第14話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ギィンッ
ガッ
ドッ
『ちっ・・・』
ナマエは剣でアクマに攻撃していくものの、相手の鎧は硬く攻撃が入らない。
『(あんまり相性良くないなぁ・・・)』
近接戦闘も鍛えてはいるが硬い相手は苦手だった。
しかも壁を作られては、離れて遠距離武器に転換することもできない。
「ホラホラ!すぐに破壊するんじゃなかった?そろそろ反撃しちゃうよ!?」
アクマはナマエに向けて手を伸ばす。
先程触れられただけで吹き飛ばされたうえ、この透明な壁のこともある。見えない何かを操る特性があるのかもしれないため、触れられる前に避けた。
「ハハハッ!オレの能力バレた?」
『・・・見えない何かを作る。壁もそうでしょ』
アクマは正解だと話す。
先程触れただけで吹き飛んだのは、触った後に透明な板を作り出しぶつけたと。
「負けを認めても良いんだぜ!?」
『まぁ、それは別に気にしてないかな』
問題は硬い身体をどう貫こうか、この狭い空間で。ということだった。
後は、このアクマたちの狙いは何なのか。
『そういえば、誰の命令で来たの?たまたま海にいたら会ったってわけじゃないでしょ』
「クククッ、まあ、たまたまじゃあないな」
では何が狙いなのだ、伯爵からの命令なのかと聞くが笑って誤魔化される。
『ちなみに私のことは知ってる?』
自意識過剰みたいな言い方で複雑な気持ちになったが、情報を集めるためには仕方がない。
「知ってるぜぇ!?伯爵様のもとから逃げた天使の子ってやつだろ?」
やはり知られている。
アクマはある程度知性が出てくると伯爵から様々な知識が与えられるのだろうか。
『私のこと殺しちゃっていいの?まぁ、あなたにはできないと思うけど』
「さっきからなんか上からじゃあねえか!?殺せって命令は出ちゃいねぇが、殺してぇくらいムカつくぜ!!」
このアクマ短気だなぁと考えていると
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
船が揺れ、沈みかける。
『なに・・・』
「これはあっちのアクマ、“エシ”の能力だな。早く倒さねぇとみんな海に沈む。ギャハハハ!!」
『・・・・』
もう一体のアクマもレベル3だろう。
リナリー1人では危険だ。
早く船のアクマたちを倒してリナリーのもとへ行かなければ。
『痛いのは嫌なんだけどなぁ・・・あれしかないか・・・』
「何をブツブツ言ってる」
『浄化の剣、第二解放』
剣を天に掲げると、ナマエとアクマの周りには多数の剣が。
そしてドドドドドドとアクマに向けて剣が降り注いでいく。
アクマも避けたり、空間に透明な壁を出したりして剣を弾いていく。
『っ・・・』
アクマが避けた剣がナマエに当たると、皮膚が切れていく。普段であれば広い場所で使う技だが、今は狭い壁の中。どうしても自分に当たってしまうものもあった。
「ギャハハ!!当たっても俺の身体には傷一つつかないぜ!」
『・・・・・』
ナマエは剣を避けながらアクマの身体をじっと見ていた。
そして
『見つけた』
「あ?」
『行くよ、“浄化の剣”』
ナマエは剣に強い光を纏わせ、走り出す。
ヒュオッ
「!?」
トッ・・・
アクマは脚に透明な岩のようなものを付け、蹴りを入れる。
しかし、ナマエはそれを避けアクマの脚に乗った。
「馬鹿にすんな!!」
『馬鹿にはしてないよ。笑い方とかに品が無いなとは思ってたけど』
「殺す!!!」
アクマは次に拳を向けてくる。
きっと拳に透明な何かを付けていると思い、距離を保ちながら避けようとする。
ガッ
『!?』
「ギャハハハ!掛かったな!!」
拳には何も付けていなかった。
その代わりに壁の内側にさらに透明な壁を作り、避けられなくしたのだ。
壁にぶつかったナマエの眼の前にはアクマの拳。
ドガッ
『っ!!』
「ギャハ!!ギャハ!!お前の綺麗な顔をズタボロにしてやるぜ!!」
ナマエの顔に拳を入れ、調子に乗るアクマ。
再度ナマエに向けて拳を振り下ろそうとする。
「あ?」