第46話
夢小説設定
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『(私が行ってれば・・・・)』
モニター越しに見ていた名前は、自分が白虎を使用し向かえば速かったと思っていた。しかし、今から出ても間に合わないし、後の作戦に響いてくる。
名前は悔しさに唇を噛んでいた。
棘「明太子」
『うん、そうだよね』
日車も強い。
現に今も、修行で身につけた領域展延でダメージを軽減させている。しかも、展延は術式と同時に使用することはできず、一度解除する必要がある。
並の術師であれば先程のジャッジマンの判決が無効になり、“処刑人の剣”も無くなるはずだった。
しかし、日車は術師が再開されるよう意識した上で展延を行えていたのだ。
その日車の成長速度や才能に惹かれた宿儺は、嬉しそうに笑い攻撃を再開した。
大きな斬撃で日車のいる建物を破壊する。
日車の後ろには虎杖が追いついており、フォローできる態勢になっていた。
しかし宿儺は日車に目眩ましをすると、近くに現れた虎杖に的を変更した。
グンッ
ガッ
宿儺に腕を引かれ脇腹を掴まれる。
虎杖はハッとした。宿儺の技の一つである“捌”は相手に触れることだ。きっとその攻撃をされると理解したが腕が掴まれており逃れることができない。
ドドドウ
そのまま脇腹を裂かれてしまった。
宿「いい加減理解しろ、オマエはつまらん。興が湧かんのだ」
その後も日車は“処刑人の剣”で宿儺を斬ろうとするがどれも躱され反撃される。
遂には
宿「“龍鱗” “反発” “番いの流星”・・・」
巨大な“解”が放たれ、右腕を飛ばされてしまった。
宿「治せ。治してみろ」
宿儺は面白がっている。日車が土壇場において成長を見せてくれることを。
宿「次は首を飛ばす。反転術式だ、わかるだろ?ほら、頑張れ頑張れ。治せなければ死ぬぞ」
宿儺は続けて左腕も切り落とされ、両足からも血が吹き出る。
日車は集中した。自分の役割を全うするために。
そして脹相の穿血が飛んできてそちらに宿儺の意識が向いた時
ビュアッ
日車は反転術式を会得し右手を再生させた。その手には“処刑人の剣”が握られており宿儺に向けて突く。
その剣は宿儺の手の平に突き刺さり、宿儺を仕留めたと思った瞬間
宿「まぁまぁだ」
宿儺は貫かれる前に自分の腕を切断していたのだ。“処刑人の剣”が刺さったのはすでに宿儺本体から切り離された手だったのだ。
そしてぶつけられる“捌”。
日車は身体から血を流しながらも力を振り絞り、“処刑人の剣”を投げた。
その剣は宿儺の後ろに回っていた虎杖に渡される。
虎杖は“処刑人の剣”を受け取ると宿儺に向けて振り下ろした。
ズバンッ
“処刑人の剣”が宿儺に突き刺さったと思ったが、虎杖が受け取った剣はボロボロになっていた。
日車の意識がなくなったことにより消失したのだろう。
虎杖が宿儺と拳を交えている間に、憂憂と綺羅羅は日車を担ぎ瞬間移動していた。
今回の決戦では、憂憂の術式である瞬間移動が重宝されていた。傷ついたメンバーを家入ら医療班のもとへ連れて行く、羂索に奇襲をかけるために髙羽らを瞬間移動させたのも憂憂だ。
そして、真っ二つになった五条の身体を移送したのも。
それからしばらく宿儺は何か考え事をしているように固まっていた。
その間に、虎杖は決戦までに会得した反転術式で腹部を治癒していた。もちろん宿儺から目は離さずに。
宿「くっくっく」
そして突然宿儺が笑い始めたと思うと、宿儺の目の前に光り輝く物体が降りてきた。
『なに、あれ・・・』
宿「成り行きではなく明確に、今一度、お前たちの理想を切り刻むことにした」
リンゴン、リンゴン、リンゴン
突然コガネが出てきて大声を出し始めた。
コガネ「泳者による死滅回游の総則追加が行われました!!
〈総則〉15、天元による人間との超重複同化の発動権は伏黒恵が持つこととする!!」
『!!』
棘「おかか、ツナマヨ」
『うん、私の出番だ』
重複同化の発動権が伏黒、宿儺に移ったということは羂索への奇襲が成功したということ。
乙骨が戻って来ると同時に名前の出番がやってくる。
憂憂は今日車を瞬間移動させたばかりだ。
憂憂の準備ができ次第乙骨の迎えに行くはずだ。
『先に戦場に行ってる』
霞「名前ちゃん・・・」
心配そうに見てくる三輪に、名前はニコリと笑いかける。
『大丈夫、生きて戻ってくるから。あっちには日下部先生もいるし、私も少しなら反転術式できるようになったから』
棘「高菜、こんぶ!」
『うん、任せて!』
パンッと狗巻とハイタッチをする名前。三輪には狗巻の言葉はわからなかったが、心配するよりも鼓舞した方が名前のためになることはわかった。
霞「名前ちゃん、日下部さんを守ってあげて!」
『っはは!先生に言っとくよ。じゃ、行ってくるね』
そう言うと名前は戦場に降りていった。
新宿での決戦は中盤戦へ。
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