第47話
夢小説設定
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乙骨と名前の領域が展開された後、領域の外では猪野と日下部、真希が待機していた。
篤「乙骨がイイ感じに領域の座標をずらしてくれた。死角が無いよう全員散って位置につけ」
乙骨が領域を崩して合図を出したら真希が突入する。
その作戦の話をしていると、猪野は中にいる3人の心配をする。あと何人か領域の中に入って応戦したほうが良いのではないかと。
篤「今更何言ってんだ、今誰かが乙骨の領域の中に入ったら、宿儺の意識が領域の外に向く」
外からの奇襲に気づかれるかもしれないと返す日下部。
篤「てか、ここにいる何人が特級術師の周りでチョロチョロ立ち回れるかっちゅー話だよ。
苗字と乙骨はずっと連携を取ってきてんだ、下手に入って邪魔ンなったらマズイだろ」
猪「(いやアンタはいけるだろ)」
篤「禪院!!頼んだ」
真希はいつでも突入できるように前を向いた。
真希「(憂太と名前、悠仁が命懸けで作ってくれる隙だ。失敗は出来ねぇ)」
真希はフーー、と深呼吸をした。
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篤「憂憂!!」
憂憂は乙骨とリカを瞬間移動させようとする。
憂憂「名前さんはっ・・・」
『大丈、夫!なんとかする・・・』
肩をザックリ斬られた名前も医療班の所へ移送するか聞くが、断った。今直ぐに乙骨をなんとかしてあげたい。
それに術式は焼き切れてしまったが少しすれば回復するはず。
真希「おい、名前。肩はくっついたか?」
『一応応急処置は・・・』
真希「じゃあ日下部ン所行っとけ」
ぐわしっ
『え』
ドギュンッ
『ぃゃぁあ!』
真希は名前の服をむんずと掴むと、日下部がいる場所に向かって放り投げた。
直ぐに宿儺から離したかったからだろうか、フルパワーで投げられ悲鳴を上げていた。
篤「は!?禪院!!苗字は今術式焼き切れてっ・・・」
玄武を使えないと言おうとするが時既に遅し。目の前まで名前が迫ってきていた。
ドザァア!
『っぁ、痛っ』
日下部はしっかり名前を受け止めていた。
痛むであろう右肩には負担がかからないようにしながら。
『ありがとうございます、日下部先生・・・まったく、真希は相変わらず私の扱い雑』
篤「・・・今は禪院と虎杖たちに任せて回復しとけ」
『はい』
回復したらまた戦闘に参加できる。術式と身体をバランス良く回復させながら状況を見ることにした。
篤「っと・・・」
動き出す日下部。名前はそれを見て『行くんですか?』と尋ねる。
もう少し様子を見ているものだと思っていた。
篤「お前のそんな姿見たら、ただ黙って突っ立ってられないだろ」
そう言うと日下部は宿儺の所へ走った。
《Q.最強の一級術師は誰?》
冥「え?日下部」
七「状況次第ですが、日下部さんですかね。あくまで私個人としては」
悟「日下部さんじゃなーい?御三家入れたらまた話変わってくるんだろうけど」
篤「俺と宇佐美以外の誰か」
『えー、迷うけど日下部先生かなぁ』
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真希、猪野、日下部が宿儺と対峙する。
真希は世界を断つ斬撃を避け、“捌”を食らってもなお立ち上がり絶え間なく攻撃を仕掛けていく。
猪野は真希と同時に“捌”を食らった時に蹴りを入れられ吹き飛んでいた。
宿儺は、真希との戦いで呪術と肉体のどちらが力として磨き上げるに値するか決めることができると高揚していた。
天与呪縛のフィジカルギフテッドである真希でも、“黒閃”を食らうと防ぎきれず、吹き飛ばされ建物の外壁に叩きつけられた。
『っ、真希・・・』
肩の治癒はなんとかできた。しかし術式が回復しきっていない。今戦闘に混ざっても足手纏いだ。
『先生っ!逃げてっ』
日下部1人では、流石に厳しいだろう。
篤「逃げろっつったって・・・・。
(いやいや、完全に勝ち目がないならさっさと撤退できたのに・・・!ここまで来たらやるしかねぇよな?
やるのか・・・?俺が宿儺を?苗字は逃げろって言ってる。逃げても良いのか?)」
しかし、フゥー、と深く息を吐くとシン・陰流の簡易領域、居合“夕月”を出した。
それは宿儺の斬撃をフルオートで予備動作無しで迎撃することができる技だ。
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冥「正直、馬力で言ったら私や七海くんの方が上だよ」
七「勝つイメージというより、負けるイメージが湧かないんですよ、日下部さんは。
剣術も達者で技のバリエーションも多い。結界術も使える。豊富な呪術知識に基づいた分析と判断力も強みです」
冥「応用の利く便利な男なんだよね。無人島に持っていきたい術師って感じかな」
『2年生になって日下部先生に教わってから、私も技の精緻性が上がった気がしますもん。細かいところまで拘ってる感じが凄いです。妥協しないっていうか』
悟「それなりに切り札も持ってるんだよ、簡易領域あるじゃん、あれって成立させるために初心者はいろいろ縛りを作るんだけど、日下部さんは縛り無しで簡易領域を成立させられるし、範囲もめっちゃ広いんだよ」
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日下部は簡易領域の範囲を広げた。宿儺も領域に入るように。
すると、宿儺は攻撃していないにも関わらず迎撃される。“領域に入ったものは全て全自動で迎撃する”という特性のためだろう。
素早い動きで居合を繰り返す。宿儺には無数の切り傷ができていた。
しかし、刀に限界が来て刀身が折れる。
日下部は体術で宿儺に応戦していった。術式なしで一級術師まで登りつめた日下部は、体術も人一倍強い。
篤「(らしくねぇ、なーんでこんな頑張ってるんだっけ)」
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冥「あーでも、私が日下部を推す一番の理由は、文句ばかり言うくせに知的誠実さは忘れないとこかな」
『悟が出張とかでいない時には結構気を遣ってくれるんですよ、上層部の圧力からさり気なく守ってくれることもありましたし。そういう強さもありますよね』
冥「要は」
「『優しいんだよね(ですよ)』」
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篤「(うだうだ考えてんじゃねぇ!!ここで退いたら宿儺は回游の泳者になった三輪たちも殺すんだ!!ガキどもが命かけて戦った!!
大人の俺が必死こかなくてどうするよ!!)」
日下部は宿儺の既に傷ついている心臓を狙ったが、その刃は届かず宿儺に止められた。
ズパッ
十字に切られる胸部。日下部は戦闘不能に陥っていた。
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