第39話
夢小説設定
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『憂太くん!みんなはスタジアムの中でバリア張って守ってる』
憂「ありがとう。ちょっとフォローしてくれる?」
『任せて。そのために来たんだし』
クスッと乙骨が笑うと、コガネに目の前にいるゴキブリのような呪霊も泳者なのかと聞く。
コ「ああ!!黒沐死ってんだ!!」
『うえー、虫は基本的に好きだけど、アレは無理なんだよなー』
乙骨はそう呟く名前を一瞥して苦笑いすると、黒沐死に視線を向ける。
憂「(皆渋谷で消耗してる。身体にも気持ちにも余裕がない。
先生・・・先生に2度も親友を殺させない。
名前ちゃんにももう辛い思いをさせない。
羂索は僕が殺す。)」
乙骨と名前が刀を構えると、黒沐死も「爛生刀」という魔剣を出した。
黒沐死はゴキブリの波を出し、2人へ向けて放った。
『波は私がやる』
憂「僕は本体ね」
名前は炎を纏わせた刀を振り上げる。
炎の切っ先が鞭のように伸び、小さいゴキブリたちを飲み込んでいく。
ゴキブリの波から現れた黒沐死は名前に向かって爛生刀を振り下ろそうとしていた。
しかしその刀が名前に届くことはなかった。
乙骨によって腕ごと切り落とされていたのだ。
黒沐死は空を飛んで距離を取ろうとするが、それを読んでいた乙骨。目の前まで迫って刀を振り下ろし、黒沐死は川の中に落とされた。
黒沐死も一瞬の判断でゴキブリを盾に使い、無傷だった。
黒沐死は剣を拾い、お互いに距離を取り振り出しに戻る。
『憂太くん、また見られてる』
憂「うん、きっと得点の高い2人かな」
『あまり手の内を見せずに祓いたいね』
特に乙骨の反転術式を使えることはバラしたくない。
リカもなるべく出したくない。
黒「何故、邪魔ヲスル。何故、我々ヲ殺ス?」
憂「それはこっちが聞きたい」
黒「私ハ鉄ノ味ガ好キダッ
“瞎”
“瞎”
“瞎”
“土虫蠕定”!!!」
黒沐死は話終えると掌印を結び、虫の呪霊のようなものを出す。
さらにゴキブリも大量に出し、川の中に渦を作る。
乙骨は刀を川底に刺し、呪力でゴキブリを倒していく。
その間に黒沐死が出した虫の呪霊が近づいていたため、
名前の刀で切り付けていく。
『っ』
切った部分から液体が弾け飛び名前の目に入ってしまった。目を擦っている間に黒沐死は名前に剣を振り下ろす。
しかし気配で気づいた名前は刀でそれを止める。
すると
ドドドッ
『!!』
黒沐死の剣から弾丸のようなものが名前の肩に当たる。
そして
ブチブチブチ!!
「ギィァアアア!!」
傷口から虫が皮膚を破って出てくる。
『ぁあ!』
憂「名前ちゃん!」
ザシュッ
名前はすぐに虫を倒し、肩を押さえる。
乙骨は名前を見てしまい一瞬反応が遅れてしまった。目の前に黒沐死が迫っており、腹部に弾丸を受けてしまった。
『憂、太くんっ』
乙骨は黒沐死に捕まれ、後は喰われるだけ・・・・
その時
ギョロ
ガッ
『ひぇ』
ボパッ
乙骨は黒沐死の頭を掴み、口元に噛みついて手と口から正のエネルギーを送り込んだ。
正のエネルギーは呪霊にとっては猛毒同然。
一瞬で祓われた。