第26話
夢小説設定
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五条との会話を終わらせ、一緒に虎杖の所へ向かう名前。
当然虎杖にも「俺で良いの!?大丈夫!?」と心配されたが、大丈夫だと押し通した。
しかし、名前と虎杖の会話を聞いていた伏黒と釘崎が会話に入ってくる。
恵「名前さんってホント自分のことわかってないですよね」
『ん?失礼だぞ恵くん?』
どういうことだ。
なぜ今その話が出るのだろうか。虎杖と自分の実力では危険だとでも言うのか。
野「いや、それに関しては私も同感です。
良いですか!?名前さんはモテるんです!」
『え?』
ビシッと名前の目の前に物凄い剣幕で人差し指を差し出す釘崎に若干引く。
野「なぜなら名前さんは可愛いから!優しいから!そして守りたくなるから!」
『私が基本守る立場だよ?玄武あるし、特級だし』
眉間にシワを寄せ、名前は“バカにしないでくれる?”と頬を膨らませた。
野「・・・・五条先生?」
名前への教育はどうなっているんだとジト目で五条を見る釘崎。
悟「こういうとこ、困ってんだよね」
『は?』
初めて五条に同情した1年生3人だった。
ーーー
青森に向かう新幹線の中、虎杖はお弁当を3つほど買って食べていた。
名前が『よく食べるなぁ』と思いながら見ていると
悠「何で俺なんすか?伏黒とか先輩とかじゃなくて良かったの?
前だって迷惑かけちゃったし」
『ん?あー、なんとなく?
私だって悠仁くんの実力買ってるんだからね』
こんなところで、しかも任務も終わっていない時に宿儺の話を出したらきっと虎杖は任務に集中できなくなる。
もし宿儺に代われるのであれば任務後が良いだろう。
隣で弁当を食べながら虎杖は「期待されてる・・・」と喜び震えていた。
新幹線内、満腹になった虎杖と日々の任務で疲れが溜まっていた名前は休息をとっていた。
『すー・・・すー・・・』
宿「・・・・」
名前の寝顔を、虎杖の頬から目を出し見ていた宿儺だった。
ーーー
新幹線を下り、さらにローカル線に乗り換えてしばらくすると寂れた駅についた。
『わぁ、久しぶりに来た』
悠「だいぶ辺鄙な所っすね」
『何言ってんの。ここからまだ移動するよ』
周りは木々で埋め尽くされており、ここから30分くらい歩いたところに集落の跡地がある。
悠「ほぇー、ここが名前先輩の実家、に繋がる森」
『跡地ね。見たら多分ビックリするから』
山道を登りながら話をしている。
補助監督はヒーヒー言いながら歩いていた。
『ふぅ、この辺からかな。そろそろ帳お願いします。』
補助監督「は、はい。ご武運を」
補助監督は帳を下ろす。
帳が下りたのを確認すると、一度虎杖と目を合わせ、集落の中に向かっていく。
悠「え、家既にボロボロじゃん」
虎杖は、ボロボロになって倒壊している家を見て驚いていた。
『だから言ったでしょ、ビックリするって』
悠「いや、ここまでとは・・・ただの寂れた場所を想像してたんで」
虎杖は、廃村だと思っていたようだった。しかし、どう考えてもただ空き家が古びて崩れた感じではない。
爪痕も残っている。
『・・・呪霊に襲われたの』
悠「は?」
『苗字家は強い呪力を持ってるからって、消されそうになったんだ』
虎杖は眉間にシワを寄せ、険しい顔をしていた。
呪術界の闇を知りすぎるのは良くない。禪院家と加茂家のことは言わないでおいた。
『・・・話は後ね、呪霊が出てきた』
木の上、木の裏からこちらを覗くたくさんの呪霊。
『いっぱいいるけどどれも低級だね』
悠「うっし!一丁やりますか!」
『(灰にはしたくないな・・・)』
名前は、朱雀で一網打尽にすることも考えたが、大切な場所が灰になるのは嫌だと思い、白虎を出して強化した手足で戦っていく。