第39話
夢小説設定
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結界の端まで歩いている乙骨、名前一同。
『憂太くん、もうすぐ』
憂「わかった」
近くに術師の気配を感じ取った名前は、乙骨に伝えた。呪力量的にそんなに強そうには感じないが、油断はしないよう伝えた。
乙骨は術師がいるところまで先に歩いていく。
『玄武・・・』
名前は非術師を守るようにバリアを張る。
するとすぐに聞こえてくる戦闘音。
周りは住宅地が多いため、建物が崩れる音が響く。
そしてすぐ、乙骨が戻ってきた。
憂「皆さん、もう大丈夫です。もう少し進みましょう」
ーーー
スタジアム近く
『でっかい式神が何体かいるね』
憂「うん。でも式神遣いは術師本人を叩けば良いもんね」
『そうだね、どうする?術師の場所青龍で探そうか』
乙骨はお願い、と言うと名前は青龍を具現化させた。
「うお、龍じゃん、かっけぇ」
若い男性から驚きの声が聞こえた。
青龍は勢い良く空に向かって飛び上がっていった。
『・・・見られてる』
青龍が合図を出してくる。
離れた場所に強い呪力の術師がいて、視線を感じているようだ。
すぐに動き出す様子はなく、青龍の動きを見ていたようだった。
『ありがとう青龍、そのまま式神の術師探して良いよ』
少しして青龍が戻ってきた。
式神の術師はスタジアムの中にいるということだった。
もう少しスタジアムに近づき、乙骨が術師と戦うことになった。
乙骨は先にスタジアムの方へ向かっていく。
名前は、一般人と一緒にゆっくり歩いていく。
もちろん女の子と手を繋ぎながら。
『この辺りで待ちましょう』
スタジアムへ向かう途中の高架下のトンネルに入り、隠れるように乙骨を待つ。
術師に危険が及んでいるからか、式神は激しく動き始める。巨大な式神が動けば地響きがしていた。
その時
ザフッ
『・・・憂太くんが勝った』
式神が消えていく。
乙骨が術師を倒したようだった。
名前は、コガネを呼び術師のリストを出した。
『ドゥルブって人を倒したんだね』
あと高得点の術師は3人。協力できる人間であれば点をいただきたいところだ。
乙骨が帰ってくる。点を譲ってもらえるタイプではなかったから5点だけ、と名前に話す。
『大丈夫、戦闘たくさん任せてごめんね、後で呪力渡すよ』
憂「ありがとう、みなさん、もう出てきて大丈夫ですよ。
このまま北上して結界の縁を目指しましょう」
しかし、乙骨と名前は全員かなり消耗していることに気づく。
憂「少し休憩しましょう。スタジアムは今倒したとても強い術師の縄張りでした。まだ暫く誰も迂闊には近づかないと思います」
その時、
『!憂太くん、何か迫ってる』
大量の何かが勢い良く近づいていることに気づく。
耳を澄ますと何かが動き回る音が響いている。
憂「みなさん走ってスタジアムの中へ」
『急いで!』
目の前からは何か黒い小さいものが集まり、波のように押し寄せていた。
それから逃げている2人の男性。1人は既に黒い波に飲まれかけている。
「たっっ、助け」
『朱雀っ』
ドウッ
人を避け、朱雀の炎をその波に向け放つ。
その間に乙骨は助けられそうな1人の男性のもとへ急いだ。
ギチュギチュギチュギチュ!
しかし、助ける直前に乙骨も黒いものの波に脚を取られ一緒に流されていく。
『(あれってもしかして・・・)』
後退しながら近くを飛んでいる黒い物体を落としていた名前は眉間にシワを寄せる。
黒い波の正体はゴキブリだった。
乙骨は呪力で身体を守っていたようだが、逃げていた男性は身体をゴキブリに蝕まれ骨になっていた。
そしてゴキブリの波が乙骨を弾くと、スタジアムに向かった一般人や名前のもとへ向かっていく。
波がトンネルに入ったとき、乙骨はリカを呼びトンネルを崩壊させた。
『こっちは任せて!』
潰しきれず向かってきた波に広範囲に炎の波をぶつけると、トンネルからもうゴキブリは出てこなかった。
反対側も乙骨が強力な呪力をぶつけ、波を消していた。
『みなさん私のバリアから出ないで下さい!』
そう言って一般人の集まりにバリアを張ると、乙骨のもとへ向かう。