第38話
夢小説設定
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憂「“動くな”」
ガチッ
「!?」
突然身体が固まる男。
名前は一度男を突き飛ばし、
『朱雀!』
一瞬で朱雀の剣を作り出す。
そして
グインッ
ザシュッ
男が名前に磁力でくっつこうと近づいてくる。
そこをめがけて朱雀の剣を投げつけた。
腹部を貫通する剣。
『っわあ!』
男は腹部と口から血を流し術式が解かれるが、勢いはそのままだったため名前の所に飛び込んでくる。
巨漢が力無くぶつかり、名前は潰されてしまった。
「はっ・・・・ぐぅ・・・・」
もう虫の息だろう。
『・・・羂索は私たちが倒すよ。
でも、貴方の復讐を手伝うわけじゃない。
貴方もその女の人に嫌われることしてたんじゃないかな?』
「そ・・・ん、な・・・」
『だって、私のこと“女”ってしか言わなかったじゃん』
名前を聞かれず“女”呼ばわりだけされたり、自分の名前も伝えていなかった。
もしかしたら羂索の件もこの人の独りよがりだったのかもしれない。
「・・・名は?」
『名前』
「・・・・いい、名前・・・だ」
ポンッ
コ「5点が追加されました」
『・・・』
憂「名前ちゃん、大丈夫!?」
男の下から這い出ると、乙骨が手を伸ばしてきたためその手を取り、立ち上がる。
『大丈夫。ありがと、言いたいことわかってくれて』
名前がジェスチャーで伝えたのは、狗巻家の呪印の形。呪言で止めるか放すかしてほしいと言っていたのだ。
『ごめんね、リカちゃんも出させちゃって』
リカと接続しなければ模倣の術式は使えない。
しかもリカは5分間のみと制限がある。
憂「大丈夫だよ、あまり呪力を消費しなければすぐに回復するし」
『後で呪力渡すね、とりあえず人がいないところに行って話そう』
時刻はもう夕方。
2人はビルの中に入り、ここまでのことを共有した。
名前は15点、乙骨は20点だということだった。
『死滅回游の泳者って変な人ばっかりなのかな?』
まぁ、現代の呪術師も変わり者が多い。
昔の術師も変わり無いのだろう。
憂「名前ちゃんが引き寄せてるんじゃない?
僕のとこは殺されても文句が言えないような悪い人たちだったけどここまでじゃなかったよ」
『むぅ・・・』
口を尖らせる名前を見ると、顔や身体に小さい傷がたくさんあることに気づく。
憂「結構怪我した?」
『ん?あー、切り傷ね。浅いのが多数って感じ』
「何で言わないの」と静かに怒られ、反転術式で治療してもらう。
『ありがとー、代わりに呪力を授けましょう』
憂「何キャラなの」
殺し合いのゲームを進めていくのに仲間の存在は有り難かった。戦力的な面でも精神的な面でも。
やはり呪霊と違い、今は殺人をしている。
悪人を選んでいるとはいえ辛いものがある。
早めに伏黒が提案したルールを追加したいと願っていた。
『少し休もうか』
憂「うん」
2人は座って順に仮眠を取ったり休憩したりして過ごした。