第47話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
総則追加の15分前
岩手県御所湖結界内
羂索は髙羽と対峙していた。
対峙と言っても、髙羽の術式のせいで羂索は攻撃するどころか髙羽のイメージの世界に入り込み、お笑いを楽しんでいたのだが。
そして髙羽との最後の漫才が終わる時
羂「君、超面白かったよ」
髙羽に笑いかける羂索。
しかしその後ろにはすでに刀を抜こうとしている乙骨がいた。
羂「(術式反転、“反重力ーーー”)」
カァァアアン・・・
羂索が応戦しようとする前に、乙骨の刀が羂索の首を捉える。
術式なのか、脳が本体の呪術師のためか、首だけになっても意識を保ち話をする羂索。
羂「名前が“夏油傑”の最期を看取るために来るかと思ったが、違ったか」
憂「お前のせいで名前ちゃんは人一倍辛い思いをしたんだ。来させないよ」
羂索が夏油傑の身体を乗っ取らなければ、死なずに済んだ人がたくさんいる。夏油の身体だって弄ばれているも同然だ。
乙骨は名前の大切な人を奪った羂索が許せなかった。
羂「残念だな。
だが、私の遺志は受け継がれる」
羂索は首だけになってもまだ不敵な笑みを浮かべていた。
遺志が受け継がれるとはどういうことなのだろうか。
その瞬間、羂索の身体がドクンと跳ねた。
羂索の支配を失ったことによる呪霊操術の暴走が起きたのだ。羂索が調伏していた呪霊たちが一気に身体から溢れ出る。
憂「“リカ”!!」
リカは呪霊たちが外に出ていかないよう倒し続けた。
その時、羂索は死滅回游の総則を追加したのだった。
天元との超重複同化の発動権は伏黒が持つと。
憂「!」
羂「これくらいの保険はかけるさ」
遺志が受け継がれるとはこのことだったのだろう。
超重複同化の発動権を宿儺へ移す継承の儀はもう済ませてあると話す。
羂「あとは基礎となる死滅回游で同化の儀の親を書き換えれば・・・」
その時、羂索に取り込まれていた天元が光を発し、飛び立った。
憂「天元様!?」
天元のことも気になったが、今は羂索を刺すことが先決だ。
カァアアン
次の瞬間には、羂索の額には乙骨の刀が刺さっていた。
羂「千年分楽しんだとは言わないさ。でも、最後に遊ぶのが彼で良かった。
後は君たちの番だ、きっと楽しいよ」
ーーーーーー
『日下部先生っ!』
ザッ!
宿「来たか」
篤「苗字!」
悠「名前先輩!」
名前が宿儺の前に到着する。
宿儺は嬉しそうに笑い、日下部、猪野、虎杖はホッとした顔で名前を見た。
『憂太くんは』
篤「まだだ。だがもうすぐ到着するだろう」
宿「名前、死ぬ気か?」
『貴方を討てるのであれば』
宿儺と名前の視線が交わる。
日下部たちは息を呑んで2人の様子を見た。今声を出したら、その瞬間に殺されてしまうのではないかというほどの殺気、呪力が漂っている。
宿「くははっ!面白い!お前とも戦ってみたかったんだ、簡単に死んでくれるなよ?ギリギリで生かし、俺の反転術式で治してやろう」
『悪趣味。私も反転術式少しは使えるようになったからナメないで』
宿「はっ、期待している」
宿儺は一度名前から目を逸らし、日下部たちの方に向き直る。
宿「まずはお前らを全員殺す。その後は死滅回游の泳者を全員殺す。天元と有象無象の同化を済ませ、出来次第ではその天元と遊ぶとしよう」
しっかり羂索がなし得なかったことをするつもりのようだ。羂索もそうであったが、天元と人間の超重複同化を楽しんでいる様子が見られる。
『そんなことさせないから』
バガァ!
その時、宿儺のいた場所が崩れ落ちる。
憂「ごめん、遅れた」
悠「乙骨先輩!」
宿儺がいた場所を狙い、乙骨が破壊したのだ。
乙骨は名前の隣に着地する。名前はそれに気づくと、目は合わせずに声をかけた。
いつ宿儺が来ても良いように。
『羂索は?』
憂「討ったよ」
『・・・・・ありがとう』
一瞬だけ寂しそうな顔をして、名前は真顔に戻る。
今は宿儺に集中しなければ。
『四神招来、玄武、白虎。
憂太くん、来るよ』
憂「うん」
ドガッ
瓦礫の山から宿儺が出てくる。あの程度では全くダメージは入らなかった。
そんなことは百も承知の2人。
宿儺の攻撃に備えようとしていた。