第11話
夢小説設定
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『えっと、コムイさんに連絡して、ブックマンにも・・・』
アレ「・・・・」
リナリーたちに追い付くべく、汽車を待つナマエたち。
汽車の時間まで少し時間があるため、クロウリーのことなどを報告することにした。
やることを確認していたナマエはチラッとアレンを見てからラビに声をかける。
『ラビ、コムイさんへの報告、お願いしていい?』
ラビ「はいよ」
ナマエの意図になんとなく気づいたラビ。
特に言及せずに頼みを聞いた。アレンの左目のことで、自分もなんとなくコムイに言いたいこともあったのもあるが。
ラビは自分のゴーレムを連れて電話ができる場所まで向かった。
アレ「・・・・」
アレンは汽車の窓で自分の左目を見ていた。
『アレン』
アレ「ナマエ・・・」
『その左目とおでこの五芒星、アクマみたいーとか思ってない?』
図星だったアレンは黙り込む。
進化していく五芒星とアクマの魂が見える眼。自分は人間なのかと不安になっていたようだ。
『アレンはさ、その眼があるから背負いすぎちゃうんだよ』
見える自分が何とかしないと、と先陣をきって戦うだけでなく、アクマの魂も助けたいと頑張りすぎてしまう。
しかもその辛さを誰にも共有しようとしない。
アレ「前、リナリーにも言われました。もっと仲間を頼れって」
ふふっ、と笑うアレンにナマエは少し安堵する。
先程ほど神妙な面持ちではなくなっていた。
『アレンは1番年下なんだからもっとお兄ちゃんお姉ちゃんを頼んなきゃ』
アレ「・・・・頼らないのはお互い様ですけどね」
人のことを言える義理では無いだろう、と言われると苦笑いするしかなかった。
『ははっ、そうかもね』
2人で話しているとアレンは少し心が穏やかになっていくのを感じていた。
しかし、ずっと2人で話しているわけにいかない。汽車の中にクロウリーを待たせているので中に入ることにした。
汽車の中に入るとちょうど汽車が発車する音がした。
まだラビが電話から戻ってきていないため大声で呼び、乗車を促す。
リナリーたちには今いる駅で降りてもらい、そこで合流することにしたため、これ以上遅れるわけにいかない。
ラビ「悪ぃ悪ぃ」
『何をそんな長話してたの?』
ラビ「まー、色々。
アレンの眼、伯爵の癇に障るかもってコムイが言ってたぜ」
『・・・わかった』
ボソッとラビと会話をし、席についた。
ーーー
「「『・・・・・』」」
汽車が発車して数分後、ずっと落ち込んでいるクロウリーを見て困り果てる3人。
ラビ「そんな落ち込むなって、クロちゃーん」
クロウリーが落ち込んでいるのは、エリアーデのことを引きずっているわけではなかった。
『いくら説明しても信じてくれなかったもんね』
エリアーデを破壊して4人が城から出た後、村に行ってクロウリーが今までしていたのはアクマ退治であったと伝えた。
襲ったのは人間ではなく、全員アクマだったと。
しかし、村人は誰も信じてくれず、結局4人とも化け物扱いされてしまった。
終いには「去れ」「化け物」と村人全員に叫ばれ追い出されてしまったのだ。
それからクロウリーは沈んでしまっている。
アレ「気持ちはわかりますけどね。さすがに僕もムカッときましたよ」
ラビ「良いじゃん帰れんでも。男は胸(ここ)に故郷があれば良いんさ」
胸をドンと叩くラビ。
アレンとナマエは「くさ・・・」と呆れた顔をしていた。
ラビ「気晴らしに汽車ん中でも見てきたら?乗ったん初めてなんだろ?」
ラビの提案に顔を赤くしながら受け入れ、るんるんスキップしながら他の車両へ向かって行った。
残った3人は、クロウリーの性格のギャップを感じていた。イノセンスを発動している時は自信に満ち溢れ強気であるが、発動していない時は人一倍気弱だ。