第7話
夢小説設定
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『クロス元帥に会ったのは6歳くらい。まぁ、本当はもっと前に会ってたみたいだけど、それは追々話すね』
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ナマエが6歳の年
『ママ、お薬貰ってきたよ』
母「ありがとう、ナマエは優しいわね」
ここは日本の端にある小さい町。
そこの一角にナマエの家はあった。
病弱な母のために、ナマエは近所の病院に赴きいつも貰っている薬を受け取ってきた。
父「さぁ、ご飯ができたよ。みんなで食べよう」
『うん。ご飯食べたら私お買い物行くね。』
父「ありがとう」
仕事が残っているであろう父と、ベッドにいる母の代わりにお使いに行くのはいつものことだった。
「おや、ナマエちゃん。今日は新鮮な魚が取れたからサービスするよ」
『ありがとうございます!』
「今日もお使いかい?偉いねぇ」
『パパとママのためだもん』
「優しいのね」
お使いに行くといつも周りの大人たちは声をかけてくれる。
優しい父母、面倒見の良い町民たちに囲まれて楽しく暮らしていた。
あの日まではー・・・
1週間後
『パパ、ママ、お休みなさい』
父「お休み」
母「お休みなさい」
ナマエは目を擦りながら父母に挨拶をし、自室へ向かっていく。そんなナマエを父母は笑顔で見送った。
ナマエは明日の準備をして布団に潜り込んだ。
そして目を瞑る。
今日も1日幸せだった。良い夢が見られそうだなと思いながら。
ドガァア!
ドドドドド!!
『!!!?』
夜中、けたたましい音で飛び起きた。
ナマエは父母の部屋の方から聞こえる音にビクビク怯えながらも、何が起きているか気になり布団から出てくる。
しかし、地響きもし、恐怖に耐えられなくなったナマエはその場で蹲ってしまった。
『なに?怖いよぉ、パパ、ママぁ・・・』
しばらく蹲っていると、辺りがシンと静まり返った。
ナマエは顔を上げ、状況を確認しようと父母のいる部屋にゆっくりと向かう。
ガチャ・・・
『パパ?ママ?』
ナマエがリビングに行くと、
『ひっ・・・なに?誰?けほっ』
半壊した家、そしてボロボロになった機械のようなものの残骸の真ん中に立つ赤髪長髪の男がいた。
ボロボロの機械のようなものからは煙が出ていて、辺りが見えづらくなっている。
『パパ、ママどこっ?変な人が、変なのが・・・』
赤髪長髪の男はナマエに目を向けると、しゃがんで目線を合わせた。
『いやっ、来ないで!』
赤髪「お前がナマエか?」
『え、何で、名前・・・』
赤髪の男は、ナマエの名前を知っていた。それを不審に思い、後退る。
『パパっ!ママ!どこ!?』
そして叫ぶように父母を呼ぶが返事はない。
そんなナマエを見て赤髪の男はゆっくり話し出す。
赤髪「こいつらがお前の親だったモノだ」
『え・・・・』
赤髪の男は、機械の残骸を見て話す。
“コイツら”とはこの残骸のことだろうか。
赤髪「お前の親は人間じゃなかった」
『ちょっと、わかんないよ・・・パパとママはどこ!!?』
赤髪「・・・俺が破壊した」
ひゅ・・・と息を呑むナマエ。赤髪の男の顔が真剣だったからだ。冗談ではない、と顔が物語っている。
そしてナマエは、男の手元に目をやった。
そこには銃。見たこともない形だったが、それが武器であることは理解できた。
『貴方がパパとママを!!』
ナマエは赤髪の男に怒りの感情をぶつける。
あの優しかった父と母の命を奪ったこの男が許せない。
赤髪「そうだ」
『許さないっ!』
ナマエは近くにあった瓦礫を赤髪の男に投げつける。
男は瓦礫が当たろうと微動だにせずにこちらを見ていた。
赤髪「すまない。だが、これが現実だ」
『ちょ、やだっ!!離して!!!』
赤髪の男に手を掴まれ、引き摺られるように外に出る。
家は半壊していたので、すでに外みたいなものだったが。
外に出ると町民たちが家の周りにズラリと集まっていた。
『みんな!この人が私のパパとママを!!捕まえて!!』
ナマエは町民たちに向けて叫ぶ。助けてくれと。
『・・・・?』
しかし、町民たちは誰ひとりとして目も合わず、一点を見つめていた。