第40話
夢小説設定
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乙骨はリカがついている。
乙骨に攻撃しようとした瞬間にリカが非術師を一瞬で蹴散らしてしまうかもしれない。
乙骨らがいるビルから少し離れた場所に着くと、人の気配がした。
『どこの方ですか?』
日本語が通じるかどうかもわからなかったが、聞いてみることにした。
しかし返事はない。
玄武と白虎を出し、自分の周りにバリアを張っておく。
すると間もなく
カランッ
何かが投げ込まれる。
ドンッ
『わっ』
投げ込まれた物はスタングレネードだった。
爆発し、閃光を放ったが、全て玄武のバリアで防ぐことができた。
その場が落ち着くとゾロゾロ出てくる軍隊。10人ほどいそうだ。
閃光が効かなかったことはすでにわかっていたのか、ゆっくり銃を向けながら歩いてくる。
「あの顔、苗字名前だ。アイツは生かして国に連れて帰るぞ」
「じゃあ銃は」
「致命傷にならなければ良いだろう」
『(日本語・・・)何で軍の人が私のこと知ってんの?』
それには答えず、銃を撃ってくる。
効かないってば・・・と名前は玄武の中で呟いていた。
軍人は銃が効かないことに驚き、銃の乱射を止める。
『もう終わり?』
そう言うと、名前はバリアの中から出て白虎で脚力を上げ、軍人たちに猛スピードで蹴りを入れていく。
「ぐっ!」
「がぁっ」
数人やられたところで、再度銃を構えるが狙いが定まらない上近くに仲間がいることで撃てずにいた。
10秒後、立っていたのは名前と一人の軍人だけだった。
「ひぃ・・・」
『観念しちゃったほうが良いと思うけど?』
名前がそう言うと軍人は銃を置き、手を挙げた。
『殺しはしないけどさ、私一般人も守ってるから武装解いてくれない?』
こんな道のど真ん中で尋問するのも、と思い乙骨と合流しようとする。
しかし、そこには非術師の人もたくさんおり、銃を向けられてはたまったものではない。
「わかった」
軍人は装備を外し、Tシャツとズボンだけの状態になった。
『青龍』
「うおっ!?」
名前は青龍を出し、龍の身体で軍人を拘束する。
急に龍に纏わりつかれた軍人は驚いていた。
そんな軍人を一瞥すると、乙骨の待つ場所へ向かった。
『ただいま』
憂「おかえり」
ビルから見えていたのだろうか、心配もされず返事のみもらった。
『軍人さんひとり連れてきてみた。何か話聞けるかな』
憂「んー、情報は少なそうだけど、まぁ少しは価値があるかも」
軍人は、乙骨と名前に何でも話すから殺さないでと命乞いをする。
『殺さないです。無意味な殺しはしないので。
じゃあまず1つ目。誰の命令ですか?』
「上だよ。国からだ」
『呪術師を狙ってるんですか?それともこの周辺にいる一般人も?』
「呪術師を捕まえろと聞いている」
名前と乙骨は目を合わせる。
なぜ呪術師が軍に狙われなければならないのか。
そして
『私のことを知ってたのは何故?』
憂「え?」
「・・・まずは呪術師を狙う理由を言わなきゃならねぇな。上は、呪術師の使う“呪力”?に可能性を感じているらしい」
呪力の可能性?と首を傾げる。
軍人は、呪力をエネルギーとして変換できれば国が発展していくと話した。
「映像を見せられてな、そこには苗字名前、五条悟らが莫大な力を出す様子が映っていた」
国のトップは、2人で一国のエネルギーを余裕で賄えるかもしれないと話していたと言う。
『呪術師が、エネルギー・・・羂索が言ってたやつだ』
憂「他国のトップに羂索が言い触らしたのかな」
羂索の狙いは何なのだろうかと考える。
本当に呪術師をエネルギーとして使わせることなのか、呪術師と軍人を戦わせることなのか、それとも・・・
『軍人の、虐殺・・・とか?』
憂「でも呪術師がみんな軍人を殺しにかかるとは考えられないよ」
『軍人の脅威は呪術師だけじゃないよ・・・呪霊もだよ』
乙骨は目を見開く。
名前は、昔、非術師でも亡くなる時に僅かに呪力を発すると聞いたことがあった。
非術師である軍人を結界内で呪術師もしくは呪霊とぶつけて軍人を虐殺し、結界内の呪力を増やす魂胆なのかもしれない。
憂「有り得るね。仙台結界は僕たちが泳者じゃない低級呪霊は祓ってきたけど、他の結界はどうなんだろう」
『わからない。ともかく、軍人さんたちには引いてもらわないとね』
「・・・俺達が殺されるってのか?」
『その可能性はあります。羂索・・・今回のこの殺し合いのゲームを始めた呪術師は、きっと私たち呪術師が負けるなんて思っていないはずです。
だから、弱者であるあなた達を狙っているとしか思えません』
軍人はぐっと唸って考えた後、撤退すると話していた。
『できれば他の結界にいる人たちにも撤退するよう伝えてください。あと、夜は呪霊が出る時間なのでなるべく昼間に行動するようにとも』
軍人は親切に教えてくれる名前に感謝の言葉を述べ、味方が倒れている場所へ向かっていった。
憂「ありがとう」
『うん。軍人が来るのは想定外だね』
乙骨と名前は、その日は朝まで仮眠を取らず見張りを続けていた。