第37話
夢小説設定
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ブォオッ
巨大な炎の渦がヤマノに向かっていく。
しかし、
ズアッ・・・
ヤマノの周りの炎が消えていく。
『・・・・全部、斬撃』
ヤ「正解。自分の周りの空間と身体を好きに刃に変えられるの」
炎が消されるとき、何度も斬られた筋が見えた。
ヤマノの周りの空間全てに斬撃が纏ってあり、炎を斬ったのだ。
ヤ「綺麗な薔薇には棘・・・は無いけど、近づくと怪我するわよ」
『・・・』
ヤ「降参?あんたはバリアと炎が使えるみたいだけど、私には届かないわ」
ヤマノに見せた術式は玄武と朱雀。
きっと1つを高火力で出しても、斬撃に止められる。
初見の技、組み合わせで決めなければならないだろう。
幸い、まだ術式と目の色の関連には気づかれていない。
『玄武』
自分の周りにバリアを張り、ヤマノに向かってみる。
ギギギギギギ
バリアと斬撃がぶつかり合う音が聞こえる。
呪力を込めても互角の押し合いのままだ。
ヤ「これが“矛盾”ってやつ?強い矛と盾、どっちが勝つかってことかしら」
『ははっ、そうかもしれないですね』
『“盾”ね・・・』と小さく呟き、先ほど着地した場所をチラッとみる。
そこは窪みになっていた。
このままでは埒が明かないため一度離れ、玄武を解く。
ヤ「あら?我慢比べはもうおしまい?」
『ええ。やる必要ありませんから。盾はもういらないです』
ヤ「クソガキが!」
勢い良く向かってくるヤマノ。
ブアッ!
炎の壁を作り、ヤマノを迎える。
ヒュオッ
ヤマノの周りを囲う斬撃と腕の刃が炎の壁を切り裂いた。
ヤ「!?いない」
『こっち』
ヤマノが振り向くとそこに名前がおり、炎の渦を飛ばしていた。
ヤ「っ!」
再び斬撃で炎を回避するヤマノ。しかしそこにも名前はいない。
そして三度目の巨大な全方位からの炎がヤマノに向かう。
ヤ「うざい!効かないっての!!」
その時
ギャギャギャギャ!!!
上から計り知れない圧のバリアの壁がヤマノの目の前に迫っていた。
『っ・・・』
よく見るとそれは名前で、白虎で強化した脚にバリアを張り、勢い良くハンマーのように脚を振り下ろしていた。
玄武の強度を上げるため範囲を小さくしたことで、バリア以外の場所は斬撃を受け、出血している。
バリアと遠距離攻撃ができる相手が捨て身で突っ込んでくるとは思っていなかったようで、ヤマノは反応が遅れてしまった。
ヤ「は!?」
ドゴォオオオ!!!
吹き飛ぶヤマノ。近くの建物の壁にぶつかっていく。
『ったた・・・』
顔に付いた切り傷を手で押さえながら吹き飛んでいったヤマノの所へ向かう。
ヤマノは気を失っているのか術式が解かれていた。
『ごめんなさい、私も負けられないから』
バシュ・・・
玄武の光をヤマノにぶつけ、心臓辺りを斬り付けた。
ポンッ
コ「5点が追加されました」
『・・・ふぅ』
踵を返し、広い場所へ出た。
『青龍、憂太くんを探して。あ、ちゃんと憂太くんにもアピールしてね』
青龍を具現化し、乙骨を探してくるように指示する。
敵がたくさんいると予想されるため、敵を避けながら小さい龍で向かうよう伝えた。
落ち着いて状況を確認すると、いろんな場所から戦闘音が聞こえている。
高いところから様子を見ようと思い、ビルの上に登った。
『何か大きいのいるなぁ』
遠くの方に巨大な呪霊のようなものが見える。
『うーん、リカちゃんも見えない。戦ってはないのかな』
その時、青龍が呪力を飛ばし乙骨を見つけたことを教えてくれた。
『ありがと。帰っておいで』
結界内の街並みをボーッと見ている名前。
すると、
『・・・・・おっけー』
青龍が、不思議な動きをしているのを感じる。きっと誰かに見られていると合図しているのだろう。
『さて』
青龍が戻ってくる。
と同時に、誰かが名前のいるビルの屋上に上がってくる。
『こんにちは』