第36話
夢小説設定
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『ん?私は憂太くんと一緒に行こうと思ってるよ』
そう言う名前に、乙骨以外全員「いやいやいや」と首を横に振る。
名前は不服そうに否定した人たちを睨み付ける。
『何で?』
真希「結界内は何があるかわかんねぇんだぞ?もしそん時に羂索が接触してきたらとか考えろよ」
『・・・そんなことよりも、だもん』
乙骨は、名前が五条解放に必死になっていること、津美紀を助ける手伝いをしたいこと、そのためには自分で動かないと気が済まないということを理解していた。
真希「お前なぁ、自分の状況わかってんのか?」
『わかってる』
まっすぐ真希を見つめながら話す名前。
真希は名前が羂索にも宿儺にも狙われていることを言っているのだろう。
真希「お前が羂索の手に渡ったら終わりだ。
それにたとえ攫われたとしても、今の上層部はお前を“夏油に同調した”と見なして死刑にされるぞ」
『わかってるってば』
真希「いい加減現実見ろよ」
五条を助けたいのはわかるが、そのために自分や周りを危険に曝すのかと説得される。
『見てる!!現実を見てるからこその判断なの!』
真希「じゃあお前は今回は待機して安全な場所で状況を見て動くのが最善なんだよ」
『もううるさい!ダメだって言ってるでしょ!』
真希「さっきから“わかってる”とか“うるさい”とか、ちゃんと理由を話せよ」
『それはっ・・・・』
言い合いになる2人に慌てる周囲。その時乙骨が間に入った。
憂「ちょ、2人とも、落ち着いて。
真希さん、僕五条先生に言われてるんだ、名前ちゃんと一緒にいて守ってくれって。
それに・・・・名前ちゃんは死刑を免れた代わりに上層部から前線に出るよう命令されててね。だったら僕と一緒の方が安全だよ」
初耳だと言うように目を見開く一同。
五条以外の特級術師3人。九十九は天元の護衛、乙骨は回游参加、名前は結界外で待機がバランスが良いと思っていた。
しかしそうも行かないらしい。
真希「前線にって・・・マジかよ」
『うん・・・黙っててごめん』
言い合いをしていた2人は少し落ち着いたようでお互いに謝っていた。
『待機しててもきっと上層部に回游に参加することを強要される。しかも仲間もいない結界にね。
それに、宿儺の件もあるから、私は悠仁くんとは離れた方が良いからさ』
羂索と一緒で、何かあった瞬間同調したと難癖をつけられるだろう。
恵「それを考えたらやっぱり乙骨先輩と一緒が一番安全ですね」
憂「うん、任せて」
真希も納得せざるを得ず、虎杖と伏黒の話に進んだ。
虎杖と伏黒は、高専3年の秤金次の所に行くことになった。
悠「その人強いの?」
『なんかね、術式が凄いの』
憂「ムラっ気があるけど、ノッてるときは僕より強いよ」
それはナイと即座に真希に否定されていたが、秤の術式を理解している人間は秤の強さ、有用さも理解していた。
それぞれの役割が決まったため、薨星宮を出ていく。
由「名前、頼んだよ」
『はい』
九十九がニコッと笑って手を振っていたため、名前も振り返す。
隣では虎杖が脹相にお礼を述べているのを見てフフっと笑ってみんなの後に付いていった。
外に出ると、みんなで顔を見合わせた。
憂「東京から近めの仙台結界に行くよ」
悠「仙台か・・・いいとこっすよ!」
憂「虎杖くんも仙台出身なの?」
乙骨は、自分と虎杖の出身が同じということに驚いていた。さすがに出身校は違ったようだが。
『いーな、同郷の友だち』
悠「先輩も東北仲間っすよ!」
『大分大きい括りになったね』
少し東北、仙台談義で盛り上がったあと、出発の時間となった。
『じゃあ、行ってくるね』
真希「気を付けろよ」
乙骨と名前が背を向けて歩いていく。