第36話
夢小説設定
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『他の手はあるんですか?』
天「ああ」
死滅回游に参加している泳者の中に、あらゆる術式を消滅させる“天使”を名乗る千年前の術師がいるという。
恵「術式を・・・消滅させる?」
その天使の術式なら獄門疆“裏”を開門できる。
恵「そいつは今どこにいるか分かりますか?」
天「東京の東側の結界だ。それ以上の情報はない」
死滅回游は、全国に10個の結界(コロニー)を作り、それぞれが日本の人間を彼岸へ渡す境界を結ぶ結界と繋がっている。
由「北海道が入ってないのは呪術連の結界?」
天「そうだ、あの地は既に巨大な霊場として慣らしが済んでいる」
悠「さすが試される大地」
彼岸へ渡すと言うと仰々しいが、つまりは日本の人間に呪いをかけ、同化の前準備をしているとのことだった。
そしてその儀式は、2月もあれば終わるだろうと。
その情報をもとに、津美紀や参加に後ろ向きな術師を逃がすための作戦を練る。
ルール①泳者は術式覚醒後19日以内に任意の結界にて回游への参加を宣誓しなければならない。
今は11月9日午前9時
泳者の術式が覚醒したのは10月31日24時頃
津美紀が回游に参加するまでの猶予はあと10日と15時間
ルール②、①に違反した泳者からは術式を剥奪する。
きっと参加を拒否したら死ぬだろう。
乙骨たちと合流前に、真希たちが家入や伊地知と“術式の剥奪”について考察していた。
家入も脳に何か作用するものかもしれないから、剥奪されたらきっと死ぬと話していた。
真希「硝子さんの読み通りだったが、逆に私みたいなのとか術式持ってない術師はノーリスクだよな」
ルール③非泳者は結界に侵入した時点で泳者となり、死滅回游への参加を宣誓したものと見なす。
ただし、初めから結界内にいる非術師は、一度外に出る選択肢を与えられるようだ。
結界の足し引きの条件で、結界に閉じ込めるのは泳者が“自ら望んで入った”という前提が重要だと天元は言う。
ルール④泳者は他泳者の生命を絶つことで点(ポイント)を得る。
ルール⑤点は管理者(ゲームマスター)によって泳者の生命に懸けられた価値を指し、原則術師5点、非術師1点とする。
恵「管理者というのは・・・」
天「各泳者に一体ずつ憑く式神“コガネ”。
コガネも管理者ではなく“窓口”であり、管理者は死滅回游のプログラムそのものと思った方がいい」
虎杖は話に付いていけなくなってきており、困った顔をしている。
ルール⑥泳者は自身に懸けられた点数を除いた100点を消費することで、管理者と交渉し死滅回游に総則を1つ追加することができる。
『追加・・・』
由「既にあるルールを消すのは無しかな」
恵「遠回しに否定ならいけるかもしれませんね」
ルール⑦管理者は、死滅回游の永続に著しく障る場合を除き、⑥によるルール追加を認めなければならない。
脹「これアリか?」
真希「だよなぁ、判断基準がアッチ任せすぎる」
しかし管理者に優位なルールに思えるが、結界の足し引きで、ある程度公平な判断が見込めるようだ。
呪術的にこれ以上羂索に利益が片寄ることはない。
ルール⑧参加または点取得後19日以内に得点の変動が見られない場合、その泳者から術式を剥奪する。
また人を殺さなければならないのかと悲観する虎杖に、いくつか考えがあると話す伏黒。
真希「とりあえず情報は整理できたな。後はそれぞれの役割。
由基さんと脹相はここに残って天元様の護衛」
真希は、自分は禪院家に戻って呪具の回収をすると話す。
伏黒が禪院家の当主になったから漁り放題だという。
『え、ホント?』
恵「・・・ホントです」
真希「憂太は?」
憂「僕は早速結界に入って回游に参加するよ。津美紀さんや伏黒くんたちが回游に参加する前に少しでも情報を集めたい。
結界で電波が断たれるかもしれないから、暫く連絡とれないかも」
そこまで話し、虎杖と目が合うとお互いに「あ」と何かに気づき考え込む。
乙骨が虎杖の近くにいた方が伏黒は安全だが、戦力的には分かれた方が効率が良いと思っていた。
恵「言ってる場合か。大丈夫だ」
虎杖の胸をドンと叩く伏黒。「その時は俺が死んだあとしっかり殺してもらえ」と話す。
悠「名前先輩も宿儺に狙われてるけどどうするんスか?」
『ん?私は憂太くんと一緒に行こうと思ってるよ』