第14話
夢小説設定
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『お疲れ』
ラビ「おう」
アクマが全て消滅すると、クロウリーが船に戻ってくる。
アクマの血を吸ったのではなく、自分の血をアクマに注入してきたようで、貧血に陥っていたが。
『後は・・・』
船にはもう弾丸は降ってこなかった。
船上での戦いが一段落着くと海上に目をやった。
『!!!』
「おい!何だアレ!!」
遠くの海で強い光が見える。
爆発したような、そんな強い光。
『リナ、リー・・・?』
光が消えていく。
すると、ミランダの腕の対アクマ武器に纏っていた鎖が軋み始める。
『それ、リナリーが戦ってるアクマの能力、だよね』
「光が・・・消えた」
海がまた暗闇に戻った。
パァアン
刻盤に付いていた鎖が弾け飛ぶ。
きっとアクマが破壊されたのだ。
リナリーの手によって。
しかし、リナリーが戻ってくることは無かった。
「すぐに日本へ航路を戻すぞ!!」
「各自持ち場で点呼!!海に落ちたやつがいるかもしれん」
船員が忙しなく駆け回っている中、ラビとナマエは座ってリナリーのことを考えていた。
ラビ「(リナリー、なんで帰ってこない・・・)」
『アニタさんに、リナリーがいた方に戻れないか聞いてみる』
ラビ「頼んださ」
ーーーー
ガチャッ
アニタは船長室で舵をきっていた。
リナリーがまだ帰って来ていないことは知らず、江戸に向かって進もうとしていた。
『アニタさんっ』
アニ「ナマエちゃん!みんなは無事!?」
ナマエがアニタのもとに駆け寄ると、アニタはナマエが無事だったことを喜び、今の状況を聞いた。
『・・・船員さんは結構やられてしまいました・・・エクソシストは・・・リナリーが、1人で海の上で戦ってたけど、まだ帰ってきません。
アクマは破壊したと思うんですけど』
アニタとマホジャは目を見開き、悲痛な表情を浮かべる。
『だから、リナリーが戦ってた場所まで船を戻してほしいんです』
アニタ「ええ、もちろんよ」
ナマエはアニタにお礼を述べて甲板に戻った。
『ラビ!?何してるの!!』
甲板に戻ると、そこは騒がしく、ラビは何やら船員に囲まれていた。
ラビ「放せよっ、放せ!」
ラビはリナリーの所へ槌で行くと言って大騒ぎしていたようだ。
「馬鹿野郎、ボウズ!お前結構重傷だろ!!船から出たら危ねえって!」
ラビは先程の戦いでかなりダメージを負っていた。ミランダのイノセンスのおかげで時間を吸い取って傷が無いように見えているだけだ。
船員が今すぐリナリーのいた場所まで船を戻すと言ったが、そんなことでは納得できないラビは、槌で行ったほうが速いと主張し、槌の柄を伸ばそうとしている。
船員がラビの身体、槌にしがみつきラビは全く身動きが取れなかった。あまりにしつこい船員たちにラビは遂にキレた。
ラビ「っの・・・は、な、せ、よぉおお」
槌を大きくしイライラを露わにする。
適合者であるラビは槌の重さを感じないが、他の人には相応の重さがかかる。
槌の下敷きになってしまう人もいるかもしれない。
『ラビ!』
ミラ「ラビくんやめて!!」
ナマエがラビのもとへ走ろうとした時、ミランダがラビにしがみついた。
船員たちもミランダたちを守ってくれていたのだと主張する。
ミランダの言葉に、無理に船員を引き剥がすことを止めた。しかし、足は止めない。
ミランダの手を振り切って歩き出していた。
ミラ「ちち、致命傷はホントに負ってない!?」
ラビ「ああ、いいから気にせんで」
ミラ「しゅっ、出血しそうなところ教えて。ぬ、ぬ、布で覆ったほうが」
ラビ「んなこと、今はどうでも良いだろが!!リナリーが心配じゃねェのか!!
アイツはお前らの仲間だろ!!」
ラビは、自分のことばかり心配するミランダに怒鳴った。
いつもは気さくなラビの大声に肩を揺らす。
ラビも言い過ぎてしまったかとハッとしている。
ミラ「あなたも仲間でしょ・・・?違うの?」
『・・・・』
ミランダの言葉にギリリと手を強く握る。
先程の悩みが思い起こされる。
さらに、アレンとの別れもあり、今度はリナリーも失うのかと。
結局ラビは、槌に乗ってリナリーを探しに行った。
ミラ「ナマエちゃん・・・わ、私、間違ったこと、言ったかしら・・・」
涙を流しながらナマエに確認するミランダ。
『間違えてないよ。誰も、ね』
ミランダはもちろん、ラビだって間違ったことを言っていない。ただ立場によって考え方が違うだけなのだ。
こればかりは自分たちにはどうしようもない問題なのだ。
『今は、ラビとリナリーの無事を祈ろう』
ナマエはミランダの身体を抱き締めながら安心させるように話す。
『(リナリー・・・どうか無事で)』
ブック「・・・・」
ブックマンは何を考えているのか、ナマエたちのことやラビが向かった方を無言で見ていた。
キンッ
ブック「!」
その時、ティムキャンピーがブックマンの横をものすごい勢いで通り過ぎていった。
ブック「ティム・・・?」
『ブックマン?どうしたの』
ブックマンはティムキャンピーが飛んでいったと話す。
『え、なんで今・・・』
クロスがいると言われる江戸にはまだまだ距離がある。
クロスの場所を感知して進んだとは思えない。
しかも飛んでいったのは、ラビが向かった方だという。
数分後、ラビが帰還した時に衝撃を受けることとなる。