第43話
夢小説設定
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12月24日
秤「“頑張れ“?」
パ「“死ぬな”?」
高専内には呪術師が集まっていた。
学生たちはこれから決戦に向かう五条になんと声をかけたら良いかと話し合っていた。
今まで勝って当たり前の人間だったからな、と心配する気が湧かないようだ。
憂「はは、でも普通に喜んでくれると思うよ」
真希「“あたりめーだろ”とか返されたら、宿儺の前に殴っちまいそうだ」
そこへ、五条、歌姫、楽巌寺が歩いてくる。
その雰囲気に、今までのんびり話していた学生にもピリ・・・と緊張感が走るが
悠「先生!!術式邪魔!!」
と虎杖が手を挙げながら言ったことで雰囲気はガラリと変わった。
五条は一瞬何のことだと固まるが、すぐに意図を理解したようで着ていた上着を脱ぎ、「ばっちこい!!」と笑いながら背中を指差した。
ベシッ
虎杖が鼓舞するように背中を叩く。
それを見ていた他の学生もそれを見て笑い、
バンッ
ベシッ
げしっ
ドガッ
と五条の背中を叩いたり蹴ったりしていた。
真希「行って来いバカ目隠し」
パ「面だけの男じゃねぇって証明しろ!!」
棘「しゃけ!!」
憂「しんどくなったら代わりますよ」
秤「勝てよ!!五条さん!!」
悟「応!!」
いつも通りの雰囲気で送り出す学生たちを見ていた大人組は、その雰囲気の良さに笑う者、呆れる者と様々だった。
そして
『悟・・・』
悟「名前」
一番奥には名前の姿が。
一度盛り上がった場が再度静かになる。しかし今は緊張感などではない。
名前と五条の2人の時間を邪魔しないように様子をじっと見ていた。
名前と五条、2人はゆっくり歩きお互いの距離を縮める。
目の前まで来た時、名前は目を見て話す。
『悟、私は、悟を信じて待つよ』
五条を“信じて待つ”これが全てだった。
今自分にできること、言えること全てが詰まった言葉。
そう一言だけ伝えると、近づく五条の顔。
たとえ周りにたくさんの人がいても気にならない。今この空間に2人だけのような錯覚に陥る。
少し目を合わせた後、ゆっくり目を瞑った。
重なる唇。
この時間が永遠に続けばいいとさえ思えてくる。
しかし数秒後、唇が離され近距離で目が合う。
悟「愛してる」
『・・・フラグ?』
悟「おーい、雰囲気台無し」
『ふふっ、わかってるよ。私も。』
笑い合うと、どちらともなく手を絡ませる。
『呪力、渡すね』
悟「ありがとう」
名前はありったけの呪力を渡した。
時間をかけて、ゆっくりと。
そして途中でこっそり、誰にもバレないように小さな声で囁く。
『楽しんできてね』
五条は一度目を見開くが、名前の額に口づけを落とし肯定の返事をしていた。
名前はわかっていた。
五条が宿儺との決戦を楽しみにしていたことを。
世界や名前を守るという大事な理由もあるが、強者と戦えるワクワク感もあるのだと。