第32話
夢小説設定
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少し離れたところでは、パンダが虎杖にこそこそ話をしていた。
パ「一応聞くけど他人だよな?」
悠「他人どころか一回殺されかけてるよ」
パ「東堂といい、ヤバいフェロモンでも出てるんじゃないのか?」
変な人に懐かれるフェロモンでも出ているのかもしれない。
『ちなみに、私の毒はあの人のせい』
名前が戦闘不能になったことでかなりの戦力が削られている。
パ「・・・余計にあいつの立場がわからなくなったな」
『・・・どっち側でも、良かったのかもね』
しかし、脹相の登場で場が乱れ体勢も立て直せた。
パ「まだ2機残ってる俺が前に出る」
『私も少しなら、行けるよ』
加「お前は下がっていろ。回復していないのだろう」
『え、ちょ』
加茂、虎杖、パンダは走って夏油のもとへ行く。全員でかかれば隙ができて獄門疆を奪い取れるのではないかと。
その時
ぞぞぞぞぞ
『!!朱雀っ』
ゴォォオオ!!
悠「あつっ!」
強い呪力、冷気を感じ鳥肌が立つ。
名前は咄嗟に朱雀を出し、仲間の前に炎の壁を作った。
裏「氷凝呪法“霜凪”」
フッ
ゴォォオ
ジュゥゥウウ・・・
『っ!』
ガクッ
『はぁっ・・・はっ・・!』
名前の炎の壁が消えるまで氷が作り続けられた。
高威力の氷に抵抗していた名前が毒や呪力切れで膝を付いた瞬間
ガギィイン
仲間が皆氷に飲まれた。
『み、んなっ』
傑「殺すなよ、伝達役は必要だ。
あと、そこの苗字名前も殺すな、連れていく」
夏油は「待たせたね」と言って氷浸けになった脹相らの横を通り名前のもとへ向かおうとする。
『くっ・・・』
バキィ
『!?』
虎杖が目の前を横切り、脹相の氷を割って助け出した。宿儺の力か裏梅の意思なのか、虎杖だけ氷結が甘かったのだ。
悠「味方でいいんだな!?」
虎杖が脹相に確認すると違うと即答される。
脹「俺はお兄ちゃんだ」
悠「真面目にやってくんねーかなぁ!!」
脹「とりあえず1回呼んでみてくれないか?お兄ちゃんと」
そこへ西宮が箒に乗って“鎌異断”を夏油と裏梅に向かって飛ばすが、裏梅に素手で弾かれ夏油も余裕でかわした。
桃「虎杖くん!今動けるのは私たちだけ!
歌姫先生の準備ができるまで時間を稼ぐよ!
絶対に名前は連れていかせない!!」
裏「伝達役なんて、虎杖悠仁1人で事足りるでしょう!!
氷凝呪法“直瀑”!!!」
バキ
バキ
バキィ
虎杖、西宮、脹相は一瞬で凍らされる。
さらに
キィィイイ
頭上から氷の塊を落とされ、死を覚悟した。
しかし、氷の塊は自分達を避け、落下した。
そして虎杖たちの目の前には
「久しぶりだね、夏油くん。
あの時の答えを聞かせてもらおうか。
どんな女が好みだい?」
投げキッスをしながら問う九十九由基がいた。
『由基さん・・・』
傑「九十九由基!!」