第30話
夢小説設定
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悟「名前!!」
何が狙いなのだ。
呪霊や改造人間が落ちてくるならまだしも、ただの人間が名前の上に落ちてもダメージは少ない。
考える間もなく真人、漏瑚、脹相が襲いかかっていた。
五条は、目の前の呪霊をすぐに祓って名前の所へ向かおうと真人らを睨み付けた。
ドドドドド
身体が動かず上から落下している人をただ呆然と見るしかない名前。
その瞬間
グイッ
『!』
名前は何者かによってホームの奥に引きずり込まれた。
『呪霊・・・?』
名前を引っ張っているのは呪霊だった。
逃れようとするが依然毒が回っており身体が思うように動かなかった。
そして呪霊が止まる。
『どこ、ここ・・・
え・・・・・』
顔を上げると、そこにいたのは
「やぁ」
『・・・・傑、さん・・・』
去年五条が殺めたはずの夏油傑がいた。
傑「1年ぶりくらいかな?」
『傑さんの真似をした呪霊?』
まず考えたのは呪霊や呪詛師が夏油の形になっているということだった。
五条や名前を狙うのであれば、親友や恩人である夏油の見た目になって隙を作るという作戦は考えつくだろう。
傑「何を言っているんだい?ほら、呪霊操術だって使えるさ」
夏油はニッコリと笑って呪霊を数体出し、操ってみせる。
しかし名前は信じない。
いや、もうこの男が夏油ではないことを確信していた。
『・・・違う』
傑「違わないさ」
『違うっ・・・』
数秒睨み合った後、夏油はため息をつく。
傑「はぁ。面倒だ、まずは連れていこう。
名前、君は五条悟を封印した後我々の仲間になるんだ」
『え、封印・・・?仲間?何、言って・・・
っ!?』
その時、名前の身体が、先ほど名前をここまで連れてきた3メートル程の大きさの呪霊に絡め取られ手足が飲み込まれる。
その時、五条が領域展開をした。
その時間は0.2秒だったが領域に入ってしまった者は約半年分の情報が頭の中で流れ、立ったまま失神していた。
呪霊が起きる前に改造人間を薙ぎ倒していく。
名前と夏油は範囲外にいたため無量空処の影響を受けず、そのまま五条のもとへ向かう。
『悟っんん!!?』
傑「油断も隙もないな。大人しくしていてくれ、すぐ終わるよ」
五条に危険を知らせようと声を上げようとすると呪霊に口を塞がれる。
『っ・・・(ダメ、か)』
動かない身体を無理に動かして回復が遅れるのは避けたい。なるべく早く回復し戦うために名前は呪霊に身体を預ける。
傑「・・・賢明な判断だね。まぁ、身体が動くようになる頃には君はもう僕のものになってるけど」
夏油が名前に話している間、肉がちぎれる音が響いていた。
夏油と名前を連れた呪霊が歩いていくと、どんどんその音が近づいてくる。
そして、音が消えた。
五条が周りの者が気絶している間の299秒で改造人間1000体を鏖殺したのだ。
さすがに息を切らしている五条。
その五条の目の前にサイコロ状の何かが投げつけられる。
傑「獄門疆、開門」