第26話
夢小説設定
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10月上旬
真希「名前よぉ、最近バカ目隠しとどうなんだよ」
『え?別に、変わらないよ』
パ「変わらずラブラブってことか」
棘「明太子」
2年生の教室では、4人が雑談を楽しんでいた。
話のタネは名前と五条のこと。
『まぁ、昔から一緒だから今さら何が変わるのかって話だけどね。』
真希がいつから一緒なのか聞いてきたため4歳からと言うと驚かれた。
パ「しかもあれだろ?高専入学前は五条家に住んでたんだろ?」
『うん。ちっちゃい頃は当たり前のように一緒に寝てたし』
真希「マジでどういう関係だったんだよ」
真希は困惑しながら聞いてきた。
そんな真希に苦笑いするしかなかった。
棘「ツナマヨ」
『恩人。助けてもらったんだ。悟がいなかったら、私はどうなってたんだろう』
ずっと封印されたままだったのだろうか。
懐かしむような顔で話す名前を、3人は見つめた。
名前の過去について、知りたいとは思っているが名前が自分から言わない限りは詮索しないでいようと考えていた。
そこへ
ガラッ
日「おい、苗字、任務だ。補助監督から説明があるから会議室まで行ってこい」
2年の担任である日下部が入ってきて名前に話しかける。名前も最近任務を入れられることが多かったため、すぐに受け入れ返事をしていた。
『はーい、行ってきまーす』
パ「行ってらっしゃーい」
真希「気を付けろよ」
棘「高菜」
名前は3人に手を振り会議室まで行く。
中には補助監督と五条がいた。
五条は補助監督の胸ぐらを掴んで睨んでいる。
『えっと、どういう状況?』
悟「っ・・・名前。」
珍しく余裕が無さそうな表情の五条。
どうどう、と補助監督を放してあげるように話す。
五条は不満げにしながらも名前に体を押され、補助監督から離れた。
『任務があるって日下部先生に聞いたけど、それ関連?』
悟「そう」
補助監督「・・・名前さんには呪霊を祓う依頼が出てます。」
その任務の何が問題なのだろうかと考える名前。
特級レベルの呪霊がうじゃうじゃいるのだろうか。
補助監督「それが、青森の・・・苗字一族が暮らしていた集落の跡地でして」
『え・・・』
固まる名前。
悟「ふざけてるよね」
10年以上前に幸せに暮らしていた集落。
全てを無くした場所。
そこに呪霊がたくさん発生したという話だった。
悟「上層部かな。それとも呪詛師かな。
どちらにせよ気分が悪い」
きっと名前を狙った誰かなのだろうという話になるが、誰であろうと指名された以上任務に行かないわけにいかない。
悟「しかも僕はこれから西の方に出張。同行できないんだよね」
タイミングが悪すぎて分かりやすすぎるという話をしていた。
『私は大丈夫。別に狙われていようが何だろうが呪霊を祓えばOKでしょ。
帰省だと思って楽しんでくるよ』
悟「誰と一緒に行くかは選びなよ。
冥さんとか、七海とかは?学生なら棘とかかな」
1人での行動は避けるように言われている。
誰かと一緒に行かなければならないため、パッと頭に浮かんだ人の名前を呼んだ。
『・・・悠仁くんと一緒に行きたい』
五条は、予想外の人物の名前を出したからか目を見開き名前に詰め寄る。
悟「は!?お前宿儺に何て言われてたか覚えてる!?
悠仁が宿儺に乗っ取られて何かあったらどうするの」
以前宿儺には五条を殺して名前を奪うと言われていた。五条がいないところで何をされるか分かったものではない。
『宿儺と、話したい気持ちもある。苗字家のことを知ってるかもしれないから。
大丈夫、多分殺されはしない』
まっすぐ五条を見つめて言う名前に、五条は何も言えなくなった。
悟「わかった。でも何かあったら絶対に僕に報告。30分に1回電話して」
『ちゃんと仕事して』
悟「ちぇー。でもホントに名前に何かあったら僕は生きていけないかも」
『わかってるよ』
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