第15話
夢小説設定
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ラビがリナリーを探しに行って数分。
海上に何かキラリと光るものが見えた。
『?』
ナマエは目を凝らす。しかし光ったものが何かはわからなかった。
すると遠くからラビの声が聞こえる。
ラビの声のトーンに、きっとリナリーを発見できたのだと思った。
まだ完全に安心するわけにはいかないが、少しだけ肩の力を抜いた。
『・・・・え』
ラビの声が近づいてくると同時に、光の正体が見えてきた。大きな結晶のようなものをラビが抱えているのだ。
驚いたことに、その結晶の中には、戦闘で傷ついたであろうリナリーが入っていたのだ。
髪は短くなり、服もボロボロだった。
『リナリー!!』
ブック「これは・・・!?どうしたというのだ・・・」
『ブックマンも知らないの?』
長年エクソシストをしているが、こんな状態になった人を見たことがない。
ブックマンならなにか知っているかとも思いチラッと見ると、ブックマンも目を見開いていた。
ラビの話によると、結晶はリナリーのイノセンスで、リナリーがアクマと相討ちになりそうな所を守ったのだという。
そしてそれを自称“クロスに改造されたアクマ”に言われたと話す。
『情報量が多すぎるって』
しかし、まずはリナリーの容態の確認が第一だ。
アニタ「リナリーちゃんっ」
ナマエがリナリーに近づき、アニタもそれに続こうとする。
しかし、アニタは突然頭を押さえて蹲った。
マホジャ「主っ!?」
アニタ「い・・・いタイ・・・あたマ・・・おトが、歌・・・」
極度の頭痛に襲われているのだろう。
ブックマンがエクソシスト以外下がるよう伝えた。
イノセンスの気に当てられると。
『リナリーっ・・・この結晶、どうしたらいいの・・・』
ナマエは結晶に両手をつき、バンバン叩いたりしてみるがびくともしない。どうしたらリナリーを助け出せるのか思案していた。
ラビ「じじい!この物体、本当にリナリーのイノセンスなのかよ」
ブック「そこはたいした問題ではない!重大なのは“武器化”という拘束を解いてこいつが勝手に動いていることだ!」
ブックマンとラビは、この結晶について考察を始める。
ナマエは、今はどうすることもできないかもしれないと、改造アクマに視線を向けた。
誰なのだコレは、と。
『クロス元帥に改造されたってホント?』
「ホントっちょ!お前はナマエだろ?マリアンから聞いてるっちょ」
語尾がかなり気になるがスルーし、アクマとティムキャンピーが仲良さそうにしているのを見ていた。
『まぁ、あの人なら何でもアリか』
「受け入れが早くて助かるっちょ!」
ナマエが改造アクマと話している間もブックマンは独り言のように話しながら記録していく。
ブック「“イノセンスが適合者を救った”!?これは“異例”だ。こんな現象が可能だったならば、歴代のエクソシストたちが戦死せんとする時、なぜ同じことが起こらなかった!!
(これは貴重な記録だ!!)」
『(イノセンスが、救った・・・・・)』
自分にも同じようなことがあった気がするが、遮って話すような空気でもないうえ、リナリーほど大々的なものではなかったため、今は黙っておくことにした。
ラビ「(じじい・・・まさか、リナリーのイノセンスが)」
「“ハート”なんかねェ」
記録しているブックマンを見るラビの心を読んだように話す改造アクマ。
空中で寛ぎながらジュースを飲んでいた。
ゴッ
『わ、びっくりした』
まだ信用していないラビは、改造アクマに槌の先端を突き刺す。伯爵の手先であるアクマはイノセンスを破壊することが目的だからだ。
「なんだよ盗らねぇって!オイラお前らの味方だっつってっちょ!!」
ラビ「んなすぐ信用できっか!!」
「ナマエは受け入れてくれたっちょ!!お前は心が狭いっちょ!!」
ラビ「あ“あん!?」
ドタバタ喧嘩を始める2人。
ラビ「クロス元帥の使いだと?アクマが?」
「だから改造されてェ・・・っ」
未だに疑いの目を向け続けるラビに、ブックマンは警戒を解くように話す。自分はクロスがアクマを改造できる唯一の人物であると知っている、そしてティムキャンピーが付いていることも証拠だと。
「ホレみろ!ちょべべ!」
改造アクマは、空のアクマと戦う時に船を浮かせてあげたからお礼を言われたいくらいだと主張する。
それには本当に助かったため、ラビは小さくカタコトで「・・・・ありがとうございました」と言った。
ミラ「アクマの改造が可能なんて、科学班の皆さんが聞いたらビックリするんじゃないかしら」
『元帥はあんなだけど頭は良いんだよね』
ビクビクしながら話すミランダを、改造アクマはニヤッとしながら見る。
クロスが改造したアクマは女好きになるのだろうか。
「時間がないっちょ、マリアンから伝言を預かってんだ!」
『伝言?』
「マリアンは死んでない。日本に上陸して任務を遂行しようと江戸に向かってる」
その言葉をアニタは聞き、安心して涙を浮かべていた。
しかし“向かっている”ということはまだ江戸に入っていないのだろう。改造アクマは、江戸に入りたくても近づけない状況にあるという。
ラビ「江戸に何があるんさ?」
「アソコには“箱”がある。とっても大きな“箱”。
アクマの魔導式ボディ生成工場、マリアンの任務はその破壊っちょ」
改造アクマの言葉に全員目を見開く。
江戸にそんな物があったのか・・・・ではなく、
一同「『(ちゃんと仕事してたんだ、元帥・・・)』」