第48話
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東堂の術式で来栖が宿儺の頭上に現れる。
そしてあらゆる術式を消滅させる“邪去侮の梯子”を発動した。
大きな光の柱が宿儺の上に降り注ぐ。
宿「!」
宿儺は咄嗟に地面を割り、瓦礫を上に飛ばした。
その瓦礫を伝って上空にいる来栖を倒そうとしていたようだ。“邪去侮の梯子”でダメージを食らいながらも、伏黒の魂と引き剥がされる前に来栖を殺せばいいと思っているようだ。
『来栖さん!』
東「俺が行く!」
宿儺の攻撃が来栖に当たる直前、既に術式を使えなくなっていた東堂が跳び、来栖の前に出て攻撃が直撃するのを防いだ。
しかし宿儺の攻撃は“黒閃”、東堂も後ろにいた来栖も吹き飛び、地面に叩きつけられた。
まだ息はあるが、2人とも動ける状態ではなかった。
宿「(残すは小僧と名前のみ!)」
宿儺が虎杖と名前の居場所を捕捉しようと下を向いた瞬間、宿儺の目の前には既に虎杖がいた。
宿「(光の中で焼かれながら俺を追っていたのか!?)
玄武かっ!」
『っ・・・呪力が尽きるまで、守れっ・・・もう、誰も死なせない!』
虎杖の周りには玄武のバリアが張ってあった。
名前は反転術式を使えなかったわけではない。
この時のために呪力を温存していたのだ。
これが宿儺を倒す最後のチャンス。
“邪去侮の梯子”で名前のバリアもすぐに消滅してしまう。しかし威力を保ったまま術式対象の限定をする力は今の来栖にはない。
バリアが消滅したらまた張り、消滅したら張りを繰り返し虎杖を“邪去侮の梯子”の光からある程度守っていたのだ。
強力なバリアを何度も張り、名前の大量の呪力もあと僅かに。
『悠仁くん!!』
宿儺を倒してくれという気持ちを込め、悠仁の名を呼ぶ。
宿儺は、虎杖の“解”は当たらなければどうということはないと、避けようとするが
悠「領域展開」
虎杖が領域展開をした。
領域展開には必中効果が付与される。
虎杖の打撃も。
虎杖は何度も魂を引き裂く打撃を与え続ける。少しずつダメージは蓄積されているがどれも決定打に欠け、
遂には
『っ、術式の、リセット』
五条が使っていた、脳を一度破壊し反転術式で治すことで再度焼き切れた術式を使用できるようにする荒業を宿儺が行ったのだ。
宿「領域展開」
宿儺が領域展開をしようとした瞬間、虎杖の腕が見える。
今まで乙骨が用意した呪具で隠れていたが、その手には2本の指が無かった。
宿「(今できた傷ではない、伏黒恵に移る時に使った指は左小指一本・・・)」
宿儺は乙骨の領域展開の中でのことを思い出していた。
確かに“御厨子”は模倣されていた。
高専から奪えなかった宿儺の指の一本をリカが捕食したのだと思っていたが、それは違った。
宿「(御厨子の模倣条件を満たしたのは、小僧の指だった・・・!)」
宿儺の魂が虎杖の中にいた数ヶ月で、虎杖の中にも宿儺の術式が刻まれていたのだ。
その虎杖の指をリカが捕食することで乙骨は御厨子を使用できた。
宿儺の最後の指は、高専の地下に厳重に保管されていた。
そしてその指の前には
野「喜べ男子ども」
釘崎がいた。
渋谷で大きな傷を負い、今まで眠っていたが、1時間前くらいに目を覚ましたのだ。
そして宿儺の指に
カァアン!
野「“共鳴り”!!
オッパッピーだよ馬鹿野郎!」
『これ、野薔薇ちゃんの“共鳴り”っ・・・悠仁くん!今しかないよ!!本当に最後!!ここで決める!!』
悠「うすっ!!」
虎杖は釘崎の術式で苦しんでいる宿儺に打撃を叩き込む。名前も虎杖が動きやすいように白虎や朱雀で攻撃して翻弄していく。
悠「宿儺、決着をつけよう、
廻る呪いに・・・!」
『(母様、父様、兄様・・・みんな、力を貸して)
四神招来、白虎!!』
悠「黒、閃!!!」
名前の白虎で強化した脚が背中に、虎杖の黒閃が腹部にめり込む。
ドウッ!
宿儺の身体が吹き飛ぶ。
吹き飛んでいるうちに、伏黒の身体から宿儺が剥がれ落ちていく。
宿「ああっ・・・あ”あっ・・・!!」
うめき声を上げ、もう一度伏黒の身体に入ろうと必死に手を伸ばす。
しかしその手は届かず、ピチャッと地面に宿儺の欠片が崩れ落ちた。
宿「ハァ・・・ハァ・・・」
宿儺の身体がどんどん崩れていく。
このままでは消滅し祓われてしまうだろう。
そんな宿儺を見下ろす虎杖と名前。
名前が宿儺を持ち上げると、既に両手に収まるだけの大きさになっていた。
悠「宿儺・・・もう一度やってみよう、誰かと呪うんじゃなくて、誰かと生きるために。
誰にも受け入れられなくても、俺だけはお前と生きていける」
宿「ナメるなよ、俺は呪いだぞ・・・」
『・・・宿儺、私を好きでいてくれてありがとう』
宿「・・・・ケヒッケヒッ・・・五条悟を屠った後も、お前は俺にそう言うのだな。恨み辛み、全て受け止める準備は出来ていた」
『・・・消え行くあなたに呪いの言葉を吐くほど、酷い人間じゃないよ。きっと悟も許してくれる』
宿「どこまでも甘い奴だ・・・名前」
『・・・あの世で巫女さんは楽しく暮らしてるって言ってたよ。宿儺も巫女さんと、楽しく暮らせると良いね』
宿「だから言っただろう、俺は呪いだと」
『私は宿儺に、巫女さんとくっついてほしいけどね』
宿「くはっ・・・お前がそう言うなら、そうなっても良いと思っても良いのかもしれんな」
話しているうちにどんどん宿儺はボロボロになり、もう10センチほどの塊があるだけだ。
『どうなったか、報告を楽しみにしてるよ。
また、いつかの輪廻で』
そう言うとサラサラと塵になる宿儺。
少しは報われただろうか。
塵が飛んでいった空を見ていると、虎杖が声を掛ける。
悠「名前先輩、帰ろう」
『うん』
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