第44話
夢小説設定
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「「領域展開」」
再び同時に領域を展開する2人。
宿儺も焼き切れた術式を修復できるようだった。
日下部は、また五条の領域が崩されるまでの3分間で、宿儺が領域を保てなくなるほどのダメージを与えなければ負けると話す。
硝「不利な言い方ばかりしないでくださいよ。“無量空処”を数秒浴びれば行動不能になる。3分以内に“伏魔御廚子”を崩せれば、五条が勝つ」
少しして、五条の結界と宿儺の御廚子が同時に崩壊した。
そして出てくる無傷の五条と顔等に傷を負った宿儺。
ハラハラさせられる展開に全員息を飲む。
霞「領域内の戦闘なら五条さんの方が強いってことですよね・・・」
悠「(・・・勝てる!!)」
『・・・・』
名前は五条が無傷なことに安心していたが、同時に何か嫌な予感もしていた。
ドゴッと五条が宿儺に拳を入れ、柱に激突させると
悟「領域展開」
宿「領域展開」
憂・日車「!!」
本日何度目になるのだろうか、領域展開をする2人。
しかし、宿儺は身体の傷を回復させる分ワンテンポ遅れていた。
そのワンテンポが“無量空処”を食らわせるには十分な時間だった。
領域内では、五条の攻撃が宿儺の胸を貫き、御廚子が崩壊する。
そして御廚子が崩壊したことで必中効果を相殺できずに“無量空処”を受けていた。
しかし
“布瑠部由良由良 八握剣異戒神将魔虚羅”
宿儺が魔虚羅を顕現し、領域を破壊した。
五条の領域の中で“無量空処”を受けずに破壊できるということは、すでに“無量空処”に適応していたということ。
悟「何っ!?」
『え、何で・・・』
モニターの向こうで五条が驚いていたことに顔を顰める名前。
他の人は魔虚羅に注目していたが、名前は他のことを考えていた。
いつ魔虚羅が適応する時間を稼いだのか。
五条が驚いていたということは領域内のみで出していたわけではない。
『恵くん・・・』
名前の読み通り、宿儺は伏黒の魂に適応を肩代わりさせたと話す。
何回も伏黒の魂が“無量空処”を食らってしまい、大丈夫なのかと心配するが、五条の表情を見ていると何とかなるのかもしれないと思った。
まだ不敵に笑っている。
悟「思ったより必死こいてくれてるみたいで嬉しいよ」
宿「クハッ、貴様ほどじゃないさ」
“無量空処”に適応したのは宿儺ではなく魔虚羅であるから、再び領域を展開し魔虚羅を破壊すればいい。
悟「次は一撃で消してやるよ」
再び掌印を結び、領域を展開しようとする五条に、宿儺は笑いながらもう領域を展開できないと話す。
その時、五条の顔が歪み鼻血が大量に流れる。
『やっぱり、無茶を・・・』
焼き切れた生得術式を修復していた五条は、一度脳を呪力で破壊してから反転術式で治癒していたようだ。
憂「そんなこと・・・一度でもリスクが高すぎる!!」
脹「やった回数だけ死にかけてると思っていいだろう」
悠「そんな無茶を4回・・・今もしたなら5回だ」
硝「五条は能の治癒には慣れてると思っていたが・・・それでも後遺症が出たってわけか」
『多分普段の反転術式とはまた違うから・・・』
普段はきっと一度脳を破壊するなどしていないだろう。
宿儺も同様に術式を修復していたが、五条よりも回数が少ない分余裕がありそうだった。
宿「仮に領域を展開できたとしても、その時点で死ぬか、俺に対抗できるほどの精度は出せないさ」
悔しそうにしつつもまだ諦めていない表情で宿儺を睨む五条。
宿儺は魔虚羅の法陣を出し、次は逃げられないように領域を結界で閉じながら無限に適応すると言う。
宿「じゃあな最強。
俺がいない時代に生まれただけの “凡夫” 」
『・・・・』
凡夫と言われた時のどこか嬉しそうな五条の表情を見て名前も誰にもバレないくらい小さく、寂しそうに笑った。
対等に、いや下に見られて嬉しそうにしている五条に、嬉しいような、自分ではどうしても満たしてあげられなかった感情を宿儺に満たされているという寂しさ、悔しさ、様々な感情が混じり合った笑みだった。
しかしそれと同時に感じる不安。
悟がいなくなってしまうのではないかと。
自分ではどうしようもない感情でぐちゃぐちゃになっていた。
『悟・・・』
そんな名前をチラ、と見た乙骨は座っていた椅子ごと少し名前の近くに寄り、そっと背中に手を置いた。