第2話 情報収集
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ーー
所変わってKJアート前のビルの屋上
3人でドローンを操作しながら、村瀬を探していると、最上階にその姿が見えた。
ただ正面から事務所に入ったとしても門前払いが関の山だろうと思い、他の策を考える。
八「ビルのメンテナンスとかの業者に変装して入り込むのは?」
『いいんじゃない?』
海「ただ、ビルん中に入ってく理由がいる。そいつはどうする?」
何か無いかと辺りを見回していると、室外機に目を付ける八神。壊れるのを待つのか?という海藤に
八「壊れてなければ壊しにいけばいい」
海「冴えてるじゃねーか。お前、本当にター坊か?」
『(野蛮人・・・)』
抗議しても聞く人たちではないし、他に方法も思い付かないので結局八神が壊しにいくことに。
見事に蹴りで室外機を壊している様子が見え、
『探偵と犯罪者って、紙一重だよね。我ながらいい壊しっぷりだー、とか思ってそう』
海「ま、今さらだろ?あいつは根っからのチンピラだからな」
呆れて盛大ななため息を吐きつつ八神と合流する。
八神は作業着を着て事務所へ向かった。
村瀬のところに着くと、ケンカにはなったものの羽村のアリバイが証明されるような証言を得ることができた。
次はまた羽村との接見。
帰って来た八神曰く、羽村は何か隠しているとのこと。
『思ったより根が深そうだね、この事件。』
八「ああ。もう少し材料が欲しい」
と言うと、海藤は綾部という警察の情報を流してくれる汚職刑事もとい情報屋とコネがあるという。
テンダーによくいるらしく、そこのマスターに話を聞きに行くことになった。
八「海藤さんと名前ちゃんは事務所で待機ね、ここからは1人で行ってくる」
『はーい』
海「おう、何かあったら電話しろよ」
八「わかってるよ」
八神が事務所を出て、2人で静かにスマホを弄ったりタバコを吸ったりしていると
海「名前ちゃんよぉ」
『ん?』
海藤が話しかけてきたためスマホから目を離し、顔を向ける名前
海「最近寝れてるか?殺人事件の話ばかりだから、フラッシュバックとかしてんじゃねーかなと思ってよ」
『あー・・・まぁ大丈夫。ちょっとずつ慣れてきたから』
瞬間記憶能力がある名前は、事件現場の写真や映像を一瞬で覚えてしまうため、悲惨な現場でも鮮明に覚え、思い出してしまうこともある。
海「後は俺とター坊でやるから、名前ちゃんは帰って休みな。ター坊には俺が言っとくから」
『・・・うん、ありがとう』
名前は素直に帰ることにした。実際事件の写真を間近で見て、寝るときに思い出してしまっていたのだ。
名前帰宅後ー
~♪~♪
綾部に会うために出ていた八神から電話が来る。
綾部には会えなかったようだが事件の時間帯に羽村に殴られたというホストに会いに行くとのことだった。
海「あ、それと、名前ちゃんは帰ってもらったから。」
八「サンキュー海藤さん。最近疲れが溜まってたみたいだったから。外回りを少なくしてもやっぱり精神的にきてるだろうからね」
殴られたホストに会った後は2人でその現場の監視カメラ等を確認した。
カメラに羽村がホストを殴ってサウナ御殿に向かう様子が写っていれば、アリバイが証明できるかもしれない。
裁判まで後僅か、モグラと名付けた真犯人を捕まえるために、羽村の無実を証明できるのかー・・・
2話 終