第4話
夢小説設定
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マテールを出て丸一日。
教団本部に着いたのは真夜中だった。
アレ「ふわぁあー、大分遅くなっちゃいましたねー」
トマ「この嵐で汽車が遅れましたから・・・」
『トマさんもお疲れ様です』
アレンとナマエは、回収したイノセンスを科学班のもとへ届けに行くことにした。
教団に繋がる階段の方に向かうと
ドサ
アレ「!?」
『何?』
前を歩いていたアレンがいきなり止まり、何事だとアレンの横から顔を出すナマエ。
『リナリー!?』
そこには、倒れているリナリーの姿が。
アレンはリナリーを抱き上げ、大丈夫かと声をかける。
「も、戻ったか、アレン、ナマエ・・・」
奥から人影が見える。それは科学班のリーバーだった。
ところどころ擦り傷を負っており息を切らしながら腕を押さえていた。
『どうしたの、その傷!?』
まさか侵入者でもいるのかと思ったがどうやら違うらしい。
リーバー「に、逃げろ・・・コムリンが来る・・・」
“コムリン”?と首を傾げていると
ドカン!
と壁を破壊しながら5メートル以上ありそうなロボットが現れた。
アレ「な、何アレ?何アレ!?」
アレンが驚愕の声を上げると、コムリンはピピピピと何か分析を始める。
コムリン「発・・・見!
リナリー・リー、アレン・ウォーカー、苗字ナマエ。
エクソシスト3名、発見」
リーバーは、コムリンはエクソシストを狙っているから逃げろと話す。
そう言っている間に、コムリンは「手術だ!」と言ってガシャガシャ追いかけて来る。
ナマエたちは急いで逃げる。
アレ「うわわわ!追ってくる追ってくる!」
アレンが何が起きているのか聞くと、コムイが発明したロボットがコーヒーを飲んで暴走してしまったと言う。
エクソシストを強くする、リナリーをマッチョに改造すると言ってリナリーに麻酔を打ったと。
『そんな危険なもの壊しちゃダメなの!?』
リー「壊したくても壊せなかったんだよ!今城内にいるエクソシストはお前らだけなんだよ!」
『じゃあもう壊す!』
ドスッ
『!』
リーバーと話している隙を狙い、コムリンはナマエにリナリーと同じ麻酔針を打つ。
ナマエは咄嗟に飛び退け、完全に麻酔が効くことはなかった。
ガクッ
『っ・・・コムイさんの、麻酔・・・やば・・・』
しかし、科学班室長が作った麻酔は、針に付いた少量でさえ身体の自由を奪う。
膝をついて痺れに耐えていた。
その時コムリンの視線がナマエにロックオンされる。
コムリン「苗字ナマエはエクソシスト・・・強くする・・・この女は巨人に改良手術すべし!」
「「「はぁ!?」」」
アレン、リーバー、トマの脳内には巨人になったナマエが過った。
『やっ・・・』
リーバー「ナマエ!!」
ナマエにコムリンの手が伸びた時、リーバーがナマエを掴み引っ張って走り出したため、コムリンに捕まることはなかった。
コムリンの死角になる壁際に逃げ込むとリーバーはため息をつく。
リーバー「はぁ〜〜〜、楽になりたいなんて思ったバチかなぁ」
コムリンは、コムイの人格や頭脳を完全にコピーしたロボットであり、科学班の仕事をたくさん担ってくれるはずだったと話す。
リーバー「お前たちエクソシストや探索部隊は命懸けで戦場にいるってのにさ、すまんな。
おかえり」
アレンは「おかえり」と言われた過去を思い出していた。
自分がアクマにした育ての親。
『アレン・・・』
ナマエが身体の痺れに耐えながらも様子が変わったアレンに声をかけた。
ナマエの声にハッとすると、リーバーに「ただいま」と返事をする。