ってるから?』
さっきも伯爵が「迎えに来る」と言っていた。
まず思い浮かぶのは天使が使える力、イノセンスに干渉できる力を狙っているのではないか。
“ハート”を破壊したらイノセンスも全て消えるが、その“ハート”がなかなか見つからない。
そしてその“ハート”よりも先にイノセンスに直接語りかけ、願いを叶えてもらえる力を持った天使を手に入れようと思ったのではないかと考えた。
ティキ「それも正解。現にお前の力は千年公のシナリオにある“終焉”への近道になる。
だが、それだけじゃない」
じゃあ、何なのだという顔をする。
ティキ「お前を黒の教団から守ろうとしてたんだ」
『意味わかんない』
ティキ「うわ即答」
教団から守る?千年伯爵とノアが自分を?
どれだけ考えてもわからなかった。
ティキ「お前、あそこは好きか?」
『っ・・・・“仲間は”好き』
ティキ「はははっ、そうなんだ」
ずっと笑っているティキに、自分の何を知っているのだと苛立つ。
しかしいくら敵だとしても、“教団が”好きとは答えられなかった。それが本心だから。
教団は大好きな仲間を傷つける場所、聖戦に勝つために手段を選ばない人たちもいる所。
そんな場所を好きになどなれなかった。
『だから何?関係ないでしょ』
ティキ「・・・お前は何も知らないんだな。自分が教団に何をされたのか」
『私が?』
昔からの仲間である神田やリナリーのことならわかる。
ずっと教団に縛り付けられ苦しんでいたのだから。
自分はクロスと行動することも多く、教団の闇の部分にはあまり触れてこなかったし、被害も被っていなかったはずだ。
ロード「ホントに知らないんだねぇ」
『それが何?私の動揺を誘って戦えなくなるのを狙ってる?』
さっきからグダグダと訳のわからない話を繰り返されても戦意は喪失しない。
そう思っていたのにー・・・・
ガタ・・・・
『!』
ティキは椅子から立ち上がる。咄嗟にナマエも立ち上がろうとするが、ガッと隣に来ていたロードに肩を押さえつけられる。
ロード「ナマエは座ってなよ」
ティキ「まだ何もしねぇよ。話の続き」
ティキはゆっくりナマエの方に歩いてくる。
コツン、コツンと靴の音が響く。
まぁまぁ顔が良く、スタイルも良いためさらにムカつく。
『そんな怪しげに近づいてきて、説得力あると思う?』
ロード「ティッキーの笑顔ってなんかいやらしいよねぇ」
ティキ「おい」
ティキはナマエの目の前まで来て止まる。
もういい加減内容の無い話はやめにして欲しい。
『伯爵のもとに来てほしいのはわかった。返事はノー。
でもあなたたちが知ってることは教えて。私の、教団の何を知ってるの』
ティキ「ハハッ、不公平じゃね?まぁいいよ。これ聞いたら気が変わると思うし」
『?』
勿体ぶっていないで早く言って欲しい。
本当に心当たりが全く無いのだ。
ロード「本当に何も聞いてないんだね。元帥にまでなったのにねぇ・・・」
元帥になったことは関係がないと言うと、「あるよォ」とロードに反論された。
ロード「可哀想に・・・。
何も知らされず、偽りの神を讃える人間の自己満足のために元帥にさせられて」
『元帥になったのは、別に教団のためじゃない』
まっすぐロードを見ながら答える。
上層部に何度も元帥になってほしいと言われていたが、最終的に決めたのは自分だ。それに教団の勝利のためではない、大切な仲間を守るためだ。
ロード「それが可哀想って言ってるんだよォ」
ロードは依然眉を垂らしながら笑っている。
厭味で可哀想と言っているわけではなさそうだ。