第17話
夢小説設定
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ラビ「う・・・リナ、リ・・・」
ラビも膝をついてはいるがググ、と身体を持ち上げようと力は入っている。
一番重傷なのはクロウリーとブックマンか、と見ていると
『リナリーは・・・?』
リナリーが見えない。ラビが抱えていたため、近くにいるはずだ。
『あれは・・・』
見回して気づく。ラビの横に結晶のようなものがあったことに。なぜすぐ気づかなかったのか。
すると結晶から声が響いた。
《ラビ・・・・ナマエ・・・》
『リナリーの、イノセンス・・・』
ラビ「また・・・」
神田「おい、何だコレは・・・!」
レベル3と戦闘した後の現象と同じ事が起こっていた。
リナリーが深いダメージを受けるのをイノセンスが結晶化することで守ったのだ。
《神田・・・みんな・・・皆っ・・・皆!》
リナリーは結晶の中から手を伸ばす。
ナマエもそれに答えるように結晶の目の前まで行き、手を付いた。
以前と同じならきっと語りかければ応えてくれるはず。
『リナリー!今“黒い靴”に結晶を解くように言ってみるから!』
《・・・ナマエ・・・・》
そんなリナリーとナマエの様子を見ていた千年伯爵。
伯爵「おかしいですねェ、あのイノセンス・・・♡
あと、ナマエの言ってることも気になりマス♡イノセンスに言ってみる、とは天使の力でしょうカ?♡」
千年伯爵がリナリーとナマエを見ていることに気づいたティエドールは、マリに向かって警告する。
リナリーとナマエが危ないと。
マリ「危険だぞ神田!!!」
マリはすぐに神田にそのことを大声で伝えた。
神田はハッとし六幻を出すと、ティキが向かってきていた。
ティキ「もらうよ、ナマエと彼女」
神田「チッ」
ティキは神田に激しい攻撃を浴びせ、リナリーとナマエから離そうとした。
ラビ「ユウ!」
そしてラビも大柄のノアに襲われ槌の柄で攻撃をガードするも、柄を掴まれながら後ろに押し出されていく。
『ユウ!ラビ!』
ナマエは神田とラビが離れてしまったため、自分がリナリーを守らなければと結晶に背中を向け敵の位置を把握する。
巨大なアクマも近くにいるが、ティエドールがイノセンスである“楽園ノ彫刻(メーカー・オブ・エデン)”で木の巨人のようなものを出して破壊していた。
『!!・・・伯爵っ!』
周りがノアや巨大アクマに集中している隙を狙ってか、千年伯爵が傘に掴まりフワフワと降りてきていた。
『“浄化の剣”!!』
剣に目一杯光を纏わせ伯爵に向かって振る。
光の斬撃は伯爵に向かって真っ直ぐ飛んでいく。
バシュッ
パンッ
『え、いない・・・!』
伯爵の身体は真っ二つになったかと思うと風船のように割れた。
そして
ガッ
『あっ!?』
後ろから剣を持っている右手をギュッと掴まれる。その力の強さに剣を落としてしまった。
ドガッ
『かはっ・・・』
そしてそのまま背負い投げのように地面に叩きつけられた。
いきなりの背中への衝撃に、一瞬息が止まる。
『ぅ・・・』
伯爵に腕を持ち上げられると、目が合う。
伯爵「はじめましテ、ナマエ♡お前はまだ殺しませン、一緒に行きますヨ♡
さて、次はこっちのイノセンスですネ♡」
千年伯爵はナマエを掴んでいるのとは反対の手から黒い球体を出す。先程江戸を平らにしたものを凝縮させたような球体に危険を感じる。
伯爵はリナリーを殺してイノセンスを破壊するつもりだ。
『っ・・・リナリィー!!!』
ナマエも必死に体を動かし手を伸ばすが届かない。
一巻の終わりかと思ったその時、
「こんばんは、伯爵」
空が割れて凛とした声が響き、ナマエの視界が白で覆われた。
『ア、レン・・・』
それは中国で別れたはずのアレンだった。
ティキが会えるかもしれないと言っていたが半信半疑だったため、いざその姿を見ると泣きそうになる。
しかしそんなことを言っている状況ではない。
アレンは伯爵の腕を右手で掴むと、ナマエを掴んでいた手が緩んだ。その隙に左腕でナマエを引き、抱える。
伯爵「こんばんワ♡またお会いしましたネ♡
アァ〜レン・ウォ〜〜カァァアア♡」
伯爵は、ナマエを抱えたままリナリーを守ろうとするアレンを見て口角を上げる。
楽しげに、そして憎らしそうに。
アレ「ナマエ、一度下ろしますね」
アレンは伯爵から少し離れるとナマエを下ろし、伯爵の元へ駆けていく。
『アレンのイノセンス・・・生きてる』
ティキがアレンのイノセンスを破壊したと聞いていた。しかしアレンの姿を見て、イノセンスは生きているとはっきりわかる。
しかしアレンの対アクマ武器以前の姿ではなかった。
全身を覆うマントと、仮面。
進化したのだろうか。
『あ、今のうちに・・・』
リナリーを結晶から出してやらねば。
結晶の状態では無防備すぎる。ノアも伯爵もアクマも、他のエクソシストが引き付けている今なら結晶から出ても守れるだろう。
再度リナリーのイノセンスに手を付け、話し始めた。