第15話
夢小説設定
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アクマ「でも予想以上に障害が多くてマリアンは今動きにくくなってる。
そこに自分に護衛が向かっている情報を手に入れて、オイラを差し向けたっちょ!」
ラビは、元帥が“ハート”の候補者としてノアやアクマに狙われているから自分たちの助けを必要としているのだと考えたようだが、それはすぐに否定された。
「オイラはお前らに警告するために来たんちょ!
もし警告を聞いて、足手まといになるなら帰れとマリアンは言った」
「「「!?」」」
一瞬にして雰囲気が変化する一同。息を呑み、改造アクマを見つめた。
『(元帥らしい・・・)元帥はなんて?』
改造アクマはクロスの警告をはっきりゆっくり話し始める。
“日本はもはや伯爵の国。
江戸帝都はその中枢、レベル3以上の高位アクマらの巣だ。生きて出られる確率は低い。
ナマエとともに来るのは良いが、易易とナマエを伯爵の手に渡すわけにはいかない。ナマエに守られるな、自分の身は自分で守れ”
『・・・・・どうする?』
ラビ「はっ、そんなの決まってんだろ」
ブックマンもミランダも頷く。
帰る気は無いということだろう。
『後はリナリーだね・・・』
ナマエはリナリーのもとへ向かう。依然として結晶で固く守られている。
イノセンスで守られているのであれば、とナマエは片翼を出す。
そして結晶に手の平と額を付けると、優しく語り掛ける。
『“黒い靴”ありがとう。リナリーを守ってくれたんだね。
お疲れさま、もう仲間がいるから安心して休んで良いよ』
ブワァアア・・・・
ブック「!」
ラビ「!?」
ナマエの言葉とともに辺りの雰囲気が軽くなる。
そして結晶が強い光を帯びた。
リナリーも近くにいたナマエももはや周りには影しか見えない。
ラビ「ナマエ!」
ミラ「リナリーちゃん!」
ブック「(ナマエの天使の力はイノセンスに干渉できると聞いていたが、こういうことか・・・)」
程なくして光が細くなっていく。
光が無くなった場所は結晶も消えている。
そして遂に
ズズズ・・・・・
トサッ
リナリーが結晶から解放され、ナマエの腕の中に降りた。
『リナリー』
ラビとミランダも駆け寄ってくる。
リナリーの手からはアニタに借りた髪留めが転がり落ちた。
リナリーは目を開けると涙を流し、ナマエを見る。
リナ「ナマエ・・・わたし・・・わたしは、まだ・・・せかいのなかに、いる・・・?」
途切れ途切れに話すリナリー。喋ることもままならないダメージなのだろう。
そんなリナリーをナマエはギュッと抱き締める。
『いるよ・・・無事に帰ってきてくれてありがとう・・・』
ラビ「馬鹿ヤロ・・・」
ラビも安心したようで涙が溢れていた。
リナリーが傷を負った場所からは光の輪が出ており、ミランダの刻盤で傷がなくなっていることが伺えた。
リナ「ナマエ、ごめん、ごめんなさい・・・みんなも辛い中、戦ってたのにね・・・もう、大丈夫だから・・・」
『っ・・・ぅん・・・うん』
ナマエはリナリーを抱き締めながら泣く。
きっとリナリーはナマエとの蟠りがあったから自分ひとりでアクマと戦ったのだろう。
自分は大丈夫だ、戦える、覚悟はできたと。
2人の様子を見ていたアニタやマホジャ、船員たちも嬉しそうに笑っている。
リナリーの様子が安定してくると、再度クロスからの警告を改造アクマから聞かされた。
そして進むか否か問われる。
リナ「進もう。
ここで戻るなんてできないよ。戻ったらここまで道になってくれた人たちの命を踏みつけることになる」
リナリーは立ち上がろうとするができない。
戦闘でイノセンスを無理に使ったからだろう。
リナ「っ・・・(自分の身は自分で守らなきゃいけないのに)」
リナリーはクロスの警告の内容を思い出していた。
これ以上ナマエに迷惑はかけられない。
ぎり、と歯を食いしばっていると
グイッ
クロウリーとラビがリナリーの両脇を支え立ち上がる手伝いをした。
ラビ「リナリーに賛成ー」
クロ「である」
ラビ「オレらボロボロだけどさ、でもそこは曲げちゃイカンよな」
『行こう、江戸へ』