第18話
夢小説設定
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ラビ「ハァッ、ハァッ・・・」
崩壊が弱い場所まで来ると、一度休息を挟むことにした。
日々鍛錬をし鍛えているエクソシストたちでも、この緊張感の中、崩壊を避けつつ走り続けるのは疲労が溜まっていく。
ラビ「逃げ続けられんのも時間の問題だぜ」
クロ「どのみち助からないである」
ティキの勝負に乗るのは罠かもしれないため、あまり気乗りしないが、もう助かる術はそれしかない。
扉に関しては、本当にあるかどうかはさておき、アレン、リナリー、ナマエは既にロードの扉で空間移動できることを知っている。
ティキから受け取った鍵を使って進むことに決めた。
そして問題は誰が鍵を差すか。
敵から受け取ったものだ、何が起こるかわからない。
『私やろっか?』
アレ「いえ、みんなで公平に決めましょ。一応戦闘できるメンバーでですけど」
リナリーとチャオジー以外のエクソシストでじゃんけんで決めることにした。
ラビ「じゃんけんホイ!」
アレ「・・・・・・」
勝負は一瞬でついた。アレンの1人負け。
アレンは自分の手を見てじゃんけんの弱さを憂いていた。
近くの建物の鍵穴に、ロードの鍵を差し込む。
ボンッ
鍵を回した瞬間、ただの扉が蝶や虹、星などの描かれた可愛らしい扉に変化する。
まさかの出来事に驚くエクソシストたち。
扉に入ったら後戻りはできないかもしれない。ゴクリと唾を飲み込む。
アレ「絶対脱出!!です」
アレンは手を伸ばし、円陣を組もうとする。
『もちろん』
ラビ「おいさ」
クロ「である」
リナ「うん」
チャオ「ウッス」
それぞれ返事をすると次々に手を重ねていく。
手を重ねる気がなさそうな神田をみんなで見つめるも、「やるか」と一蹴された。
『じゃあこれで良いでしょ』
ナマエはアレンの上に重ねている手と反対の手で神田の手を握る。
神田「フン・・・」
神田はナマエの手は振りほどかずそのままにしていた。
そしてみんなでもう一度絶対脱出と唱えると、扉を開けて中に入った。
扉の中は月や星、虹で煌く夜の世界だった。
しかし外ではない。
キョロキョロしながら歩いていると、先頭を歩いていた神田が何かに反応し、止まった。
アレ「神田?」
神田「シッ、黙れ・・・・・いるぞ」
奥の岩の前には人影があった。
それは江戸城でラビが戦ったスキンだった。
神田「お前ら先言ってろ」
神田の言葉に一瞬固まるエクソシストたち。
神田は、あのノアはティエドールを狙っていたため何度か会っているという。
リナリーは神田1人を置いていけないと反対するが、神田はお前らのためではなく任務のために斬るのだと話していた。
有無を言わさないと言うように六幻を発動させ、スキンに向けている。
『ユウ、私もっ』
神田「ダメだ」
自分も残ると言おうとしたナマエをピシャリと否定する。
神田「お前は元帥になったんだろ、先を見ろ」
この先にもっと危険なことが待ち受けているかもしれない。その時に戦力が減っては負けてしまうだろうと話す。
ナマエは反論できず俯く。
その時、ズゥゥウンという地響きとともに地面が揺れた。
この空間も方舟の一部で、まだダウンロードされていないだけだと、ダウンロードが終われば消滅するとレロが話す。
『ユウ、やっぱり』
神田「すぐに追いつく、先で待ってろ」
アレ「はいっ!じゃあ僕が一緒に残ります!」
ナマエは大事な戦力だから代わりに自分が残ると手を挙げるアレン。
みんなは次の扉を探して先に進んでいてほしいと伝える。
しかし
アレンが話している途中、殺気が飛んでくる。
スキンからではなく、神田から。
神田「お前と2人なんて冗談じゃねェよ。
俺が殺るっつってんだ」
ギラリと光る刀身をアレンに向けた。
その斬れ味の良さそうな切っ先と鋭い眼光にビックーンと身体が跳ねる。
神田の後ろには般若のような炎が見えた。
神田「とっととうせろ。それともお前らから斬ってやろうか?」
ラビ「えっ、ちょ、鬼が出てるんですけど・・・」
アレ「ほ、本気・・・?」
神田「界蟲一幻!」
苛立ちから、神田はイノセンスを発動した。
アレンたちは神田の攻撃から、悪態をつきつつ必死に逃げる。容赦ない神田に、アレンたちもイライラが募ってきていた。
アレン・ラビ「神田(ユウ)のバカーーー!!!!」
アレン「殺す気か、アホー!!」
チャオ「人でなしっす!!!」
クロ「鬼畜め!」
口々に神田に向かって悪態をつくエクソシストら。特に男たち。
リナリーは神田は不器用だと分かっていてフォローしようとするが、男子陣の怒りは治まらなかった。
「「「もー知らねっ!神田なんか置いてってやるーー!!!」」」
普段であればこんなことを言われたら言い返すかイライラで叩き斬っているところだが、今回はため息をつくだけだった。
ラビたちはため息をつかれ、プンプン怒っているがナマエには“やっと行く気になったか”のため息に思えた。
『・・・ユウ、待ってるからね』
神田「・・・」
ナマエは返事をしない神田にくるっと背を向け、怒りながらズンズン先に進んでいくラビたちについて行った。
リナ「あっ、ナマエ!
神田っ、ナマエは神田のこと心配してるんだからね?わかってる?後でついてきてね、絶対だよ」
リナリーはナマエと神田があまり話さないまま離れたことを気にしていた。
それでも返事をしない神田に、リナリーはムッとして返事しなさいと叫ぶ。
神田は昔から一緒のリナリーにはあまり強く出られず「わかったから早く行け」と返事していた。
その時、ずっと様子を窺っていたスキンが戦闘を始めようと身体の形を変えた。
そして口から雷撃を飛ばす。
神田は雷撃を六幻で斬り、周りに雷撃が散っていった。
ドォォオオン
と壁や岩に雷撃が当たると爆風が辺りを襲う。
『進もう』
アレ「神田っ・・・追いかけてこなかったらぶっとばしますよ!」
先頭にいたチャオジーが新しい建物を見つけたと報告し、みんなでそこへ走る。
扉にあった鍵穴にティキから受け取った鍵を差し込むと扉が開いた。