第12話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『ふう。もう少しだね』
船の準備を始めて数時間後、やっと荷積みが終わろうとしていた。
ラビ「うへー、もうヘロヘロさぁ」
『リナリーがもうすぐ帰ってくるから、そしたら一回休憩しよう。アレンとも交換しなきゃ』
リナリーは今買い出しに街へ出ていた。
アレンは見張りで船の上にいる。
ラビ「ナマエー、さっきアニタさんと何話してたんさ?」
『それはブックマンJr.として聞いてる?それともエクソシストとして?』
グイーっと伸びをしながら何気なく聞くラビに、ナマエは悪戯な顔で聞いた。
ラビは「敵わないさ」と言ってお手上げポーズをしていた。
ナマエはクスッと笑った後、自分も試すように聞いてごめんと謝る。ラビには隠し事はなるべくしたくなかった。
ラビにも背負っている辛いものがあるだろうから。
『話したのはクロス元帥とのこと。アニタさんに元帥は私のことよく話してたって。
“罪滅ぼしをしてる”って』
ラビ「へぇー・・・」
その時
アレ「みんな!!アクマが来ます!!」
見張り台にいたアレンの声が響く。
アレンが見ている方向を向くと、空に黒い波が押し寄せてきた。
波をよく見ると、数多のアクマが集まっている。
アニ「なんて数なの!?」
ラビ「俺らの足止めか!?」
マホジャ「迎撃用意!!総員武器を持て!!」
「『イノセンス、発動!!』」
『“浄化の弓 第二解放”』
ナマエの矢で一帯のアクマは撃ち落とすことができたが、全くアクマが減る様子がない。
アクマたちは勢いそのままに船に向かって飛び、帆柱や帆に当たっている。船を壊すつもりなのかと思ったが、
「「『!?』」」
ラビ「何やってんだ、コイツら・・・。
船を通り越してくさ・・・!」
エクソシストたちには目もくれず前を向いて飛び続けていた。
アクマの様子を見ていると、帆柱にいたアレンが消えた。
『アレン!!』
アレンはアクマに捕まり、遥か上空を大陸の方に向かって進んでいく。
ナマエが矢を射ろうとするも、アクマが多すぎて的が絞れない。アレンを掴んでいるアクマに矢が当たることはなかった。
ラビ「くっ、伸・・・・」
「あーーーーーーエクソシストがいるぞ!」
次にラビが伸でアレンの所へ向かっていこうとするが、突然アクマの声が後ろから聞こえた。
船にエクソシストたちが乗っていたことに、今気づいたようだった。
そのアクマの一言に、空を飛んでいたアクマの3分の1程度が船を見る。
「あっスゲ!」
「人間もいるぞー!」
一気に襲ってくるアクマたち。
アニタたちも結界装置や格闘技で応戦していく。
『アレンはリナリーに任せよう!ティム!リナリーの所に向かって!!』
ティムキャンピーはアレンが捕まっても船に残っていた。
ワタワタしていたティムキャンピーに声をかけると、ギュンッと飛び去っていった。
リナリーは街にいるため一番アレンに近く、黒い靴があれば飛ぶことができる。
『・・・あっちに何があるっていうの』
ナマエは全く減ることのない上空のアクマを見て呟く。
しかし、船を襲うアクマも増加する一方のため、船や船員を守ることに集中した。
しばらく戦っていると、キュインとナマエの胸ポケットに入っていたゴーレムが起動し、音を発した。
《ザザッ・・・ナマエ・・・スーマガガガーー・・・》
『!?(リナリーから通信・・・でも遠いのかな、聞こえない)
ラビ!』
ナマエは近くで戦っていたラビを呼ぶ。
ラビは槌を振り回し、周りの敵を減らしてからナマエの横へ来る。
『リナリーから通信が入ってるの。遠くて聞こえないからちょっと行ってくる!』
ラビ「気をつけろよ!」
ナマエは船をラビたちに任せ、街へ降りた。
『あっちの空、紅い・・・』
翼を出し、風を操りながら屋根の上を走っていく。
『リナリー!もう一回言って!聞こえなかったの』
ナマエは走りながらゴーレムで通信を図る。
《ナマエっ、スーマン・・・ザザザ、咎落ち・・・アレンくんがーー助けてっ!》
『!!!?』
まだ鮮明には聞こえなかったが、重要な単語は聞き取れた。
“スーマン”
“咎落ち”
『咎落ち・・・まさか』
咎落ちとは、シンクロ率が0%以下にも関わらず無理に発動させようとしたり、イノセンスの怒りに触れて起こる暴走だ。
咎落ちになったものはイノセンスに飲まれ、身体が消滅するまで破壊行動を続けていく。
スーマンはソカロ元帥の護衛に向かっているエクソシストだ。何かがあって咎落ちとなってしまったようだ。
空が紅い方にスーマンがいると確信し、走った。