第6話
夢小説設定
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病院の外の公園。雪が積もっていたため雪だるまを作っていた。
ラビ「トシいくつ?」
アレ「15くらい」
ラビ「あ、オレお兄さん。18だもん。ナマエと同い年」
アレンはナマエとラビを見比べて「同い年かぁ・・・」と呟いてしまい、2人にどういう意味だと問い詰められた。
ラビ「お前も白髪のせいか、もっとフケて見えんぜ。あ、オレのことラビでいいから。Jr.って呼ぶ奴もいるけど。
アレンのことはモヤシって呼んでいい?」
アレ「は?」
ボフッ
『わぁっ!?冷たっ』
アレ「ごめん!」
アレンはモヤシと言われて、以前の任務のことを思い出したのか作っていた雪だるまを握りつぶしていた。飛び散った雪がナマエに飛んできた。
ラビ「だってユウがそう呼んでたぜ」
アレ「ユウ?」
ユウとは誰だと首を傾げるアレン。
『あれ、知らなかったの?』
ラビ「神田の下の名前。神田ユウっつーんだぜアイツ」
そういえばナマエが何回も呼んでいた気がすると呟く。
ラビ「今度呼んでやれよ。ナマエ以外が呼ぶと目ん玉カッて見開くから。
まぁ、会うのはしばらく先の話になるかもしんねェけど」
アレンがどういうことかと聞くと、次の任務はお互い長期になりそうだと話す。
伯爵が動き出したため大きな戦になると。
『ノアの一族の出現って、やっぱりそういうことなのかな』
ラビ「だろうな。気ぃしめていかねーと」
静かになったアレン。
見ると対アクマ武器である左手で拳を強く握りしめていた。
アレ「僕は・・・アクマを破壊するためにエクソシストになったんだ。人間を殺すためになったんじゃない・・・」
そう言ってどこかへ歩いていくアレン。ラビが声を掛けると、歩いてくるから先に戻っていてと話す。
『・・・・・』
ラビ「あちゃあ〜?やっぱガキだ」
『・・・アレン今左目見えないよね?アクマに襲われてもわかんないんじゃない?』
ラビとナマエは目を合わせ1つため息を付くと、アレンの後を追った。
『あ、いた』
ラビ「なんか怪しくねぇ?あの人混み」
アレンを見つけたが、どんどん人混みの中に入っていく。
左目が使えないのに人混みに入っていくなんて自殺行為だ。
ラビ「ナマエは後ろから援護頼む」
『うん』
ラビは人混みに入り、アレンの後を追う。
ナマエは大通りの端に行き、2人が視界から離れないようにしながら歩いていた。
もちろん2人とも周りの人間がアクマかどうか疑いながら。
『!』
ナマエが2人を見ていると、ラビが動いた。
きっとアレンの近くにアクマがいたのだろう。
『(イノセンス発動)』
きっと単体で襲うことなど無い。周りにもっとアクマがいるだろう。
イノセンスを発動しておき、弓を握りしめる。
ドンッ
キャァアアア
鈍い音とともに悲鳴が木霊する。
「人殺し!」という声も聞こえ、ナマエは眉間にシワを寄せる。
ラビがアレンを助けてアクマを破壊したのだろう。
ラビ「なーにやってんだよ、アレン。
立てよ、敵さんが来たみたいだぜ」
アレンは驚いて尻餅をついている。
大通りは人が多くて危ないと言っているラビに、アレンはなぜあの人がアクマだとわかったのか問う。
『危ないよ!』
ゴオッ
ラビ「うわっ!?」
ナマエの声が聞こえそちらを向くと、ラビとアレンの目の前には大きな玉が。
間一髪2人は避ける。
『野球でもしてるの?っわ・・・』
玉を飛ばしているアクマに矢を射ろうとするが、近くの人間もアクマにコンバートしたためそちらに集中する。
「キャァア!こっちにも人殺しの子よ!」
『怪我したくなかったら下がって!』
叫ぶ通行人を避けながらアクマを破壊していく。
チラッと視界の端に大きくなったハンマーが見える。
あれはラビの対アクマ武器だ。きっと大丈夫だろう。
『ラビ!アレン!場所変えよう!』
ラビ「オッケー!」
3人は走り出し、人通りの少ない汽車の発着場に向かった。