第16話
夢小説設定
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『ちょめ助は殺人衝動とか無いの?』
ちょめ助のすぐ後ろを歩いていたナマエは、ちょめ助にしか聞こえないよう小さな声で聞く。
改造されると殺人衝動もなくなるのだろうか、と不思議に思ったのだ。
ちょめ助「うぐ・・・・えと・・・」
吃るちょめ助にナマエは察した。きっと我慢しているのだろうと。
『言いにくいなら、大丈夫』
ちょめ助「お前らには迷惑かけないっちょ」
焦りながら話すちょめ助。自分がエクソシストたちを襲うかもしれないと誤解されては困るが、殺人衝動が抑えきれなくなった時のことは伝えたくない。
複雑な心境でいたのだ。
『迷惑だなんて・・・助かってるよ、ちょめ助』
ちょめ助「ナマエ・・・」
クロスに改造してもらったとはいえ、アクマはアクマ。
こんなに感謝してもらう機会など無かった。
ナマエの言葉に照れ臭くなっていた。
ラビ「かわい子ちゃんが2人で何話してんさぁ?」
そこへ少し後ろを歩いていたラビが間に入ってきた。
『ん?恋話』
ラビ「マジ?」
『嘘』
ラビとナマエがそんな話をしている中、
ゴク・・・
ゴク・・・
生唾を飲むちょめ助。
ラビ「どしたさ?サチコ」
ちょめ助「ちょめ助でいいっちょ。
(イカンちょ、カラカラしてきた。もうあんまし時間ないちょな・・・)」
渇きにフラフラしていると、突然頭の中に衝撃が走ったような感覚に陥り、頭を押さえて蹲った。
ちょめ助「げちょ・・・っ!」
『ちょめ助!?』
ラビ「どうしたさサチコ!?」
ちょめ助「コンニャロ、ちょめ助でいいって言ってんだろ!
は・・・伯爵様からの送信っちょ!!」
伯爵から何か命令が来ているようだ。
自分たちの侵入がバレたのかと思ったが、そうではないらしい。
大きな送信らしく、ちょめ助が一瞬自分が何者なのかわからなくなるほどだった。
ちょめ助「この送信範囲は・・・・伯爵様が日本すべてのアクマを呼び集めようとしてるっちょ!」
叫びながら伯爵からの送信に耐えようとするちょめ助。
自分はアクマだがクロスに改造され、伯爵の命令をきかなくても行動できるようになったが、今回の伯爵の送信は強すぎると震えている。
スクッ
頭を押さえて震えていたが突然静かに立ち上がる。
『ちょめ、助?』
ラビ「ちょめ・・・?」
ちょめ助「ごめんちょ、ラビ、ナマエ。
オイラ・・・伯爵様の元に行かなきゃ・・・」
心配するラビとナマエに声をかけ、フラフラと歩き出そうとするちょめ助。
リナ「待って、伯爵の元ってまさか・・・」
ちょめ助「江戸帝都に今・・・千年伯爵様が、来てるっちょ・・・」
ちょめ助の言葉に戦慄が走る。
あの千年伯爵が、江戸に来ているのかと。
『ちょめ助、私たちも一緒に行く』
ちょめ助「なっ!?正気っちょ!?」
ナマエは目を丸くするちょめ助をまっすぐ見つめながら話した。
自分たちも伯爵の元へ行くと。
しかし、ちょめ助は千年伯爵の恐ろしさを知っている。
すぐに了承することはできなかった。
『クロス元帥が日本にいるのは伯爵にバレてるんでしょ?だからきっと伯爵は元帥を狙ってるはず』
元帥に近づくには伯爵に近づくのが手っ取り早い。
ラビ「進むって決めたんさ。伯爵が来てるからって後戻りはできないだろ」
ちょめ助がエクソシストたちを見ると、みんな決意の篭った目で見ている。
ちょめ助「・・・・わかったっちょ」
エクソシストやチャオジーたちの覚悟をひしひしと感じたちょめ助。そんな状態で断るわけにもいかず、一緒に江戸に向かうことになった。