第16話
夢小説設定
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江戸城付近まで来ると、アクマが大量に集まっているのが見えた。
城のすぐ近くの建物まで隠れながら進んでいく。
『あそこの中心に伯爵がいる・・・・』
ラビ「ノアも何体かいそうさ」
ふぅ、と息を吐くとナマエはイノセンスを発動させ、作戦会議を始める。
『不意打ち狙いで私の矢とラビの火判。行ける?』
ラビ「勿論さぁ!」
ラビも槌を発動させ、クルクル回している。準備は万端のようだ。
ブック「ナマエ嬢、おぬしも狙われている。なるべく1人にならず、接近戦をするのであればラビやクロウリーとともに戦うのだぞ」
『うん、わかってる』
ここまで来てただ伯爵の手に落ちるなんて無様な姿は見せられない。そこは弁えている。
『じゃあ行くよ』
ラビ「おう!」
『“浄化の弓 第二解放 光の雨”!!』
ラビ「“劫火灰燼 火判”!!」
ドドッ
シュパッ
天に向かって1本の矢と炎の蛇が登っていく。
伯爵「!?」
ノア「なに!?」
ノア「蛇だぜ?」
伯爵とノアは突然出てきた蛇に驚く。
ラビ「喰らえ」
ラビがそう言うと、炎の蛇は城の頂上にいる千年伯爵やノアに向かって口を開けながら飛び付いた。
ドドッ
ノア「ギャハ!千年公が喰われたー!!」
千年伯爵は炎の蛇に飲まれるが、笑っている。
そして蛇の中で手をかざすとバシュッと蛇を破壊した。
伯爵「元帥、の攻撃では無いですネ、この程度ハッ♡
!!?」
ドドドドドドドド
ノア「うおわぁ!??」
ノア「いだだだだ!!」
蛇を破壊した後、傘でフワフワ空中を浮いている伯爵と、レベル3のアクマの上に着地したノアたちに数多の矢が降ってくる。
伯爵が空に手をかざすと、矢の軌道が変わり伯爵には当たらなかった。しかし傘は貫通し伯爵は一度城の屋根に降り立つ。
ノアたちも各々の能力を使用し避けるが、全ては避けきれず身体に傷ができていた。
そしてノアが足場にしたレベル3は全滅。
その様子を、伯爵は口角を上げながら見ていた。
伯爵「この攻撃は苗字ナマエですネ♡やーっと会えましタ♡
ネズミ共も、出て来なサイ♡」
炎の蛇が出た場所を見る伯爵。
屋根から上がる煙が晴れると、エクソシストと伯爵、ノアが対峙した。
ブック「元帥の元へは行かせんぞ、伯爵!!」
伯爵「キャー♡勝ち目があると思ってるんですカー?♡」
クロ「ほう・・・あのフザケた形のデブが伯爵か、ブックマン」
ブック「そうだ」
ラビ「あれが“製造者”」
リナ「あれが・・・私たちの、宿敵」
『私をアクマに育てさせた張本人・・・』
伯爵はチョチョイっと傘の穴を直し、再び空に飛び上がっていた。
静かに伯爵やノアを見据えるエクソシストとは裏腹に、ちょめ助が叫ぶ。
ちょめ助「マジでやり合うつもりだっちょか!??
この大軍にノア様が4人もだっちょよ!!勝ち目はないっちょ!!百パー死ぬ!!」
ラビたちも薄々は気づいている。しかし弱気になっていたら勝てる可能性もなくなる。
ラビ「伯爵(あっち)がすげぇのはわかってら。けど、別に負け戦をするつもりはない」
ちょめ助「ラビ・・・でも・・・こんなの、やっぱり負け戦だっちょよぅ・・・」
城を囲う何百、何千体ものアクマを見ながらちょめ助は小さく呟く。
クロウリーとラビはちょめ助の言葉を否定する。
もしかしたらボロ勝ちするかもしれないと。
そして2人で伯爵に向かって行った。
ノア「!千年公、オレが行く」
突っ込んでくるラビとクロウリーを見て、天然パーマのノアがニヤリと笑い2人に向かって飛び込んでいく。
バチィッ
すれ違いざまにお互いに攻撃を仕掛け、相殺された。
ラビは、立ち向かってきたノアの顔に見覚えがあり、方向転換をして元いた建物の屋根に着地する。
『あのノアは・・・』
ラビ「忘れねぇぞ、そのツラ・・・」
ノアもまた、エクソシストが集まる屋根に降り立った。
ラビ「あの夜の・・・アレンを殺したノア!!」
江戸にいたノアのうち、1人はスーマンを殺しアレンの心臓に穴を開けたティキだった。
ティキもまたラビとクロウリーには見覚えがあり、楽しげにしている。
『ティキ・ミック・・・』
ティキ「あ、覚えててくれたの?嬉しー。腕は治った?」
ナマエもまたティキとは因縁があり睨みつけていた。
ヘラヘラとナマエに話しかけるティキを見て、ラビとクロウリーはナマエを後ろに隠すように前に出る。
ティキ「あれ?ナマエより弱い君たちが前に来るんだ」
ラビ「うるせぇ、ナマエに話しかけんじゃねぇさ」
煽るように話すティキに、ラビは怒りをぶつける。
ティキはそんなラビを見てククッと笑うと、今暇だから“また”相手をしてほしいと言う。
『(また・・・?)』
ナマエはティキの言い方に引っかかりを覚えた。
しかし、頭に血が上ったラビは冷静さを失い、ティキの相手をしようとマントを脱いだ。