第23話
夢小説設定
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“聖母ノ加護”の中
ラビ「アレン、クロス元帥ナマエに超甘くないか?てかオレらと喋る時とキャラ違くね?」
アレ「あんなもんです」
ラビ「しかもナマエの腰に手ぇ回して。あんな口説き文句みたいなこと言われて、ナマエはなんとも思わんの?」
アレ「昔からなので慣れてるんだと思います」
ラビ「マジか」
クロスはナマエを支えながら自分の対アクマ武器である“断罪者”を構えた。
ナマエも弓を出し、矢に光を纏わせ弓を引いた。
クロス「“断罪者”」
『“浄化の弓”』
クロスは銃を数発撃ち、ナマエは一発だけ矢を射る。
その弾丸たちは全てティキの腹部に直撃した。
それを見てさらに銃弾を撃ち込むクロス。
ティキは初撃でダメージを負っていたが、咄嗟に手を前に出しムカデを操作することでクロスの銃弾を防ごうとする。
ギカカカカ
ティキ「アアアアアア」
ティキは力を振り絞り銃弾を弾いて軌道を変えた。
しかし、“断罪者”の弾丸はターゲットに当たるまで止まらない。壁に被弾して止まったかと思われた弾丸は、銃口から射出された時の勢いのまま再度ティキに向かって行く。
シュパァア!!
ドンッ
ドドンッ
弾丸と矢が何度もティキに襲いかかる。
ティキは既にクロスたちに攻撃することもままならない様子だった。
リナ「い、一方的・・・」
ラビ「オレらがどんなに攻撃してもビクともしなかったティキがあんな銃弾で・・・」
“聖母ノ加護”の中にいるメンバーは、クロスの警告をちょめ助から聞いた時のことを思い出していた。
“足手纏いになるなら帰れ”
ラビ「ちょっとヘコむな・・・力の差がここまでハッキリ出ちまうと。ノアも、クロス元帥も・・・ナマエだって。
オレらはまだまだ、弱い」
アレンも退魔の剣を左手に戻しながら、悔しそうな顔でクロスを見ていた。
その時、ドッと地面が揺れる。塔も崩壊が始まったようだ。
クロス「時刻か・・・急がないと間に合わねぇな」
クロスが銃口をティキに向ける。ティキはグッタリと横たわっており、もう動くこともできない状態だ。
そしてクロスがトドメを差そうとした時、
ドッ
『わっ・・・』
ティキの下の地面が割れ、重力に反して瓦礫が上に上がる。
クロスはナマエがグラついたことに気づくと、少し後ろに飛び退けた。
クロス「!」
『あれは・・・』
ティキがいた場所に銃口を再度向けるが、そこには白い服のぽっちゃり体型が見えた。
クロス「これはまた」
そこにいたのは千年伯爵だった。
肩にはティキを担いでいる。
クロスとナマエが千年伯爵と対峙している時、後ろからアレンの叫ぶ声がする。
そちらを見ると、アレンとリナリーが座り込み下を見ていた。
まさか、ラビとチャオジーが落ちたのだろうか。
『うそ・・・』
動揺し崩れ落ちそうになるのをクロスにぐっと抑えられ、クロスを見ると「前に集中しろ」と言われる。
伯爵「こんばんワ♡」
クロス「よぉ、あいかわらずパンパンだな、このデブ」
睨み合う伯爵とクロスは、探り合いを始める。
ナマエは黙って2人の様子を見ているしか無かった。
クロス「デブと会った日なんていちいち日記に記してない」
伯爵「マ♡その言い方は我輩とよく会ってるように聞こえますネェ♡
隠れんぼうのクロスちゃあ〜〜ン♡」
伯爵が笑顔でクロスに話しかけていると、クロスは伯爵に向けて発砲した。トロい喋りに付き合う気はないと。
クロス「冷やかしなら出ていけ」
伯爵「出ていけ?これはこれは!ここは我輩の方舟ですガ♡」
クロス「捨てたんだろ。この方舟は江戸から飛び立つ翼を奪われたアヒル舟。“14番目”・・・ノアを裏切った男の呪いがかかった日からな」
『(14番目?何の話・・・?)』
困惑するナマエだったが、伯爵は心当たりがあるようでピクッと反応し固まっていた。
そしてクロスの方をギロリと睨む。その視線の鋭さに身震いしてしまう。
『っ・・・』
伯爵「やはり・・・貴方でしたカ♡あの男、“14番目”に資格を与えられた“奏者”ハ♡
しかしこの舟の“心臓”は新しい方舟に渡りましタ♡“心臓”が無くては舟は操れない・・・。
早く苗字ナマエをこちらに渡してください、苗字ナマエに死なれたら困りますからネェ♡」
クロスはグッとナマエを支える手を強くする。
絶対に渡さないと言うように。
ナマエも伯爵を睨みつける。
伯爵「・・・仕方がないですネ♡
苗字ナマエの力が無くてもいずれは我輩たちが勝つのですかラ♡諦めるとしましょウ♡」
この方舟は最後にエクソシストたちの血を吸う棺になると話す伯爵。
それを聞いていたアレンは頭に血が上ったようで、傷だらけの身体で“神ノ道化”を発動させ伯爵に向かって行った。
アレ「伯爵ぅぅうう!!!」
ドドドド!!
崩壊のタイミングなのかアレンの力なのか、割れる地面。このままではアレンと伯爵は落ちてしまう。伯爵は何か逃れる手があるのか余裕そうに笑っている。
『元帥っ』
クロス「チッ」
周りが見えなくなってしまったアレン。下に落ちる伯爵のもとへ向かって行く。
クロス「“脳傀儡(カルテ・ガルテ)”!!」
クロスはマリアの術でアレンを動かし、退魔の剣を壁に刺すことで落下を逃れた。
伯爵を倒したいと抗議するアレンに、クロスは「憎しみで伯爵と戦うな」と伝えた。
その一言に少し冷静になったようで、クロスに抗議することを止めていた。
レロ「伯爵タマァァァア!!」
その時どこからかレロが現れ伯爵のもとへ急降下した。
そして伯爵はレロとともに扉に入っていく。
入ったのはロードの扉そっくりだった。
ラビの火判で燃えたが、きっと本体ではなかったのだろう。
レロ「早く新しい家に帰ろうレロ〜、伯爵タマー!!」
伯爵「ハイハ〜イ♡
さようなラ、エクソシスト♡」
そう言うと、完全に伯爵は扉の中に消えていった。
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