第4話
夢小説設定
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「おぉーい、無事かー!?」
その時、城内の中心を通るエレベーターがナマエたちの眼の前まで来る。
エレベーターには科学班のメンバーとコムイが乗っている。
ジョニー「班長ぉ!早くこっちへ!
あれ、アレンとナマエとトマも帰ってたの!?」
エレベーターに乗ってくれと叫ぶジョニー。
コムイ「リナリィー!まだスリムかいー!?」
リーバー「ナマエも麻酔でやられました!ナマエは巨人にされちまう!」
「「「巨人!!??」」」
ダメだぁああ!と叫ぶ科学班。
リーバーは、支えているナマエをエレベーターに乗っているジョニーに託す。
すると
ドン!
ゴゴゴ
「来たぁ!!」
ガシャコン!!
ジョニーはナマエを床に座らせると、エレベーターを操作し砲台を出す。
その顔は般若そのものだ。
ジョニー「科学班をナメんなよぉ!」
科学班「壊れー!!!」
みんながコムリンを壊そうとしていることがわかったコムイは、ジョニーを羽交い締めにして止めようとする。
その衝撃で何かのボタンを押してしまうと、エレベーターはグルグル回転しながら大砲を乱射する。
ドドドドドド
アレ「どわわわわわ!!」
リーバー「何してんだお前ら!!!殺す気か!!」
「は、反逆者がいて・・・」
乱射していた大砲は直ぐに弾切れになり稼働を停止していた。エレベーターの上では、コムイを拘束しようとドタバタしている。
『わっ・・・』
フラつくナマエはエレベーターの手すりに捕まった。
少しずつ自分で動けるようになってきていることに気づく。
コムイ「コムリン・・・
アレンくんの対アクマ武器が損傷してるんだって。治してあげなさい」
全員その言葉にピシ・・・と固まる。ヤバい、と。
コムリン「損、傷・・・」
コムリンは優先順位を変更し、アレンに向き直る。
そして素早い動きでアレンを捕まえるとコムリンのお腹の扉が開き、その中の手術室で治療をするという。
手術室の扉からは小さいロボコムイがノコギリやハサミ、ドリルなどを持って待ち構えていた。
どう見ても危ない雰囲気だ。
アレ「イノセンス発動!」
キレたアレンが対アクマ武器を発動させようとすると
フッ
プス
アレ「ふにゃら?」
コムイがアレンに吹き矢で麻酔針を飛ばし、痺れさせる。
アレンは抵抗できなくなり、手術室の中に引きずり込まれていく。
コムリン「アレン・ウォーカー収容完了しました」
コムリンが次に目をつけたのはリナリーだった。
壁に凭れているリナリーに勢い良く向かっていくコムリン。
コムイ「マッチョは嫌ーーー!起きるんだリナリー!!」
ドン!!
リナリーのいる場所にコムリンの腕が叩きつけられる。
コムイはもう発狂状態だ。
コムイ「リナリー!!ボクのリナリー!!!!」
ジョニー「室長、あれ!!」
ジョニーが指差したのは大砲の先。そこにはリナリーがいた。
『リナリ・・・』
リナ「アレンくんとナマエの声が聞こえた・・・帰ってきてるの?」
リナリーは対アクマ武器の“黒い靴”を発動させる。
コムリンはリナリーを捕まえようと大砲に飛び掛かる。
ガシッ
グラッ
コムリンの重さに傾くエレベーター。
『リナリー、私の風も、使って』
ナマエは背中に片翼を出し、羽根を1枚取る。
そして羽根をフッと吹くと
ブワッ
「「わわわっ」」
辺りに強風が吹いた。
リナ「ありがとう」
ナマエはリナリーが移動する方向に向けて指を差し、風の動きをコントロールする。
コムリンが何度もリナリーに攻撃をするも、全て避け続けていた。
リーバー「へっへ、ばぁか。イノセンスを発動したリナリーを捕らえられるもんかよ、しかもナマエのサポート付きだ」
胡蝶のように天空を舞い、鋼鉄の破壊力で地に堕ちる“黒い靴”でコムリンと戦うリナリー。
ギュオッ
ついにコムリンの身体は真ん中から割れる。
アレンを引きずり出して助けると、リナリーに科学班一同からコムリンを壊せコールがかかる。
リナリーがその通りコムリンを破壊しようと脚を上げると、眼の前にコムイが立ち塞がった。
コムリンは悪くない、悪いのはコーヒーだと、コーヒーを憎んでコムリンを憎まずと理由のわからない言い訳をしている。
リナ「兄さん・・・ちょっと反省してきて」
ドコッとコムイもろともコムリンを蹴り、地に落とす。
ドギャーーーンと爆発したが、誰もコムイの心配をする者はいなかった。
『ありがと、リナリー』
ナマエは動くようになってきた身体をゆっくり動かしながらリナリーの方へ向かう。
リナ「こちらこそありがとう。あと、おかえり」
『うん、ただいま』
科学班「(癒やされる・・・)」
手を取り合って笑っている2人を見てほっこりする科学班一同。
リナ「身体大丈夫?」
『うん、なんとか』
リーバー「俺がアレン運ぶよ。運んだら城内の修理に行くから2人はアレンを見ててくれ」
リーバーはアレンをおぶり、リナリーはナマエを支えながらあまり損壊の無かった科学班研究室に向かった。