第29話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
渋谷に到着すると、帳の外は一般人はほとんどいなかった。
補助監督らが避難させてくれたようだ。
『青龍、もう戻っておいで』
夜蛾と五条が補助監督らの話を聞いているうちに、青龍の持ってきた情報を整理する。
青龍が名前の中に戻ると頭の中で見てきたものが再生される。
便利だが目を閉じる必要もあるため、索敵に集中するときにしか使えない。
『(中は人でいっぱい。青龍が入れるってことは術師は拒まれてない・・・
駅の中、呪霊がうじゃうじゃいるなぁ・・・。でもホームは誰もいないのか。
・・・え?)』
夜蛾、五条、名前はタイミング良く目を合わせる。
『夜蛾さん!』
夜「ああ、俺たちも今報告を受けた」
“帳”の中に閉じ込められた一般人は
「五条悟と苗字名前を連れてこい」
と怒鳴っていた。
悟「狙いは僕と名前か」
『フォローに回るの無理でした。でも確定しましたね、交流会の時と集落の任務の時の敵と同じ勢力でしょうね』
夜「悟、名前、2人に任せていいか?」
絶対に2人だけで“帳”の中に来いと言われているわけではない。
しかし、最強の五条、そしてほぼ相棒のようになっている名前以外が入れば足手まといになりかねない。
術師の犠牲を減らすために五条と名前2人だけで帳の中に入ることになった。
『悟、行こう』
悟「そうだね、パパっと行ってこよう」
2人は足早に“帳”の中へ向かった。
トプッ
ドッ
悟「あ、ごめん」
『青龍で見たときよりも生で見た方が人が多く感じるね』
“帳”に入ると仮装した人たちがひしめき合っている。
キョロキョロしながら歩く2人。
『駅のホームらへんは誰もいなかったから、きっとそこ』
駅の中に入るとさらに人がごった返している。
2人は高いところからそれを見下ろす。
悟「こりゃひどい」
『もう一枚“帳”が下りてるね。非術師が閉じ込められてる』
悟「うん、名前、人の上歩くから手、貸して」
通路は非術師だらけで脚の踏み場もない。もし降り立つことが出来ても歩くことは困難だろう。
五条の術式で人と自分達の間の無限を踏みながら、頭に触れないように歩いた。
悟「ほい、失礼」
『ごめんなさいっ』
周りの人が驚いて2人を見ている。
悟「ほいっ」
東京メトロ副都心線のホームの上まで来ると2人は止まった。
『この下だね』
悟「うん。何となく狙いはわかったかな。
乗ってやるよ」
『私は?玄武?』
悟「そうだね、できるだけ一般人の保護をお願い。」
周りの非術師たちは五条が力を存分に出せないための罠であった。
作戦会議を終えると、線路に降り立つ。
悟「クックックッ、準備バッチリってわけだ」
『あの呪霊は・・・』
線路の奥には、漏瑚、木の呪霊“花御”、呪胎九相図“脹相”がいた。
悟「これで負けたら言い訳できないよ?」
漏「貴様こそ、初めての言い訳は考えてきたか?」
その時、
ザザザザ・・・
パキキ・・・
2人が下りてきた吹き抜けやエスカレーターに続く道を木で封鎖される。
悟「んなことしなくたって逃げないよ」
『私たちが逃げたら、ここの人たちみんな殺しちゃうってとこでしょ?』
もう玄武出しちゃうよ、と目を灰色にし手をかざす。
悟「そうなんだろ?だから来てやったんですけど」
「あの3人何喋ってんだ?」
「いや5人だろ」
「?」
漏「逃げたら・・・か。回答は」
『!』
嫌な予感がし、名前はホームに長いバリアを張った。
漏「逃げずとも、だ」